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異動するときの違和感

前回で電話営業をしていたときの話は一区切りにできそうなので、今回からは異動するまでのやりとりなどを振り返ってみたいと思います。

期間としては何ヶ月もかかったけれど、内容としては少ないかも。


・突然の面談

適応障害と診断されて仕事をセーブしていた5月、「異動」についてはただぼんやりと考えているだけ、人事からは特に何も言われていませんでした。

私自身も電話から離れることで症状が落ち着いたらまた電話営業に復帰しようかと考えていたので無理もありません。

それから少し経った9月頃にかけて、異動について考えることが多くなりました。心療内科の先生からは「電話から離れれば落ち着く」と言われ、人事や上司からも異動するかどうかを秋までに決めるように言われたことがきっかけ。

「電話から離れる」ということは電話営業の部署にいる時点でかなり難しい話でした。


そんな中で突然、人事から呼び出しを受けて部屋に行くと、これまで希望したこともない部署3つの面談を受けるようにと言われました。「話を聞くだけだから」って。

個人的には、「異動するかどうか」を秋までに考えるということで、希望する異動先がなければ異動しないつもりでした。無理に仕事を変えてもただストレスがかかるだけだし、今の自分に一番良くないのはストレスだと思ったので。

話を聞くだけならと面談を受けたけれど、気付いたらこの中から異動先を決めることに。

この面談を受けた時点でもう戻れなくなっていたのかも知れない。


・猛プッシュされた経理部

3つの部署を提示された訳ですが、人事が経理部を猛プッシュしてきました。

「経理部が一番合ってると思うんだよね」

「経理部は頑張って取ってきたからぜひ話を聞いて欲しい」

経理部に言われるならまだわかりますが、「人事が」猛プッシュしてきたのです。

その時は「やけに推してくるので嫌な予感するな」ってだけでしたが、まさか現実になるとは。


・人事につかれた「嘘」

面談を受けた中で、人事から「この部署の上司は日本語があまり得意じゃないから英語で面談して」と言われたことがあります。

伝えたいことに齟齬があるといけないのでできれば日本語でやりたかったですが、それほど気にするところでもないと思ったので結局英語で面談しました。


これは後から分かることですが、その日本語が得意じゃないと言われていたひと、経理部の上司(つまり異動後の私の上司)で、普通に日本語がペラペラでした。異動後も何度も話したしチームでミーティングもしたけれど、全編英語でやったことは一度もありませんでした。あちらも英語はほとんど使いません。


つまり人事から嘘をつかれたわけですが、この嘘は果たして必要な嘘なのか?

英語力が見たくて英語で面談したいならそう言えば良いんじゃないのかな?

わざわざ嘘つかなくても、そう言われたら普通に英語で面談やりますけど。


・続いた「嘘」

これは別の部署の担当者と面談したときのこと。

3つの部署の中では最も志望度が高かったのですが、この上司に異動時期はいつになりそうか聞いたところ、「現状で空いているポジションが無いから分からない」とのことでした。

異動する可能性があるから面談を受けているはずなのに、空いているポジションが無いとはどういうことなのか。

後ほど人事に聞いてみました。

人事に「この部署に行く可能性はない」と言われたときに、いつからその可能性がないのか聞きましたが、「その質問に答える必要はない」と言われました。

確かにポジションが無いならこの部署に行く可能性はありませんから、納得しました。最初から異動先として存在していなかったんだって。

そもそも異動先としての可能性がなくなった段階でなぜ伝えないのでしょうか

これも先ほどと同じですが、無くなったなら無くなったでそう言ってくれれば、それ以外の可能性も検討します。まして第一希望だったので、最後の最後にここに異動する可能性はありませんなんて言われても、こちらが困るだけです。

仮に経理に異動させるためのカムフラージュだとしたら、非常に不快です。というか、不快でした。

こちらは真剣に検討した結果そこを希望したわけですから。


・「それをできるようになってどうしたいの?」

各部署との面談が終わると、人事との面談が組まれました。何回も。

面談を受けての希望を聞かれたわけですが、私が希望していたのは経理ではありませんでした。

経理はどの会社にも必要な仕事ではありますが、私はデータを読み取るような仕事がしたかった

自分自身、Excelなどをそれほど使いこなせていなかったので、異動先で使う仕事に就けば、勉強して使えるようになると思いました。それは今後やりたい仕事のために必要なスキルだったから

独学でも可能ですが、やっぱり生きたデータで検証するのとでは訳が違うと思いました。

そういったことを伝えましたが、人事からの答えはただ一言、

「それをできるようになってどうしたいの?」でした。

そして経理部を猛プッシュしてきたのでした。

私から言わせれば、「経理の仕事ができるようになってどうしたいの?」という感じですが、さすがに言いませんでした。受け流すだけで精一杯でしたし。


・話を聞くだけだったのに

秋が近くなると、もうこの3つ以外の選択肢は実質無くなっているように感じられました。3つのどれかに異動するか、もしくは電話を再開するか。

3つから選ぶことを実質的に求められ、そのうち最も希望していた部署は選択肢から外れたので、選択肢は2つでした。その頃には電話営業の部署から離れることは自分の中で決めていたので、異動先をどうするかが重要でした。

残された選択肢は全く希望していない契約部か、人事激推しの経理部か。

秋までに異動するかどうかを決めると思っていたらもう選択肢まで決められていたし、「最終決定権は人事にあります」なんて言われる始末。


「経理部に異動します」

もはやこう言うしかありませんでした。


すると人事が、経理部に異動することで進んでいた書類にサインするように言ってきました。

私が経理に異動することはいまさっき言ったばかりなのに、書類は予め用意されていたと言うことは、私の経理部への異動は既定路線だったのでしょう


それに異動は数日後でした。やけに急いでいると思ったら、私の前任の人が退職されると言うことで、これも合点がいきました。

「私に経理が合っている」なんて言うのは嘘で、「人が抜けちゃうからここに入れよう」が正しい認識でした。

結局のところ穴埋め人事でした。


それならそう言えば良いのに。

「経理部の人員に空きが出そうだから応募してみない?」

これで良いじゃ無いですか。


なんでわざわざポジションが空いてもいない部署と面談させて、何度も人事と面談して途中経過を報告させられて、最終的に希望もしていない部署に異動させられるのか。

もう人事のこのやり方には心底落胆しましたし、こんな人に人事権を握られた状態で仕事をしたくないと思いました。


・まとめ

ここまで人事との面談を振り返りましたが、やっぱり納得のいかないことが多いなと思います。

でも会社ってそんなもんなのかな。人事の言うことが絶対みたいな。

だとしたらちょっと社会人が向いていないのかも、という気もしました。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回はこれを一応まとめますね。必要か分からないけど。

ひろ

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