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東京に出るために郊外3万円のシェアハウスと賃貸で生活した話


対象読者

主に東京に大学やオフィスを置く団体に所属しており、
日々の生活費(特に賃貸の固定費)を出来る限り減らしたい大学生・大学院生、社会人に伝えたくてこの記事を書いた。
 

背景

大学院生時代の一時期、東京(渋谷)のベンチャー企業で働いており、生計を立てていた。
しかし、ほぼフルタイムで働くも手取り13.5万円ほどであり、生活としては困窮状態であった。

そのため、色々支出を抑える工夫をしたのだが、そのうちの1つが家賃を極限まで抑えることを目指す取り組みであった。
 

実際に生活した物件

①シェアハウス

  • 場所:神奈川県横浜市

    • 最寄り駅:横浜

  • 家賃:3.0万円(共益費込み)

  • インターネット代:無料

  • 光熱費:無料

  • 住居環境

    • 一軒家

    • バストイレなどは共用

    • 住居スペース3部屋

      • 1部屋おおよそ6畳

        • 6畳に3人

          • なので、個人スペースは1人2畳

②激安賃貸物件

  • 場所:神奈川県相模原市

    • 最寄り駅:東林間

  • 家賃:2.9万円(共益費4000円)

  • インターネット代:無料

  • 光熱費は、当然普通にかかる。

  • 住居環境

    • 築30年ほどの一般的なアパート

    • ユニットバス

    • 1人6畳

※ 10年近く前の話なので、一部記憶違いなどあるかもしれませんが、ご了承ください。
 

物件の探し方

渋谷駅付近にオフィスがあったので、ギリギリ通勤可能な範囲から逆算して、物件を探した。

当時で言えば、具体的には以下のルートで物件に行き着いている。

  1. シェアハウス … 自分でシェアハウスを色々調べる中で、紹介された。他のシェアハウスもゲストとして泊まるなどして調査していた。

  2. 激安賃貸物件 … 不動産仲介業者(ソレイユ五反田店)で「渋谷にアクセス可能な3万円くらいで住める物件はないか?」と聞いた。

※ この時は、主に自分で調べつつ様々な方の力を借りる形をとりました。
お世話になった方々、本当に本当にありがとうございました。
 

仮に今同じ状況なら

LIFULL HOME'Sの家賃相場が体感と合うので、こちらも参考にする。
例えば、新宿や乗り換えで渋谷に行きやすい小田急小田原線だと以下のように表示されている(安アパートだと大凡2万円マイナスのイメージ)
https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/odakyuodawara-line/price/

② SUUMOアプリの通勤通学時間から物件を検索できるので、こちらも使う(この時、東京都だけでなく、神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県などで検索するように注意する)

(例) 神奈川県から「東京」駅まで60分以内の物件

 

実際に住んでみての感想

①シェアハウス

  • メリット

    • 比較的好立地に非常に安く住める

      • 住んでいた所は横浜だったが、都内にも格安で提供しているシェアハウスが複数あった。

    • 日頃会えないような層の人と話す機会がある

      • イベント等で遊びにも来るし、見学で泊まりに来る人も

  • デメリット

    • プライバシーは無い(と思った方がいい)

      • 飲食やトイレ・風呂などの生活面は全て共用スペースを使う

      • 自分の場合は、自室も3人でシェアだった面もあった

    • どうしても多少の騒がしさはある

      • 夜中心の生活の人も複数いたので、深夜も居間から声が聞こえる

  • 補足

    • (当然だが)住人との関係性が非常に大事になる

      • やはり住人の中に仲良くなる人もいれば、関係づくりが難しい人も当然いた。

      • 特に平日は夜遅くまで働いていたので、実質的に家に帰って寝るだけの状況にもなっており、交流もスムーズとはいかなかった。


②激安賃貸物件

  • メリット

    • 普通に一定の生活水準で安く住める

      • 風呂なしボロボロ和室で銭湯行かなきゃいけない等のあるある話も特になく、築30年くらいのユニットバス付き6畳で暮らせる。

  • デメリット

    • スーパーやコンビニ・ドラッグストア等、生活に必要な施設が充実していない可能性がある

      • 事前にGoogle Mapや現地視察で確認しておく

      • 上記施設が充実してる場所も郊外の家賃安い地域でも普通にある。

      • 帰りが遅くなりそうなら弁当屋や外食できるお店があるかも確認

        • 当時は24時間営業のオリジン弁当に大変助けられた。

    • どうしても通学・通勤時間はかかる。

      • 特に満員電車は大変なので、そこのケアは出来る限りする。

  • 補足

    • 交通費・移動時間・終電時間など、自分のライフスタイルと無理なく折り合いをつける方法を探る。

      • 特に交通費や定期代はあらかじめ念頭に入れておく。

        • 例えば、アルバイトの交通費支給も観点の1つになりうる。


その他

大学・企業によってはもあり、そこで安く済ませられる可能性もある。

また、都営住宅や県営住宅など、公営住宅の入居対象となれば家賃安く好立地に賃貸できる可能性もある。

他にも色々手はあると思いますが、どうか各々の方にとって良き方法が見つかり、その先の人生に繋がることを祈っております。


※ 学生の方の学費について、住居面以外だと以下の記事も書いています。
もし学生の方でしたら、参考になる情報もあるかもしれません。

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