【じーじのボヤキ】漢字だけは苦手なんだ！（２）
昨日の話の続きです。漢字練習を始めた孫との会話です。
（孫）さあ、宿題やろうかな。
＜漢字ドリルを見ながら、ノートに漢字を書き写し始めました。＞
（じーじ）上手な字を書くようになったね。感心するよ。これをいくつ書くの？
（孫）毎日ね、新しい漢字を２つやるの。それと前に習った漢字４つと合わせて６つの漢字を、それぞれドリルに書いてある漢字の使い方の例を全部ノートに書き写すのが宿題なんだ。
（じーじ）なるほどね。先生、上手い宿題を出しているね。だけど、ただ漢字を書き写すだけでは覚えないから覚えながら書かないと駄目だよ。覚えているかどうかをじーじが最後クイズを出して３問連続で正解したらお終いにするっていうのはどう？
（孫）いいよ。じゃあ、今日やったところでなくて、このページから３問出して。
（じーじ）いいよ。じゃあ「不慣れ」
（孫）「ふなれ」ってどういう意味？
（じーじ）慣れていないってことだよ。ふかのうの「不」を付けて否定の意味を持たせて「慣れる」を否定する「不慣れ」と書けばいいんだよ。
（孫）どうしてそんなに詳しくヒントを出すのよ？それじゃ分かっちゃうでしょ。もう1回最初から。それからどうしてじーじは、そういう意地悪い問題から出すの？ドリルの例は最初に「慣れる」って書いてあるでしょ。そういうのを読めばいいじゃない。
（じーじ）分かったよ。「慣れる」
（孫）そういうのは嫌なの？文句を言って易しい問題にされるのは嫌なの。
（じーじ）負けず嫌いだね。じゃあ、最初からね。
「習慣」、正解。
「常に」、正解。いよいよ最後だぞ。
「正常」
（孫）せいじょう？ どうして音読みの難しいのを最後に出すのよ。
（じーじ）正常は「つねにただしく」っていうことだよ。
（孫）どうして、また直ぐにヒントを出すのよ。ちょっと考えていただけでしょ。じーじは、直ぐにヒントだすんだから。もうイヤダ。もう一回、最初から。
＜こんな感じで負けず嫌いの孫とのやりとりは相変わらず楽しい！＞
（孫）私はね、漢字だけは苦手なの。お友達で漢字が得意な子はいるけど、私は苦手だから、もうお終い。
（じーじ）それは表現が間違っているね。漢字が苦手ではなくて、同じ漢字を覚えるまで何度も何度も繰り返ししつこく書いて覚えるという面倒なことを続けるのが苦手ってことで、漢字が苦手とは違うよ。
（孫）漢字が苦手なの。
（じーじ）繰り返し反復練習しないといけないことが苦手というじーじの言い方もよくないね。だって縄跳びだとか、鉄棒だとかは頑張って毎日練習できているものね。
（孫）でしょう。だから漢字だけが苦手なの。
（じーじ）縄跳びと漢字の違いは何？
（孫）縄跳びはみんなと練習するのが楽しいけど、漢字練習は楽しくない。
（じーじ）ということは、漢字練習も誰かに手伝ってもらって楽しくゲーム風にやればいいんだよ。３問連続正解まで止めない漢字ゲーム！！！
（孫）今日は、もう漢字はやんない。
今日は、漢字の宿題が孫ネタになりました。また、いつでも遊びにきてね。じーじは楽しみにしているよ。
そうして漢字練習を一緒にやった2週間後。
孫は「漢字テストで100点取ったよ」と50問もある漢字テストで100点を取ったテスト結果を持ってきてくれました。
（じーじ）わー！ こんな難しい漢字テストで50問連続正解って凄いじゃないか？
＜何故そんなものを持ってきたかって？＞
（孫） 漢字を覚えるまで同じことを繰り返し一人で頑張ったんだよ。
（じーじ）本当にすごいよ。50問連続正解は、とにかく立派の一言！もうこれで漢字は苦手って言わないよね。
（孫） 頑張ったでしょう。じーじ、欲しいものがあるんだ！
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