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名刺がわりの10冊~ZOOMで読書会 その12 part1

12回目の「ZOOM読書会」。
学生時代の友人「🐰さわ」&「🐱MOTO」と 私「🐻くば」が、それぞれ自分で決めたテーマにそって選んだ本を3冊ずつ紹介してきました。

何と!今回が1周年!
「何をやっても長続きしない私たち3人が、よく1年続けられたよ」と 感慨しきり。

一周年を記念して、今回は、 「#名刺がわりの10冊」を共通テーマとして、3人それぞれが「自分の10冊」を紹介し合いました。

(シリーズものも 1冊としてカウントしています。小説だけでなく、マンガも選んでいます。)

part2 🐱MOTOの10冊は こちら   
part3 🐰さわの10冊 は こちら

過去の読書会はこちら

☆🐻くばの10冊☆

1ムンジャクンジュは毛虫じゃない 岡田淳

私を「児童文学の沼」&「岡田淳沼」に引き入れた記念の一冊。
偕成社文庫版の後書きに 岡田さん担当の編集者の方が

「岡田さんは、家に帰ってからひっそりと、白い繭のような作品を、しずかに 形づくっていくのです。」

と 書かれれていたのが印象的。


2精霊の守り人(守り人シリーズ) 上橋菜穂子

やっぱり これは はずせません。
物語、そしてファンタジーの面白さを満喫させてくれた本。
上橋さんの文章のうまさには、何度も うなってしまいます。

3れんげ荘   群ようこ

この本に出会ったのが、ちょうど退職したばかりのころだったので、「うんうん、わかるわかる」と うなずくことがたくさんありました。

4活版印刷三日月堂 ほしおさなえ

「やっぱり大切なのは、人と人のつながりなのね。」
と、強く思ったお話。

線も細く、印象も薄かった弓子が変わっていく様子が素敵。
いつか絶対行くぞ 川越!

5桜風堂物語 村山早紀

「本を愛する人」が出てくるお話は大好き。

人のつながりに力をもらい、前を向いて歩き出す月原一整。読み終えると温かい気持ちになれました。


6お探し物は図書室まで 青山美智子

「再読」することのおもしろさを教えてくれた本。

何度読んでも、同じところで泣けるし、新しい発見もあります。
心に残った言葉も たくさんあった一冊。

7本屋さんのダイアナ 柚木麻子

衝撃的だった本。

ダイアナの 金髪の理由には驚きました。
私には 子どもを金髪にする なんて受け入れられないことだったけど、「なるほど、そういう理由なんだ」と思いました。

8かはたれ 朽木祥

カッパの八寸の ひとりぼっちさに震え、
母を亡くして がんばっている麻に 切なさを覚え、
父親の悩みに ためいきをつき、
月の光の美しさに ほれぼれし、
陶芸家の 濱先生の眼力に感心し・・・・

と、語ることが たくさんある一冊です。


9ディス・イズ・ザ・デイ 津村記久子

サッカーの J2暮らしあるある
とあるJリーグチームのサポーターを 20年以上やっている私としては、よくこれだけ 取材したなあ と えらく感心した一冊。

愛すべきチーム、愛すべきサッカー、その気持ちほんとによくわかるよ。


10ゆゆのつづき 高殿方子

「これは私の物語だ」と思った本。

なぜそう思ったかは、よくわかっていないけど、高殿さんも、年を重ねたからこそできた物語、そして私も 年を重ねたからこその感想かな とも思いました。


🐰「ムンジャクンジュは毛虫じゃない」は、私も岡田淳さんを好きになったきっかけだよ。
 子どもたちが寝る前に少しずつ読み聞かせしていたんだけど、途中で長女が「ごめん、先に読んじゃった。」。続きが気になって気になってしかたがなくて、私がいない間に一人で続きを読んじゃったみたい。

🐱高殿方子さんの「ゆゆのつづき」は読んでいないけど、「時計坂の家」は読んだよ。あれも舞台は函館だったよね。

part2 🐱MOTOの10冊 6/29は こちら   
part3 🐰さわの10冊 は こちら


読んでいただき ありがとうございました。