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演劇系大学の実態

こんにちは!渡部寛隆です。

noteでは「戦略的に芸能界を生き抜く」 ことを中心に書いていて

俳優やモデル 業界に興味がある10~20代の男女
その親御さんに読んでいただければと思います。
面白かったらフォローやハートボタンを押してくれると嬉しいです。

今回のテーマは

演劇系大学の実態

についての講義です。

そして

・芸能界に進みたいけど、大学もちゃんと通いたい
・大学でお芝居が学べるって聞いたことがある
・周りに大学で演劇をやっていた人がいるけどいまいちよく分からない

こんな方へ向けた記事になります。

最後まで読めばあなたの選択肢(特に高校生)が増えることは間違いないです。

最後までよろしくお願いします!


1.そもそも演劇系大学とは?

演劇系大学という言葉が造語に近いのですが
ここではお芝居やダンス等
芸を学び、披露することによって単位が得られる
大学のことを指します。

有名どころでいうと
(順番は知名度に関係ありません)

・日本大学(芸術学部)
・多摩美術大学
・玉川大学(芸術学部)
・桜美林大学(芸術文化学群)
・桐朋学園芸術短期大学
・大阪芸術大学
・尚美学園大学
・日本映画大学

こんなところでしょうか。
大学ことにカリキュラムは異なりますが
「お芝居」を学ぶことができます。


2.日本大学芸術学部から探る


そんな私は日本大学芸術学部でした。
(通称:日芸)

正式に言うと

日本大学芸術学部演劇学科演出コース

なんですが

よく分からない、ですよね。

簡単にいうと

演劇を学ぶところで、特に演出について学んだよ。

ってことです。

日芸は他にも映画制作、テレビ、ラジオ制作を学ぶ学科
それに基づく俳優・演技コースもあります。

私も演技の授業をとっていました!

そして俳優として大学の舞台に出演したこともあります!

じゃあ!!!!
俳優になれるじゃん!!!!!
芸能人への近道だ!!!

と思った方。

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日芸のカリキュラムをご覧ください。


<演劇学科演技コース>

演者に必要な基本的理論、舞台表現方法、そして技術を身につけます。また総合実習や上演実習、演技実習などの各実習を通じて、体験と修練を重ねます。

<映画学科演技コース>

映画俳優の育成をめざして、実践的なカリキュラムを用意しています。1・2年次には発声など演技の基礎訓練、音楽・日舞・洋舞などによる身体表現、感情表現などを通して、演じるために必要な基礎力を育成します。「監督」「撮影・録音」コースと実習作品/卒業制作などを制作することで、映像制作に関する知識や現場への理解を深め、脚本の読み取りから、役づくり、撮影やアフレコ作業といったさまざまな制作過程や、演技者としての日常訓練の方法を習得していき、映画人として必要なバイタリティーや体力、精神力を身につけていきます。


つまり

超噛み砕いてかんたんに言うと

俳優になるための練習、体験、訓練はできるよ!

ってこと。

なるための練習、体験、訓練……

え、じゃあいつ俳優になれるの?

もうお気づきですね。

演劇系大学では俳優や芸能人にはなれません。

授業を受けているだけだと

練習、体験、訓練のみ

になります。

なんだよ!!!
芸能人になれないのかよ!

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残念ながら大学は

俳優になれます!芸能人になれます!

なんて一言も言ってないんです。


3.授業料が高い

先ほど挙げた大学はほとんどが私立なので
授業料が高いです。

日芸だと4年間で

600万円以上

かかります。

授業料だけですよ。

これ以外に家賃、交通費、交際費、飲み会代とかがかかる訳です。

私は親も頼って、バイトもして、奨学金も借りました。

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・600万円以上かけて

・18〜22歳の若い時期に

・練習、体験、訓練だけしかできない

果たしてメリットある…?


3.演劇系大学のメリット

ようやくやってきました。

演劇系大学のメリットなんじゃい!
のコーナーです。

お待たせしました。

結論からお伝えします。

演劇系大学のメリットは

①周りにスタッフ希望の人がいる
②自分から動けば芸能人にもなれる
③途中で考えが変わってもOK

これじゃい!


はい。これです。

詳しく解説しますね。

周りにスタッフ希望の人がいる

先ほど挙げた大学の共通点として
スタッフ希望の人も同じ学び舎にいるってことです。

これ、めちゃくちゃ大きいですよ。

だって、将来のプロデューサーやクライアント
つまりあなたを起用する側の人間が近くにいるってことなんです。

いやいや〜
すぐに同世代の人がプロデューサーになれる訳ない〜
って言ってる人!

甘い。

だから君は芸能人になれないんだ!


います。
卒業してすぐにプロデューサーになる人山ほどいます。

私の同期でも大学を卒業して数年で

・某大手芸能事務所で映画制作チームのプロデューサー
・大手演劇制作会社で1億円規模の公演のプロデューサー

になった人もいました。

私も大学仲間や知り合いからお仕事の依頼がきたり
お仕事を振ったりしています。

大学仲間が仕事仲間になる

そういう可能性を大いに秘めています。

養成所や一般大学だと周りに
スタッフ希望の人はほとんどいません。

②自分から動けば芸能人にもなれる

そうなんですよ。

そもそも私も事務所に所属しながら大学行ってました。

もちろん授業優先で、仕事は空いた時間にって感じでしたが

日芸には皆さんも知ってるような
芸能人も通ってました。

ちゃんと授業受けてるんですよ。
昨日もテレビに出てたのに。

結局のところ、自分から動くしかないんです。


演劇系大学に通っていても時間はあります。

大事なことはその1歩を踏み出せるかです。


③途中で考えが変わってもOK


やっぱり芸能人とか俳優にならなくてもいいや!!!
私には無理!!!!

こう思うことも可能性としてあります。

これをよく

「挫折」とか「断念」

って呼ぶ人がいるんですが

間違っています。

あなたは何も
負けてないし、ダメになってもないし、くじけてもないです。


カレーを食べようと思ったけどラーメンが食べたくなった
それくらいに考えてください。

演劇系大学も、大枠は大学なので

基本的に就職の道があります


ラーメンも用意できるよってことです。

それに大卒の肩書き(今はそんなに価値ない?)も
一応手に入ります。

私みたいに途中からスタッフ業に専念する人
全く芸能に関係のない仕事に就く人
そのまま俳優目指して活動する人

選択肢の幅は圧倒的に広がります。


〜まとめ〜

ここまで読んでいただきありがとうございます。

最後に大事な要点をまとめて終わりにしたいと思います。


演劇系大学とは

高額なお金を払って

・周りにスタッフ希望の人がいる
・自分から動けば芸能人にもなれる
・途中で考えが変わってもOK

という環境の中で

俳優になるための練習、体験、訓練をすることができる。


私が4年間通って分かった演劇系大学の実態です。

あくまで一例ですが、基本的にこの本質はどこも変わりません。

入学すれば芸能界への近道になる
というわけではないことがわかりました。


最後になりますが

芸能界への道、そのための進路などたくさん迷うことがあると思います。

私も高校生の時はたくさん悩みました。

しかし、一番大事なことは入学してから、またはその道を選択した後の行動です。

今回はこの記事で皆さんの進路の選択肢が増えたり、演劇系大学の中身を知っていただければと思いお伝えしました。


以上、本日の講義はここまで!
最後までありがとうございました!


こんな感じでこれからもnoteでは
「戦略的に芸能界を生き抜く」ことを中心に書いていきます。
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それではまた次の記事でお会いしましょう〜!

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