短歌〜クリムトの愛
気になりし
貴方が見やる
その先は
散りせくバラよ
クリムトの愛
つい先日、loveの語源について教えていただく機会があり、改めて手持ちのクリムトの本をめくっています。
そして、クリムトの描いた「愛」という作品にインスピレーションを受けて、この短歌を詠みました。
気になる人がいて、その人がクリムトの絵を見ているのですが、とても憂いを帯びています。自分のことなんか見てはくれない、他の人のことを愛しているのだとわかってしまった瞬間の歌です。
まるでクリムトの愛の絵みたいに、この恋の花はあっという間に散ってしまうのだろうと怯えているのです。
古語の「せく」には、急ぐ、嫉妬するという意味があります。
いつもお笑い短歌ですが、今日は平安貴族に倣って愛の歌を詠んでみました🥰
トップ画像はGoogle Artよりお借りしました。
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