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🌸母さんはかいぶつだ🌸

みなさま、こんばんは。
平田真智子です。
私には、二人の息子がおります。
もうすでに二人とも大きくなり、母親の役目はとてもとても薄くなってきてしまっていて、寂しく感じています。
子供達が小さな頃、もっともっと沢山の愛情を注いで育てれば良かったと、悔いばかり残っています。
小さなからだの息子達、汗流しながら遊んでいたあの頃の子供たちの姿を思い出すと、胸がキュッと詰まります。
あの時、もっと時間を作ってあげればよかった。
仕事を少しでも休んで、一緒に遊んであげれば良かった。
私の仕事の都合に合わせて待たせてばかりしてしまって、申し訳無かった。。。。

そんな中でも、仕事にばかり専念していた私に、大切な宝物が沢山有ります。
それは、息子達からの言葉、笑顔、思い出。
表現してくれた一つを生涯残しておきたいと思い、お恥ずかしいのですがここに紹介させて頂きたいと思います。
 この作文は、息子が小学生の時、市役所での公募「男女平等による作文コンクール」の優秀賞を頂いた時のものです。

「母さんは、かいぶつだ!」
 ぼくは女の人がはたらくことは、すばらしいことだと思っています。
なぜならぼくの母さんの必死ではたらく姿を毎日見ているからです。 
 ぼくの母さんは、旅館でおかみの仕事をしています。
母さんは、毎日朝早く着ものに着がえ仕事へ向かい、お部屋のお花を生けかえたり、夜おそくまでお客様のために旅館中を走り回ったりしています。
そして、社員さんの教育をしたり、おそうじをしたり、なんでもやりこなしています。
 母さんは、毎日仕事があるので、その分ぼくの休みの日と合わず、あまり遊びに行けません。
けれど、その母さんの仕事をしている姿を見ているとすごく楽しそうにがんばっていてかっこいいな、と思いうれしくなります。
 他のお母さんやお父さんに負けないくらいがんばっていると思います。
特に、「人と人との関わり方」については、その辺の男の人には、かなわないくらいきびしくて、てっていしています。
母さんは、かいぶつのようです。
 ぼくは、学校でつい「女のくせに」や「女だからって、、、」などと、女の人に対して、変な風に言ってしまうことがあります。なぜそう言ってしまったのか考えてみました。
 そうしたら、「女子の方が力が弱い」とか「女子の方が体が小さい」とか「女子の方が口数が多くて細かいことに気にしすぎる」とか、変な見方をしていることがわかりました。
 そして男の人でも女の人でも、同じように考えたり同じ見方をすることが大切だとわかりました。
 ぼくは、母さんだけでなく、他の人たちも同級生の女の子達にも、もっともっと世の中でがんばって行く方がいいと思うようになりました。
 そして、ぼくも大人の人になったら、母さんのように自分のやりたいものをせいいっぱいがんばっていきたいと思います。
 女の人が男の人と同じように世の中でがんばることは、本当にすばらしいと思います。

この作文を読んだとき、とても温かい気持ちになりました。
毎日息子達は、私の後ろ姿を見てくれている。
私が頑張れば、必ず応えてくれる。
そう信じて頑張って行こうとおもえた瞬間でした。
こんな子供からの「思い」があったからこそ、私は頑張っていられたのかもしれません。
本当にありがとう!!
なかなか言えない言葉。
息子達よ、ありがとう!
愛してるよ〜〜!!

そして、今までもこれからもず〜っと
「母さんは、かいぶつだ」だよ♡

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