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事に敏して、言に慎む。有道に就きて正す。学を好むと謂う可きのみ。 (論語 学而第一)


(意味)

 行動は俊敏、発言は慎重、道義を体得した人に師事して批判を乞う。そうした人は学を好むと言えよう。

孔子にとっての「学」の姿勢とは

①事に敏
②言に慎
③師事して正す

①事において俊敏であること。
 一般にこれは学なのか?と迷いましたが、つまりアウトプットなのだと。インプットしたことを速やかに実践する、という解釈をしました。

 次の記事に書きましたが、人は生まれたばかりは差異が殆ど無いものだが、後天的に学び成長することで大きな差がつきます。アウトプットを習慣化することでどんどん学び成長したいものです。



②言に慎
 何でもペラペラと喋らない、「学びて思い、思いて学ぶ」自分の中でこれを繰り返し咀嚼する。軽い便説を好まない孔子の姿勢がうかがえます。


③師事して正す
 一度体得したと思われる考え方や行動も有識者に批判を乞い、軌道修正するというように謙虚な姿勢でいることが求められます。

まとめ

 こうして眺めると、孔子の「学」とは机上で覚えるだけではなく行動して体得し、時に省みて、深く自らに浸透させていくという生き様そのものなのだ、と言えますね。

(参考)

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