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作詞したもの(ヒロ)

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2019年10月の記事一覧

【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

放課後の教室は

なんだかちょっと特別で

素直な気持ちと

涙が零れて困るな

君の伸ばした手は

僕に触れることはなく

そっと握られて

君のもとへ戻っていった

僕が急に泣き出すから

きっと驚かせちゃったね

でも困りながらも僕に

手を伸ばしてくれる君だから

今ここにいてほしいんだ

涙で滲む視界

不思議と見える君の顔

言葉を探して

動く口をずっと見てたい

何も言わなくていい

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

手の中の端末に

雨粒がひとつ

落ちて初めて

今の天気に気づく

立ち止まってからどのくらい経ったのか

そんなことどうでもいいくらい

自分の心を誤魔化すことで精一杯

並ぶ無機質な文字列は

僕の反応を見ているようだった

「そんなはずない」と信じたくて

頑張ってポジティブに受け取ったけど

それは信頼関係を築けていない証だね

そう気づけるのはもう少しあと

僕の頬が引き攣る

うまく

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

電車の窓  流れる景色と

うっすら反射する自分を瞳にうつして

頭の中はさっきから同じことばかり

優しく投げかけられた言葉の意味を探してる

「あなたらしく頑張ればいい」

優しい君には僕の“らしさ”が見えてるの?

自分らしさってなんだろうって

鏡を見つめて30秒

自分のことなのにわからないや

誰かに聞くのも気恥ずかしくて

投げ出そうとした時に

何気ない周りの言葉に思わぬ手がかり

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

片付けの途中で見つけた

学生時代の古いノート

懐かしい表紙をめくると

意外と綺麗な字が並んでた

最近の字は少し甘ったれてるようで

少しだけ昔の角張った字が恋しくなる

とにかく不器用で

でも一生懸命だった

丸くなったと言えば

聞こえはいいけど

私は今、昔の私から見て

丁寧に生きているだろうか

夕焼けが部屋を包む

胸に抱いた古いノート

なりたい自分になれると

信じた私を捨

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

珍しくスッキリ目覚めた朝は

なんだかいいことがありそうな

1日の幕開けを演出するように

カーテンを両手で開けちゃいます

気持ちのいい朝日と

パンの香ばしい香り

好きな音楽で鼻歌

余った時間で髪を巻いて

くるくる変わる思考がなんだか楽しい

足元はいつも通りの慌ただしさなのに

あれ?  よく考えれば全部同じだね

こんな気持ちの毎朝ならいいのに

くすんだ鏡を磨いただけで

少し自

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【歌詞】タイトル:未定

灯りのともった駅のホーム

路線図と時刻表を見比べて

ここでまた君とは少しの間

お別れなんだと口を閉じた

長袖と半袖の入り混じる

人波の一部になって

並ぶ屋台を季節外れだねって

ついさっきまで笑ってたのにな

君の乗る電車を見送るまで

まだ君とたくさん話したいことがあるよ

だけど全部話すには時間が足りないから

また遊ぼうって願いにも似た約束を結びたいんだ

結局どうでもいいような

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