見出し画像

詩 『夏より小夏』

じっとりしてきた
80年代の香港映画的


ちょっと重たいな
でも抱えて帰る


……あのままでいたら……



ううん

このままでいい


こんな風に歩く

たぼたぼ
たぽたぽと



ある初夏のこと、仕事が終わったタイミングでした。小夏を取りにおいでと親戚から電話が。

小夏ひとつひとつは、ネーブルくらいの大きさだから、さして重くはありません。でも、5個だと手で持つにはしんどくて。

路面電車もバスも通っていない其処では、歩くしかない。田舎の道は街灯もなく真っ暗闇が怖くて怖かった。

頭の中で色々な思い出が蘇ってきて、その思い出と今の自分とが会話し続けた、そんなへんてこな詩です。

ここから先は

0字

月に数回お話中(*´꒳`*) マガジン名は『街中華で飲ろうぜ』という番組で、芸人の玉ちゃんが注文する際の言葉です。 お酒を呑みたいからご飯ものはあまり食べたくない玉ちゃんが、上の具だけ作ってもらおうと「頭お願いします!」と注文するのんにあやかりました。 公式さんから3500❤︎のボードが来た日2024.5.12 (日)にスタートしました!

【不定期更新】世界中の人に公開するほどでもないお話、尊敬している人のことなどを書いています。 詩集や短歌・俳句集の記事も一部抜粋してお…

しゃんしゃん初の詩集です。 これから新しい作品がぽつぱつと誕生します。 ひと月に五作ほどになるかと思います。 ちょっと変な詩が読みたいかたにオススメします。 これは詩じゃないでしょ!というものも入っています。 詩がどんなものか、まだわかっていません。

詩が生まれたら、此処で暮らします どうか見守ってください いつか土に還るその日まで

サポートありがとうございます。詩歌、物語を生み出す素に使わせていただきます。