ネギ農家のトライ&エラーの話
今回は農家マーケティングの話です。ネギ農家で実際に経験しながらやってみて分かったことをお伝えするのとちょっとしたご相談です。
以前にこんな記事を書きました。
フリマアプリって結局どうなの?
https://note.mu/hiratagood/n/nd5b0226a16c7
簡単に要約すると、フリマアプリは宣伝用としてなら使える。でも実際にはよく分からないから、とりあえずやってみよう。
と言った内容です。
メルカリのトライ&エラー
それで、とりあえず小さな工夫をしながら写真や紹介文に心理学を使ってやっています。
例えば、写真に関して
-明るめにして綺麗に撮影
-1枚目の文字入れはシンプルに大赤文字
-顔を入れることで無意識に注目を集める
例えば、紹介文に関して
-アンカリング(値段が高い順で並べる効果)
-ピークエンドの法則(最後の文を良く見せる。無料!)
-コントラスト効果(一億円と最初に見ることで、その後の価格が安く感じる)
-ダブルバインド(AかBどちらにしますか?で断る選択肢が消える)
-松竹梅の価格設定(3種類の価格で真ん中が変われやすくなる)
紹介文に関しては長いので省略します。気になる方だけ下記ページをタップして確認してみてください。
メルカリ、ネギ訳あり品 3.5キロ
https://item.mercari.com/jp/m65534680397/
他の3枚の写真も小さな工夫を取り入れてます。
梱包の工夫
利益を少しでも上げるために梱包を小さくするトライ&エラーをしてみました。
運送料金が100サイズに1000円なので、少しでも価格を抑えるために80サイズの800円にするために米袋を使ってみました。
消費者の目線で考える
消費者が求める商品の価値を上げるために、私はネギの緑の部分は食べないので大幅にカットしてサイズを小さくしてたっぷり入れてトライしてます。
やはり販売者側に立つと消費者として考えていたことが考えにくくなります。不思議です。多分良いはず?と思ってやってみてますがどうなるか分かりません。
やっぱり、形が良い品は儲けがでない
綺麗なA品のネギは売れたとしても市場に出荷するより手間がかかるのであまり良い取引ではなく。市場に出せない訳あり品を売るしか無いよなぁ。と悪戦苦闘してるわけです。
メルカリは同じ商品を連続で販売すると検索から弾かれるようなので連続投稿してはいけなかったり。
こんな細かいエラーをあげるとキリが無いです。
さて、結果としては少しづつお買い上げいただけるようになりました。ありがたいばかりです。
やっぱりトライ&エラーで継続すると少しづつ自分の経験値が付くようです。とはいえ、自分成長したな。とは全く感じません。これも脳の不思議ですよね。
それで、ネギ農家だけではなく全ての農家に言えることですが、一つの問題を抱えることになります。
訳あり品の処理に困る問題です。
訳あり品は味は製品と変わりません。
何が違うかというと、形が悪かったり、曲がっていたり、折れたり、傷があったり、小さかったり、綺麗じゃなかったり、なんです。
スーパーなどで販売しているものはすべて野菜のエリート達が並んでいるわけです。
訳あり品はここに並べることは出来ないので、農家で畑に帰したり、直売所で安く売ったり。加工したり。といった処理をするのが一般的です。
私の家では直売所に販売しにいくのですが、結構な手間がかかります。
150円の訳ありネギを100個売りに行くために、5箇所の直売所のルートを回ります。やることはシンプルです。
値段シールつけて、残った品を値下げをし、適正な数を置いてくるだけです。全工程で4時間程度かかります。
メルカリは時間が増える
この手間、省きたいなと考えて、訳あり品はメルカリなどで売るのが手間が少なく、儲けは少ないけど意外と楽ということが分かりました。
時間が増えるので本当にありがたいばかりです。
というわけで、メルカリのトライ&エラーをこんな感じでしてみましたので、お役に立てたら幸いです。
ご相談の件
ご相談というのは、ネギの加工品のやり方がノウハウが0なので知っている方いらしたらお教えいただきたいという話です。
私が先日始めた加工のトライ&エラーネギの輪切りを真空パックに入れて長期保存できるようにして、簡単に使えたら楽だよなと考えています。
というのは自動調理器具の登場で料理が自動化されました。
更に切る手間すら無くしたい私は、カット野菜の素晴らしさに気がつきました。
そして探しますが、、、
スーパーや冷凍食品、インターネットを探してもカット野菜少なすぎるんですよね。。。
割高でもいいから欲しいと考えていたんです。というのは、時間を増やしたいし、健康にも気を使いたいからです。
種類も数もないことを知ったとき、私は結構へこみました。
こんな理由でカット野菜を諦めてました。
無いなら、自分で作ってみることにしました。
とりあえず、賞味期限を実験している写真です。
真空してるので酸化するスピードは遅いはずと考えて気圧別に分けて実験して4日目ですが、開けたままのネギが悪くなってきたので、そのタイミングで、真空状態の方を食べたのですが、美味しく食べられました。私の考えたいくつかの項目をクリアできました。
まだ続行中で結果は後日です。情報は公開していきたいです。
さて、おそらくこれは誰かがやったはずで、車輪の再発明をしている気分なんですよね。
まだ、ニッチな情報はインターネットには無さそうです。情報の囲い込みで希少性を上げる時代は終わりが来てるので、みんなで協力して成長したいですよね。
料理2.0
とにかくカット野菜増やして、家事の手間を無くしたいですよね。次世代の料理は包丁と鍋とフライパンは無くなると本気で思ってます。
ヘルシオのホットクックが自動で料理してくれるので時間を増やしたい方、オススメです。ホットクック料理研究家の勝間さんが書いている本を読めば凄さが分かります。
私の場合、カット野菜いれて、カレー粉をいれて、実働時間3分で大量のカレー作ってました。
食器は洗うのが時間を使うことに気がつき、割り箸と紙皿に変更して、3ヶ月くらい料理タイムアタックしてました。ホットクック洗う手間も含めて3分です。
それで味は、自分で作ったやつより美味しいので悔しいです。
料理は趣味になると思います。
というのは、料理をしている時はセロトニンという幸せホルモンがでるようなので、幸せなようです。確かに心当たりはあるので、無くならないとは思います。
実際の自動調理の経験から、料理の未来が少しだけ見えた気がしたんです。
だから、カット野菜は強いと考えているんです。
まとめ
新しいテクノロジーをどんどん使わないとゆっくり死ぬ
誰にもノックされないのなら、新しいドアを作ろう。
ミルトン・バール
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