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noteの商業活用と、自己紹介のポイント

 最近、中小企業診断士からの「noteの商業活用」に関する相談が多くなっています。私自身はnoteでの異業種交流を楽しむことを目的としており、何か有料記事で儲けて・・・は基本考えていません。
 しかし語弊を恐れずに言うと、中小企業診断士=マーケティングの専門家。この専門家の方々から「noteを活用した、ご自身のマーケティング」の相談となれば、それはもう・・・生半可な回答はNGで、とても掘り下げた議論になる訳です。例えるなら、日本酒の一升瓶片手に夜通し議論して未だ語り尽くせぬ・・・ほどの熱量です。

 で、具体的な居酒屋の熱量を伝えても仕方がないので、結論「noteの商業活用」の一例をさらっとご紹介します。まず「マーケティング」の基本要素、3C分析等いろいろ切り口がありますが、商業活用を目的とするなら、とりあえず次の3つの視点が必要かと考えています。
   1.ターゲッティング(顧客:customerの視点)
   2.ポジショニング(自社:companyの視点)
   3.ブランディング(競合:competitorの視点)

 そして、この3つの視点で自己紹介し、情報発信する訳です。対面(リアル)でも、noteの世界でも同じことが言えますが、自己紹介って1度すれば終わりですか?当然、時間や場所、考え方が変われば、自己紹介も変わってきます。ゆえに何度自己紹介しても良いんです。noteではこの環境が整っており、しかも無料で利用できるプラットフォームなんですよね。よって私自身にあてはめ、3つの視点で自己紹介していきたいと思います。
 あと予め申し上げますが、noteは十人十色の楽しみ方があり、私自身も商業活用を上手くやっている訳ではない(きっぱり!!)ので、「一人のnoteユーザの意見」としてご笑覧頂ければと思っています。何度も自己紹介をトライして、今後もブラッシュアップ予定なので、温かく見守って頂ければ幸いです。

1.ターゲッティング(顧客:customerの視点)

 これはメーカーに例えるなら「製品のコンセプトメイキング」みたいなものです。「形ある製品」を世の中に出しているのであればイメージ付きやすいですが、noteを商業活用するとなれば、いかに基本は文字情報などの無形のサービスにお金を払って頂くか、だと思います。
 また商業活用を意識するなら、実際の支援先数十人とかのレベルではなく、noteをいうSNSを活用したものなので「広く浅く」1万人以上に情報を届ける仕組み作りが必要だと考えています。

 「広く浅く」1万人以上・・・自分のことは”棚上げ”しておきます。が、あえて私自身の「コンセプトメイキング」を挙げますと、「税金と経営」に関心を持って頂いている読者層に「楽しく&分りやすく伝える」ため、「イラストで図解化&擬人化」することをモットーにしています。

 例えば、税金面で「各税目」を擬人化(キャラクター化)したり・・・

図①:国税4法に日本国憲法を加えた5人組。「戦隊モノ」を連想するのは私だけ?

または、経営面で「会社内で働く人」をキャラクター化したりしています。

図②:「会社で働く人々」もキャラクター化!(B●NDAIさん、お声かけ待っています!)

 あと「税金と経営」の説明レベルは、初めてでも読んで頂けるよう”入門レベル”を心掛け、多くの読者に受け入れて頂く「マーケット・イン」の考えを常に意識しています。
 ちなみに中上級レベルは、セミナー等で囲う方が適しており、SNS媒体では厳しいかもしれません。

2.ポジショニング(自社:companyの視点)

 これは「何の専門家なのか?」を発信することになります。前に、noteをいうSNSを活用したものなので「広く浅く」1万人以上に情報を届ける仕組み作りが必要だとお伝えしましたが、読み手のニーズがないとポジショニングは難しいと思います。逆説的ですが、競合がひしめく「レッド・オーシャン」の方がポジショニングはやり易いです。
 そして競合との差別化を図るには、次で説明する「ブランディング(競合:competitorの視点)」が重要になってきます。

 私の場合、読者の方を対象に、主に税金等の知識を法学部の知識からレベルアップさせるという目先の想いがあり、その先には「多くの人に税金知識を届ける」という長期ビジョンがあります。
 このために、法律家の立場で税法条文にも触れて頂く仕掛け作りしたいと考えています。よって、確定申告コーナーの解説本等とはちょっとポジショニングは違うという訳ですね。

図③:「税金知識ゼロのサラリーマン」と「初学者のフリーランス」を想定したポジショニング。

3.ブランディング(競合:competitorの視点)

 これは先ほど説明した「ポジショニング(自社:companyの視点)」の続きです。「何の専門家なのか?」を発信した後、ではその専門家としてのジャンルの中でプラスアルファの「付加価値」は何か、ということです。
 例えば「税務の専門家である!」と言っても、自分自身のオリジナリティは何になってくるかが非常に重要になってきたりします。

 自分自身にあてはめてみますと「税金の知識を読み解くスキル」と「イラストで表現するスキル」の掛け合わせだと、今のところ考えています。
 特に税法は他の法律と比べて、法律改正のスピードが圧倒的に早い!しかも、法学者と法曹だけで留まる学問領域ではなく、納税者(=全国民)にインパクトがある!領域なので、自分自身のオリジナリティの価値が出てくるのでは・・・と考えたりしています。

図④:2022年12月16日(金)に公表された税制改正大綱を”まるっと速報”してきました。

 以上、いかがだったでしょうか?他でも『noteでマネタライズ』の優れた記事は沢山ありますが、「マーケティング視点」で私見を述べさせて頂きました。
 また士業に限らず、コンサルティング業で「ご自身のノウハウを売る」皆さんにとっても、何らかの気付きになれば嬉しいです。

<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>

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