今はその段階?
これも先日相談に乗ってもらった時の話。
・少し振り返り
自分は社会人になってから、自分のやりたいことができるような最短ルートを常に考えて行動してきた。だからそのルートには関係のなさそうなところに入り込むと、できるだけ早く元に戻そうと考えてた。
元々営業よりも人と関わる仕事がしたいと思っていたから、配属希望は人事部が第一希望だったし、パートさんの勤怠管理などを行うことができると言われていた電話営業の部署に行っても、他の営業の仕事よりも従業員と関わることができると思ったので頑張ろうと思ってた。
誤解を恐れずに言うと、自分にとって営業はサブ的な仕事に過ぎなかった。営業は業務内容として理解して、ある程度の成績を出していれば個人的には満足だったし、営業成績をあげて給料が上がっても特になんとも思わなかった。
やりたいことはそれではなかったから。
お金が欲しくて仕事をしていると言うより、「自分がやりたいと思ったことをする」ために仕事をしている感じ。
正直上司よりもシステムにも商材にも詳しかったし、社内の人間関係も広かった。だから上司に余計に苛立っていたのかも知れない。
そこに後輩が入ってきて、自分と同じキャリアパスを歩みそうな人が増えた時、当初話していたパートさんの勤怠管理については立ち消えになりそうだと判断した。これは自己判断だけど。
ここまでで7ヶ月弱。
その頃には適応障害の診断も下って仕事をセーブしていたこともあるけど、これ以上この部署にいても何も経験になることはないなと思ってた。
あくまで電話営業をする正社員として、せいぜいパートさんの日々の仕事のサポートをするくらいが限度だろうと思った。
パートさんの出勤数が極端に増えるわけでもなかったので、全体の管理は今いる上司で事足りるし、「部署の拡大をするかも知れないよ?」と言ってはいたけれどそれは「現実的な将来像」というより、「可能性としてゼロではない」というニュアンスが大きかった。
そんなこと言ったらなんでも可能性はゼロではないと思うけど。
・異動しても変わらず
異動については自分の希望よりも会社の一存で決められた印象がとても強いから、もはやこちらの意思なんて関係ないような感じだけど、正直経理でも先が見えないことに変わりはなかった。
経理に関していえば、上司や先輩は何年も同じ仕事をしている人だけ。
あれだけ残業をしていても人員を増やさないことを考えると、今後も人員が増えることは考えにくかった。
経理の仕事はいくつかの段階に分けて違う人間がチェックをすることが多いので、誰かが退職しない限りは次のステップに進むことはないだろうと思ってた。
でも周りは10年単位でその仕事をしている人たちばかりだから、あと何年やれば次のステップに進めるのか、もしかしたら誰かが定年を迎えるまでキャリアが進まない可能性もあると思った。
だから経理では知識だけ蓄えることにして、昇進みたいなことは考えないようにした。
本当は異動当初に言われた、トレーニング受けて簿記の資格を取ることを考えたけど、トレーニングも無ければ次々投げられる仕事に忙殺されて勉強どころではなかった。
だから簿記の勉強も全くできていない。最近調子がいい日に少しやってみようかなとは思っているけど。
・言われたこと
先日話した元上司には、そこまでの判断が早すぎるとか、自分が希望している勤怠管理やトレーニングの仕事はある程度経験しないと進めない業務内容だって言われた。
確かに理解できる。
ろくに仕事もできないひとが上司になってなんやかんや言ってきても言葉に説得力がないし、信頼を得るにも難しい部分はあるだろうから。
自分の中で、先を想像し過ぎていたのかも知れない。
将来性がないな、とか思ったことに関しては、自分なりに考えてそういう結論に至ったわけだけど、本当にそうなるかはやってみないと分からないし、もしかしたら3年くらいやっていれば希望していたパートさんの管理とか新入社員のトレーニングとかを任せてもらうことができたかも知れない。
これは将来のことだから誰にも分からない。
これこそ「可能性はゼロではない」なんだろうけど。
入社時に「社内での異動は他部署にも可能で、配属先の部署で上を目指す以外にも道はある」と言われたけれど、実際には「経験者しか採用しないから無理」と言われたり、入社時に言っていた事と齟齬があるように感じていたから、自分の判断が間違っていたとは思っていない。
でもそれと同時に今後への教訓として、「それは今自分が考える事なのか?」という視点が足りなかったと思う。
自分の思っていた最短距離が実は間違っていて、少し遠回りでも必要なことがあるのかも知れないと思った。
・まとめ
ここまで言っても、何でもかんでも「経験だから」と仕事を押し付けるやり方には断固納得していないけど。あくまで人それぞれのペースを考えて、できる範囲で徐々に仕事をしていくのが経験を積む最低条件だという考えは変わりませんが。
なんかこうやってまとめると、言われたことを理解はしているけどあまり納得していないのかもなと自分でも思いました。
でもこの視点は間違いなく必要な視点だからこの話をしてもらえたのは「良い経験」だと思います。
今回はここまでにしようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ひろ
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