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形而上学 実践哲学の学び Vol.6

第一章 概論

6.或る存在、神、佛とは

 では、この「或る存在」、神とは佛とかは、
われわれ人間とどのような関係だろうか?
 何でもないと思うことだが、
例えば、われわれは毎朝、「目を覚まそう」と
思って目を覚ますであろうか?
 毎日、昼食で口にしたものを、
それぞれ内臓で分解して吸収し、
「一部はエネルギーに、他は細胞に」と、
変換させて行くように意図してできるであろうか?
 毎夜、眠っている時、
意識して心臓を休めたり、
肺呼吸を持続させたり出来るであろうか?
 いくら科学が進んでも、人間の力や意志、
知恵では到底、及びもつかない、
不思議な作用、仕組みの中で
バランスや調整が自然に保たれていて、
われわれは生かされているのだ。
 ある人は「自律神経の作用だから」と言うし、
また「それは自然だ」と言う。
 では、自律神経は
「何がコントロールしているのか?」という
疑問が残る。
 「自然」そのものが、
神や佛、天、主という「或る存在」であり、
自然を動かす超自然の「或る力」が、
神や佛、天、主なのだ。
 神、佛とは、
個別の物や人間の形という状態ではなく、
電波や電磁波のように宇宙全体に
無限に広がっているエネルギー(波動)である。

※自然とは
自は、おのずから、
然は、そのようにの意味。
何かの力、作用によっておのずから
そのようになっている姿が「自然」である。

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