【日記4】減量、渋谷、「能力」の生きづらさ、島根旅、下北沢

2023年9月3日 12:35

8.27 SUN

座っていると腰の左側が痛み、左足が痺れてくる。前々からの悩みだったけれど、それが最近になってかなり悪化してきているような気がした。
そこで減量をしようと思い立った。
とりあえずはまず、この一週間に６日は外へ飲みにいくという壊れた食生活の改善から手をつけることに。
家でご飯を食べるという当たり前のことをやるという、ただそれだけのダイエット法。
食生活を改善すれば、15日間で5kgは落とせるだろう。しかしそこから先は運動が必要だろう。

8.28 MON

渋谷まで通勤するようになって1年が過ぎた。
日々進化、進化、複雑化し続ける渋谷駅ダンジョンもだいぶ勝手がわかってきた。
昨日通れた階段が、今日は通れなくなっているという渋谷駅あるあるも、工事が落ち着いてきたせいか最近はあまり起こらない。
人々がぶつからずに歩けるようにとの配慮から貼られていた床の矢印も剥がされて久しい。残っているところは残っているが、意味がないと判断されたと即剥がされる。自分が乗り換えで使っている通路は、ものの一週間で剥がされていたと思う。
仕事帰りに渋谷駅の写真を撮ってみた。
スナップは好きなので、今後も渋谷の街を切り取ってみたい。

8.29 TUE

勅使川原真衣『「能力」の生きづらさをほぐす』（どく社）
これまで仕事や会社で傷ついたことがある人、就活のためにどうにか自分の能力を上げようとした経験のある人、そしてそれになんとなく居心地の悪さやしっくりこない感じ、このままでいいんだろうかという不安を覚えたことがある人にはぜひ読んでほしい。
働くことや、仕事の上での能力を上げていくことは、僕はある面では賛成だし、ある面ではどうでもいいとも思っている。
自分たちに対する社会や会社の評価メジャーが一体どんなものであり、そもそも僕たちが受けてきた教育がなんのためのものだったのかを紐解く鍵が本書にはあった。
意外と創作活動をしている人に向いている本なのかもしれない。
出版時のプレスリリースの記事があったので、ぜひ読んでみてほしい。どんな本か、どんな方が書いたのかよく分かると思う。

8.30 WED

10月に松江で開催される田村穂隆さんの歌集『湖とファルセット』を読む会に参加するので、その日程に合わせて休みを取った。
おかげで4日間の旅に出られることになった。
読む会ともう１つの大きな目的がある。出雲大社への参拝。10月は神無月だが、神々の集まる出雲の地だけは神在月と呼ばれている。
3日間の宿は確保した。
出雲大社参拝で１日、読む会で１日、と考えていたら、なぜか１日ぽっかりと時間が空くことに気づいた。岡山、広島、京都、大阪、どこかしら一箇所にはなると思うけれど移動して、誰かつかまえられたらつかまえて、話でもしてみたい。飲みながらでもいいし、食べながらでも、歩きながらでも、座りながらでも、短歌のことや創作のこと、生きていくことなどを誰かと話せたらなと思う。

8.31 THU

８月最後の日。
会社にある血圧計で先輩が血圧を測っていたので、自分も測ってみた。
朝から血圧が少し高め。

８月最後の日に短歌を二首寄せる

九月には入口がありそのドアを開けられるのは夏の後悔
後悔は夏から秋へ変わるとき君の背を押し夏にとどまる

そして11年も前のことにはなるが、この日は、手伝っていた友人のカフェの最後の日だった。
毎年思い出す。１年間しか続かなかったカフェだった。１年間の長い夏休みみたいな日々だった。

9.1 FRI

武田ひかさん主催の「金ピカ歌会」に参加。
場所は荻窪の「屋根裏バル鱗 kokera」さん。俳句の人も混ざって10人での歌会。乾杯から始まり、シェフの美味しい料理を堪能し、短歌を読み合う。
金曜の夜に歌会をやるのはとても良い。
終電ギリギリまで居たので最寄り駅まで２駅を残して電車は終わり。缶チューハイと一緒に歩いて帰った。

自分も歌会をやろうと考えた。
ちょっとガツっと集中してやるような感じ。短歌の力を高められるような。でも終わったらいっぱいお酒飲んで、いっぱい話して、という感じにできたら嬉しい。
すでに行きつけのお店のマスターには話をしているので、どういう風にやるか、進め方や最初に人の集め方などを考えて実行すればいい。
でもなんとなくいつもの臆病者なところ顔を出しかけてはいる。

9.2 SAT

下北沢駅前劇場でオムニバスコント実弾生活23「旅のマシーン」を観劇。
めちゃくちゃ面白かった。呼吸できなくなるくらい笑って、帰りに思い出し笑いもした。
夜はよく行くお店でバスケ観戦。みんなでワイワイやりながらスポーツを応援するという体験は、体や心を熱くする。
８日からはラグビーW杯が始まるので、９月、10月は寝不足になりそう。
それなのに9月に入った途端に色々と会社での仕事が降ってきた。
強い傘が必要だ。
ちなみに月詠は出した！