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その5〜ゆうきくんの社会人日記〜やればできる!その秘訣

◎ごあいさつ


こんにちは!
前回の投稿から今日まで、

  • めちゃ早い梅雨明け&猛暑☀

  • 台風でもないのにトンデモナイ豪雨⛈

  • 第7波(とある風邪の流行)😷

などなど、色々なことがありすぎました。
皆さまがお元気でおられることを、心よりご祈念申し上げます🙏

さて、
前回、ゆうきの成長を
支援者さんの『根気』の一言で片付けてしまいましたが、それではあまりにも言葉足らずで失礼だと思い😅💦

今回はそのあたりを、少し掘り下げてみたいと思います!

◎なんで出来るようになるの?


最重度知的障害・自閉症・強度行動障害のあるゆうきが、まさか農作業が出来るなんていうことは、日々家庭で接している親からすると、にわかには想像できない事です。

(まあ、もともと家庭は心安らげる場・疲れて帰ってきて羽根を伸ばす場所なので、それでいいのかも知れませんが😅)※注1


それにしたって、本当に本当に、信じ難いのです(信じてください笑)🙏

では、日中彼は、どのような支援を受けながら働いているのでしょうか?
支援者さんに直接聞いた話をもとに、記していきます。

◎TRY(試し)


まず、ゆうきに何が向いているのか?
色々と試してくれます。

まずは草むしり!



う〜ん、あんまり…といった表情



そこで、支援員さんが、草かきで草を刈る事に方向変換。

草かき


そうすると、草かきに草が付着しますので、それをゆうきが取る、という作業に変更。
更に、それを「放り投げていいよ!」ということにしました。

少し嬉しそう(笑)

これが向いていたようです。喜んでやり始めました。


そして、次の行程へ。

草を取り除いた農地。そこを耕して畝を作ったり、種を巻いたりなどの繊細な作業は、ゆうきには向いていないようです。

繊細さが要求される…


そこで、「撒いた種に土を被せる」という作業を任せてみたところ、これがHIT!

几帳面に土をかぶせています


嬉々として頑張っています


完了!


このように、根気よくトライ・アンド・エラーを重ねて、その人のもつ能力を存分に発揮できるような作業を模索し、的確に支援してくれています。
親としては、本当にありがたく思います。


とはいえ…、


◎それでも起こる行動障害


これがドラマの水○黄門とかでしたら、これにて一件落着。さて次回は?!と、なるのでしょうが…、

現実はそうはいきません😱

このように手厚い支援のもとで日中を過ごせていても、本人なりにストレスを感じているのでしょうか、帰宅後にフリーズし、睡睡眠時間の確保が難しくなり、翌朝に影響が出ることもしばしばです。


※軽めですが他害行為の動画です。視聴にはご注意ください

そろそろ環境を変えるタイミングが来ていると思います。

健常者の話になりますが、一時期『パラサイトシングル』という言葉が話題になりましたね。
これまでの住み慣れた実家の環境が心地よいので、巣立っていかない子供が増えている、またそれが未婚率の増加につながっていると、社会問題になりました。

先(※注1)にも記しましたが、やはりゆうきにとっても心安らげる「実家」は、心地よいのだと思います。

なぜなら、ある程度のワガママが通りますから。

しかし、
健常者同様、巣立ちのときがきているのかもしれません🤔
そんなことを考えている、今日この頃です!

◎最後に動画


今月の祭典講話で、障害者の『自立とはたらく』について、思うところをお話させてもらいました。

良ければ、お時間のあるときにでも、ご視聴いただけますと幸いです!

というわけで、次回に続きます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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