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中島みゆきの夜会で号泣

※追々々々々記あり

おとといの夜に、チャンネル銀河中島みゆきの「夜会」Vol.6をやってました。

いくつかLD(ふるっ!)でも持ってるんですが、この「夜物語」は初視聴。テーマが「山椒大夫」とわかった途端、もう涙涙ですわ。やだねえ、年をとると涙もろくって。

※追々々々々記:この他、私がLDで持ってるのは、スタートレックネクストジェネレーション一個とうる星やつらのテレビ全話!

※追々記

※追記:山椒大夫

なんでって、唐十郎中島みゆきがタッグを組んだ第一作「安寿子の靴」というドラマが大好きだったから。

大鶴義丹のデビュー作ですね。賞を獲って、何度も再放送されたから、カセットテープをテレビに当てて、中島みゆきの曲が流れる前後を録音し、繰り返し聞いてました。(時代ですなあ)

私は中島みゆきが大好きなんです!

※追々々記:カラオケでも延々と歌うよ!中島みゆきの「最後の女神」の話はここの記事に。

「安寿と厨子王」は親戚からもらった子どもの童話シリーズみたいなのに入ってて、とっても絵が綺麗で、よく読んでた。弟を逃がすために姉が犠牲になる悲しい物語ですよ。

この安寿と厨子王をモデルとした姉を亡くした少年と親の離婚で孤独な少女の出逢いと別れのドラマなんですけどね。

ドラマでは小林麻美の人間離れした美しさが際立ち、現実の蓮っ葉なストーリーにときどき幻想的な湖のシーンが混ざっていく。

居場所がない同志がくっつきそうになって、やっぱり離されていって……。

ああ、これっていまあってる昭和元禄落語心中にも通じるなあ。前回、やっと居場所がそろったところだったのに、一気に霧散したむなしさみたいな。

※追々々々記:昭和落語心中の記事はコチラ

女の子は少年と一緒にいたくて、安寿と同じように髪をざんばらに斬る。安寿と厨子王の話を聞いてたから。

でもラスト、十子雄が親元へ連れ戻される女の子に言うのよ。

安寿が髪を切ったのは弟と暮らすためではなかった、弟を逃がすためだった、バラバラに生きていくためだったって――。

ここがイイ!「実は違った。まったく逆の意味だった」というカタルシス!これはぜひ自分でも取り入れたい展開だ!!

そして流れ出す、中島みゆき……。

ザ・号泣~~~!!!

上の歌詞「匂いガラス」が最初にくるでしょ。この唐十郎と中島みゆきのタッグは三部作なの。その二部作目が「匂いガラス」。これも良かったけど、ストーリーはやっぱ「安寿子の靴」がいい。カタルシスがイイ。

ただ、匂いガラスにはとても好きなエピソードがある。

「匂いガラス」は雪の女王が下地になっている話で、カイが解けないパズルしてるんだけど、そのパズルはLONEってアルファベットなのね。

でもゲルダが来たときに、涙で棒がひとつ溶ける。

すると、LOVEになる。カイの心に刺さった棘もそれで溶ける。パズルも解ける。愛になるって話が好きだった。

短大のとき、仲の良い友達のうちに泊まりにいって、彼女はベッド、私は床に布団しいて寝てて、電気の消えた中、その話をしてたら、友達が

「あ、涙出た……」

と言ったのが印象的。そんなこと言うような友達じゃなくて、まるで氷の女王のようにツンケンとした人だったんだけど(私はそれが面白くて友達になった)、「な、泣くんだ!」と驚いた。

ちなみに三部作目は「雨月の使者」。これが一番印象薄い。でも歌は一番好き。

話は変わりますが、昨日「情熱大陸」の諌山先生、よかったです!

まだの方、見逃し配信あるよ。

20分37秒くらいから、私の町を見下ろすシーンが出てきます。

同じ町内の人だからね。詳しくはこちらの記事。

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