『バニラをめぐる争いがある』
バニラの需要
夏はアイスの需要が伸びる時期ですが、「本物のバニラ」を食べられることはかなり減ってきました。
理由は原料のバニラビーンズが今や高級品になっているからです。
現在日本で市販されているバニラアイスで「バニラ香料」が成分表示に記されているのは圧倒的に少数派です。
「本物のバニラ」が出回らない最大の理由は価格の高騰にあります。
その背景には世界的なオーガニックブームや中国等での需要増加や主な供給地マダガスカルでの自然災害被害などがあります。
投資家の心理
この事が投資家を引き寄せさらなる価格上昇を生んだ結果、バニラビーンズの卸売価格は過去5年間で約500%上昇し、銀の取引価格より高くなってしまいました。
らさに地方警察が盗難バニラを買い上げバニラ流通を取り仕切るケースも報告されています。
また価格高騰にともない、マダガスカルではバニラビーンズの盗難や強奪が相次いでいて「バニラ戦争」と表現されています。
希少価値
価値の本質は希少性です。
この本質は世界共通ということを「バニラ戦争」が示しています。
希少価値を意識してみると自分の人生に大きなヒントがあるかもしれません。
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