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噛んで砕こう英単語!「AL-」

こんにちは。八重です。

先日、映画『アラジン』を視聴しました。
アニメの実写化ということで当たり外れの差はあるのですが、めちゃくちゃ感動しました。そしてウィル・スミスは安定の山寺宏一クオリティでした。

さて、ふと気になったのですが、アラビア圏の地名にはALという言葉がよくついているのがわかります。
アラジンもそうですし、神様はアッラー、国営放送はアルジャジーラ、テロ組織はアルカイーダ。

本日は、そのALについて紹介します!
果たして、どんな意味なのでしょうか!?
そして、自転車はアルベルトを使ってるんでしょうか!?

接頭語「al-」

→アラビア語由来の定冠詞(「The」に近い言葉)

Alcohol

a clear liquid that can make you drunk, also used as a solvent (= a substance that dissolves another) and in fuel and medicines:

(名)アルコール
→ AL-(The)COHOL(-kuhul:アンチモン粉末)
→ アラビア出身のサラサラした粉末 →アルコール

元々はアンチモン硫化物は昇華により精製されるものであり、それが蒸留されてできるものを指すようになり、精製アルコール成分になりました。
このように、アラビア語から来ている言葉は化学・数学・天文学の用語が多いです。
私はアルコールは大好きなのですが、硫化アンチモンは嫌いです。美味しくないから。

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Algebra

a part of mathematics in which signs and letters represent numbers

(名)代数
→ AL-(The) GEBRA(-jabr:移項)
→ アラビア出身の数字移項システム →代数

代数っていう言葉については、私がガチガチ文系であるということもあってなかなか理解できなかったんですが、「3.141592…をπと置きましょう!」とか、「とりあえずここの不定数をxと置きます」みたいなやつですね。
それにしても、中学1年生頃の多感な男子生徒にとって、π(パイ)やx(エックス)などはとても刺激の強い言葉ですね。ただただエロスばかりを求めて、そこに愛など存在しませんでした。i(無理数)が登場するのは高校に入ってからです。

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Altair

the brightest star in the constellation Aquila

(名)アルタイル
→ AL-(The) TAIR(アラビア語で鷲を意味する)
→ アラビア出身のわし座恒星 →アルタイル

夏の大三角を構成するアルタイル・デネブ・ベガのうちの1つですね。
ちなみに、デネブもベガも名前の由来を調べたのですが、どちらもアラビア語由来で、それぞれ「雌鶏の尾」「ハゲワシ」を意味するそうです。
アルタイルはわし座で鷲の意味で、デネブははくちょう座の雌鶏、ベガはこと座でハゲワシ…もう少しなんとかなりませんか

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まとめ

Alcoholのところでも書きましたが、化学・数学・天文学などで使われている英語には、今も色濃く残っていることが多いです。

調べていて、「あ!AlphabetもAL使ってる!」など考えたのですが、よく考えると語源のα(アルファ)β(ベータ)もギリシャ語なので、泣く泣く弾いてしまいました。でもアラビア語もギリシャ語も、元を糺せば同じ印欧諸語なのですごく線引きが曖昧で…。

もちろん、アラビア語以外にも定冠詞(The)はあり、今回はそれを仕分けするのが難しいところでした。
私の第三言語であるスペイン語で言えば、エルニーニョ現象の「エル」などですね。ご興味がおありの方は色々調べてみてください👳‍♂️


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