水島さんの交換日記#179「神戸で出会った師匠」
どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。
前回の記事はこちら。
スペードの3って絶妙なカードが失われとるが。
七並べ、大富豪、ババ抜き、神経衰弱…この辺の遊びは出来んって考えたほうがええな。ジジ抜きは絶対3になりそうじゃし。
モノづくりの観点でいうと普段あんまりハンドメイドのものを買うことがないけん、今日はとある知人の話をしてみようと思う。
その人の話だけで1時間くらいは喋れそうなんじゃけど、サクッと5分くらいでまとめさせてもらうわ。
<神戸で出会った師匠>
俺の人生史の中で何度か「行きつけの店を見つける」っていう経験があるんじゃけど、その中でも特に行きつけたのは神戸の西側にある缶詰バーじゃった。
商店街の一角にある、看板も在って無いような感じのバー。
入ると開放的な店内にカウンターが6席と、大所帯が来たとき用のテーブルが1台。バーのイメージ(横長な店内)とはかけ離れとるけど、照明とかカウンター奥の酒瓶なんかは立派なバーを物語っとった。
最初は缶詰バーを経営しとったマスターじゃけど、途中から料理も手を出し始めた結果缶詰は辞めて普通のバーの形式に。
(今思ったら缶詰バーってあんまり儲からんのんじゃろうな…)
ここでは普通のピルスナービールはなくて、「とりあえずビール」を頼んだらベルギーの白濁が出てくる。
https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4941221033612
でもこのエリアが神戸の中でも特に物価が安い地域で、飲みに来る人も低予算でガンガン飲んで帰る人ばっかりだったらしく、お酒は恐ろしく安い値段で提供してあった。
普通のワインは500円で大きめのグラスに並々と注がれとって(250mlくらい?)それが普通に美味しいワインだったし、ウイスキーも格式高いバーだったら1,200円くらいするものを600円で提供してあったり。
そんなマスターに徐々に気に入られるようになって、お酒の話とかお店を経営する事の大変さとか、色々聞くことができたんよ。
マスター曰く、飲食店の店長は休みの日なんてあったもんじゃないと。
お店を週に1日は休みにするけど、お客さんから要望があればその日も開店するし、運良く休みを取れてもその日は朝から試飲会に行ったり友人のお店に行って交流をしておかんとおえん。
営業日は仕入れとか仕込みがあるけん朝から出勤しとるし、営業終了して帰るのは朝になることもある。家でゴロゴロする時間がマジでなくて、仮眠を取るだけのスペースって言っとった。
これを聞いて、今までぼんやり
「もし会社勤めにイヤになったらバーでも開こうかな」
って思っとった幻想が完全に打ち破られた。笑
それでもマスターはお客さんの前では気さくな笑顔とトークで応対しとったし、プロじゃないとこんなこと出来んと直観した。
一回プライベートでマスターと飲みに行ったことがあるんじゃけど、やっぱりお酒が鬼のように強いんよな。全然飲めないので…とか嘯きながらガンガン頼んでくるし、最後には俺も立てんくなって介抱してもらった。
某感染症の煽りを受けて一旦お店を畳んだらしいけど、また復活したって聞いたし、今度行ってみようかな。
ちなみに「師匠」って書かせてもらったけど、野良猫が自分から寄ってくるくらいの猫マスターらしい。そこだけは見習いたい。笑
<次回のお題>
最近って財布を持たずに過ごす人が増えてきた気がする。
(俺も最近はメインの財布は家に眠っとることが多い)
あるいは、小銭入れとマネークリップ(札入れ)を別々に持つとか、はたまたレシート・ポイントカードでパンパンになっとる人とか…いずれにせよ財布ってその人の個性が出てくるよな。
財布にこだわりとかがあったら、その辺も含めて教えて欲しい。
\こっちも見られーよー/