コムドットやまと「聖域」を読んでみて

1.この本を手に取ったきっかけ

コムドット率いるリーダーやまとは戦略的にYouTubeを伸ばしてきた。そんな彼の脳みその中を知りたいと思い、購入に至った。

2.内容要約

1章 可能性を解き放て  やりたいことの見つけ方

やりたいことの見つけ方は「外に出ろ」「自分を知れ」この二つである。
夢を見つけるためにはまず外に出て、興味があることがあれば一度飛びつき、合うなら続けて合わないならやめればいい。
「外に出ろ」のと同時に「自分を知る」必要がある。
何が得意で、何が好きで、どんな奴が嫌いで、どんな時に幸せを感じるのか。これがわからないとただ外に出ても帰ってくるだけになってしまう。
自分を知るには過去と対話することが最も手っ取り早い。
「いつもどうやって失敗から立ち直るか」「どんな時に悔しさを感じるか」など自問自答することで自分が見えてくる

2章 自己肯定感は最強の武装 夢を追うのに準備はいらない

夢を見つけたらまず目標目的を考える必要がある。
目標を立てるときに、目標にとらわれて目的を見失うことがあるので、それを防ぐために、目標を立てるときは、何のために立てる目標なのかということを常に意識することが大事だ。
目的をハッキリさせて強く意識するからこそ、目標に対して真っ直ぐになれるのだ。目標を達成するためには、デカい目標を小さい目標に分解する作業が必要だ。例えばチャンネル登録者数200万を達成するという目標だけ見れば途方に暮れるが1日単位でやるべきことまで砕けば戦い方が見えてくる。

努力をすれば夢は叶うとは限らない。正しい努力をすれば夢が叶うと僕は思っている。努力の正しい方程式は「量×正しいベクトル」である。
努力のベクトルを正しく設定するためには時代を読むことが必要不可欠だ。
今している努力のベクトルは果たして合っているのか、冷静に舵を取れる自分がいなければいつまで経っても結果は出ない。
また努力というものは見積もりきれない。だから僕は見積もりをしない代わりに「夢が叶うまでやる」とだけ決めている。

何かに挑戦するとき、人は何かしらのプライドを捨てなければならない。必要のないプライドを捨てられない人は、夢を叶えることは絶対にできない。
僕たちは「くだらない」「気持ち悪い」「ブスだからどけ」と散々言われたが、コムドットで売れたいという気持ちが強かったため、無駄なプライドを捨て、「チャンネル登録をお願いします」と声を掛け続けた。

夢は、積極的に声に出すべきである。
夢や目標を声に出す理由は2人ある。
まず、逃げ場をなくすためだ。
もし誰にも夢や目標を話さなければ、それは自分との約束事になるが、都合が悪ければ自分に嘘をついたり誤魔化したりなどとして、途中で簡単に夢を諦められてしまう。外に自分の夢や目標を話して自分と世界との約束型にすれば、必然的に逃げづらくなる。
もう一つの理由は、その行為が仲間を集めるからだ。夢や目標を外に向けて発信していると、不思議なことに色々な人に助けてもらえる。意外にも、この世の中は善良な人で溢れている。
僕がYouTubeを始めた時は「YouTubeに詳しい先輩がいるから紹介されてくれない?」というDMが届いた。その人にビジョンや計画を見てもらった。そして「絶対いけますよ」と言ってもらえた。他にも写真家の友達を紹介してくれる友達、イベントスペースを紹介してくれる友達、オフ会を手伝いに来てくれる友達、インスタのプロフィールにずっとコムドットのチャンネルを貼ってくれる友達が現れた。その友達は今でも活動を応援してくれている。
夢は1人で叶えることは絶対にできない。だから堂々と旗を掲げてみてほしい。その旗がかっこよくて、他人の目に入る高さにあるとしたら、強力な協力者がきっとたくさん集まるだろう。


3章 地元ノリを全国へ 人生を誰よりも楽しむために

「好き」という感情の反対は「嫌い」ではなく無関心だ。
僕は意図的に嫌われるように生きている。人は長い間、他人のことを嫌うほどの体力がないことを知っているからだ。僕達の職業は人に興味を持ってもらえて初めてスタートラインにたつ。
TikTokで炎上要素のある偏見ネタのコンテンツを流し、ヘイトを集めた。批判が集まるところに、自然と人の興味が向くようにできている。
十分なヘイトを溜め込んだあと、僕たちは数ヶ月にわたって他のYouTuberの方々とコラボウィークを組み、自分たちを知ってもらい、悪い印象を全てひっくり返し、爆発的に視聴者を獲得した。悪い印象から良い印象への振り幅は、とてつもないパワーを持っている。


4章 終わりなき挑戦 時代は自分で引き寄せる

人間は1日で約6万回の選択をしている。朝食は何を食べるか、今日はどの服を着ようかなど細かい選択を含めるとその回数になるらしい。
あなたがこの本を読んでいるのももちろん、一つの選択である。
複数の選択に迫られた時、僕は必ず心躍る方を選ぶようにしている。
自分の人生なんだから、人のいうことを聞いて選択をねじ曲げる必要はない。先生や親や上司は自分の人生に責任は負ってくれない。
自分の人生を決める権利は自分にある。心躍る方へ進め。

努力をする上で「質」と「量」のどちらを取るかと言われたとき、天才以外は「量」をとる以外にない。量をこなした先に質がある。質を追求したいのならまず量を積み重ねるしかない。

「オリジナル」=「ゼロから生み出された何か」と連想する人は多いだろうが、そういう意味での「オリジナル」はほぼ存在しない。
クリエイティブは全て模倣から始まる。より多くの情報を搾取して、それをかき混ぜて、そこに自分なりの表現を足す。そうして生まれたものが至高なクリエイティブと言える。「オリジナル」に見えるのも、きっと全てはインプットによる「インスピレーション」が元になっている。

あなたは今まで「選ばれること」と「選ばれないこと」のどちらが多い人生だっただろうか。人生の様々な場面でふるいにかけられる機会があるだろうが、そこで選ばれたいのなら、あなたは「異人」になる必要がある。希少性を発揮することで人の記憶に刻まれる。人と違った価値を見せろ。

3.感想

若くして売れた理由がこの本にたくさん書かれていた。夢を持ちたい方、夢に向かって熱量を持って取り組みたい方におすすめの本である。

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