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やりきるコトへの固執

無尽蔵に時間があり、リミットもないのであれば、ゆるっとアクションをしても問題ないんだけど、世の中にそんなものが存在するワケがない。

今まででイチバンしんどかったのは、代表取締役が不在かつ連絡が取れない状況下、残り30分というタイムリミットの中で、落ちたサーバを復旧させつつ、起きている事象を関係各所に周知させ、全国で実施されるタスクを開始させるというもの。

アクションだけでなく、幾つもの大きな判断が必要だったワケだけど、どうしてそういう判断に踏み切ったのか・・・という経緯は、今でもなかなか思い出せない。まあ、それぐらい追い込まれてたんだろうな(苦笑)

起きている事象の解決だけなら、極論だけど対処法がわかっていれば誰にでも出来ること。ただ、そこから派生する損失(金銭的な定量的なものだけでなく信頼などの定性的なものも含めて)を最小限に抑えることを念頭に置くと、わかっている対処法が全て正しいアクションとは限らず、フレキシブルなアクションを求められる。

また、トラブルの対応ができることが重要なのではなく、トラブルが起きないように、あるいは起きたとしても以前よりも早く確実に解決できるための施策を打てるか・・・・も重要で、「解決できて、めでたしめでたし」みたいな感じだと、常に後手後手に回り、損失は大きくなる。

もしかしたら、これらのコトを常に意識していたことが、解決の糸口になったのかも・・・。

おかげで多少のトラブルがあっても動じなくなったのは言うまでもないんだけど、それ以上に、有事の際にどういうアクションをとれるか・・・が、個人や組織の本当の姿が見えてくる瞬間ということも理解できた貴重な経験だったかな。

数字にコミット・・・とまではいかなくてもいいけれど、「やり切る」ということ強い気持ちとアクションをすぐに起こす・・・というマインドさえあれば、前述のようなことはごくごく当たり前のことなんだけどね。

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