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システムとは使う人も含めてです

最近のニュースで取り上げられている、ある悲しい出来事に対して、エンジニアとして思うことがあって、記します。

何か人為的ミスが起きると、抑止目的でシステム化される・・・ということはよくある話ですし、決して悪いことではありません。

ただ1つの弊害を除いては・・・。

手作業でやっている時は、仕事の引き継ぎなどで「どうしてそうしなければいけないのか?」という話もあるので、「やること」に対して意味があることを理解できます。

しかし、システム化されることによって「やること」が単純作業のようになってしまい、本来は1つ1つやるべき内容を、まとめてやってしまおう・・・のようなラクできる方に流されがちだったり、受動的なアクションになって、それが後々で大きな事件や事故につながることもあります。

そして、そのミスを抑止するために、またシステム化・・・システムを利用するのが「人間」である以上、堂々巡りになってしまう可能性があるということになります。

システム化で出来ることの限界はあり、システムを利用する人間を律するようなことまでは出来ません。また、システムとはITや機械だけではなく、それを使う人間も含めてのシステムなのです。

その人間が能動的なアクションを意識しない限り、大きな事件や事故は防げないのかなと思います。


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