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日本酒ブランドHINEMOS、激動の2021年の振り返り&2022年に向けた展望。

あけましておめでとうございます🎍
日本酒ブランドHINEMOSを運営しております、株式会社RiceWineの渡辺です。我々は神奈川県小田原市で日本酒の製造・販売をしている日本酒スタートアップの会社です。

現在はPM7:00〜AM4:00まで、10の時間帯に合わせた銘柄を展開中。

ブランドがスタートしたのは2019年であり、2021年は3年目。そんな2021年は、HINEMOSにとって「これからどれだけ未来になったとしても最も「激動」であった」と言えるような大きな変化が起きた年でした。年表ができたら必ず太字・赤字で書かれるような年です。

伝統的なプロダクトである「日本酒」を扱う D2Cスタートアップが過ごした1年を、ぜひ皆様と追体験できれば幸いです!

1月

飲み比べセットに多くのご注文をいただく→在庫不足に

2020年12月に初リリース。

・2020年12月に、HINEMOS8銘柄の飲み比べセットをリリースしました。500mlボトルサイズ以外を初めてリリースしましたが、想定を超えて非常に多くのご注文をいただき、一時的にご注文・配送をストップする自体に陥ってしまいました。

※その際には多くのお客様に配送でご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。2020年12月〜2021年1月は飲み比べセットのお届けに死力を尽くしておりました。

完売のバナーを作ること・・・とても悔しい思いをしました。

・現在では生産数が確保できたため安定的に発売しておりますが、2021年の前半はメルマガ会員限定での発売が続きました。
メルマガを送付した後に、お客様に10秒に1つというスピードでご注文をいただいたりと、商品を楽しみにしているお客様が多くいらっしゃる事に感謝の気持ちを抱きつつ、期待に応えられていない申し訳なさを強く感じ、製造量拡大をこれから果たしていくぞ・・!という思いを強くしました。

武蔵小杉東急スクエア POPUP STORE出店

準備中。初の商業施設ポップアップで緊張しておりました。

・HINEMOSにとって、初めて商業施設の中でのポップアップストアを開催いたしました。ポップアップストアの経験も少なく、どのように受け入れてもらえるか不安な気持ちもありましたが、HINEMOSを製造している小田原と同じ神奈川県の方にHINEMOSを体験いただき、受け入れていただいたことは非常に大きな自信につながりました。

2月

TRUNK(HOTEL)とのコラボレーション日本酒ギフトの発売

渋谷区神宮前のブティックホテルTRUNK(HOTEL)とコラボレーションした日本酒ギフトセットをリリースしました。以来、結婚式のギフトなどに重宝していただいております。

TRUNK(HOTEL)様での商談会の様子。

TRUNK(HOTEL)様での商談会にも参加しています。この頃は緊急事態宣言が出ていた頃で、未来へはっきりとした見通しが立てにくい中でした。
そんな中でも、カップルの方がゲストをもてなすためにどんな準備ができるかを懸命に考えられている様子に、胸を打たれたことを覚えています。

バレンタインセットの販売

男性向けにSHICHIJI,KUJI,ICHIJIをチョイス。

メディア掲載:日経トレンディ

日経トレンディ2021年3月号「日本酒の新星」特集に掲載いただいたのも3月です。下記はWEB版の記事になります。仙禽や獺祭、新政といった日本酒業界では誰もが知っているブランドと同じ紙面に掲載されている事実に、静かに喜びを覚えました。

3月

ホワイトデーセットの販売

女性向けにHACHIJI,JUJIをチョイス。

ラスカ平塚 POPUP STORE出店

小田原からは車で30分ほど。同じ湘南の土地での販売です。

ラスカ平塚様でもポップアップストアを出店させていただきました。

酒蔵設立 本格準備

HINEMOSの製造量を拡大すべく、創業当初から考えていた酒蔵の設立に向けた本格的な準備を開始しました。ただし、「日本酒を製造しよう!」と思っても、設備投資の資金や日本酒製造のノウハウ以上に、そこには免許の壁が立ちはだかります。

日本酒製造は許認可制です。製造免許を持っていない限りは日本酒を作ることはできないのですが、国内で販売するための「日本酒の製造免許」を新規取得した実績はほぼありません。

そのため、我々は愛知県で300年の歴史を持つ「森山酒造」とタッグを組み、森山酒造が小田原に移転することを全面支援。小田原にてお酒造りを共同で行うことを決断しました。

といっても酒蔵の「移転」も豊富に事例があるわけではありません。関係する規制官庁も様々。膨大なタスクを整理し、ひとつひとつ解決していくしか道はなかったのですが、道筋が付けられても「これが実現できるかどうか・・」と不安な気持ちが拭えなかったことを覚えています。

4月・5月

ひたすらに酒蔵建設準備

この頃は、ひたすら酒蔵建設のための準備を行いました。何せ、お酒の在庫が当初の想定を上回るスピードで売れていったため、イベント用に残した商品以外はほとんど売れてしまい、売れる商品がないのです。

在庫がないことを申し訳なく思う気持ちと、こんな思いは2度としたくない、という気持ちを糧にして、酒蔵設立のための準備を着々と進めていきました。

コロナ禍でしたが、愛知県の森山酒造にも必要なやりとりがあるため、感染対策に十分注意を払いながら足を運んでいました。
歴史ある看板を見ると、受け継ぐ伝統の重さをひしひしと感じます。

6月

クラウドファンディング開始!

Makuakeでのクラウドファンディングが開始しました。HINEMOSの酒蔵建設にかけるストーリーがどこよりも詳しく書いてあるのはこちらのページになるので、未読の方は是非ご覧いただけると幸いです。

また、このクラウドファンディングをきっかけに各種メディアに掲載いただくことが増えてきました。全国紙である日本経済新聞様、

また森山酒造の移転元である中日新聞様や、移転先のタウンニュースなど地元のマスコミの方にも大きく取り上げていただきました。

小田原ダイナシティ POPUP STORE 出店

地元でのポップアップ開催は嬉しいもの。

・初めての、地元小田原での出店。父の日のニーズにお応えするために、商品数が限られる中ですが出店いたしました。クラウドファンディングのことを知っているお客様も多く、酒蔵の完成を楽しみにされている応援の声も多数頂戴しました。嬉しさと共に、身が引き締まる思いで一杯です。

酒蔵建設に向けた工事開始

・本格的に、冷蔵倉庫を酒蔵にするための工事が開始しました。

醸造用タンクの運び入れ 大掛かりな作業です。
こちらは搾り機。慎重に運び入れます。

・この時期には、移転許可申請を出すための書類などの提出は完了し、あとは認可がおりるのを待つだけでした。1日でも早く免許許可が降りないか、何かトラブルや不備は起きないか・・・と緊張した気持ちで毎日を過ごしていたことが思い出されます。

7月

清酒製造免許の移転許可申請が無事認可!

苦労の末の一枚!

・7月に入り、無事森山酒造が小田原に移転する申請が認可され、小田原にて日本酒製造を行うことが可能になりました!予定よりも大きな遅延も起きずに、酒蔵の製造を実現できたことはとてもありがたく、税務署や保健所など行政各位の皆様にも大変お世話になりました。
やっと酒造りができる・・・と噛み締めた喜びは、2021年最大のものでした。

蔵人の加入、酒蔵らしい風景に

・設備と免許だけでお酒が造れるわけではありません。酒蔵で働く蔵人も採用し、いよいよ日本酒製造のスタートです。

女性の蔵人も頑張っています。
酒粕剥がしの様子。
ボトル充填の様子。
酒蔵の設備にはブランドカラーにある黒を採用。働いていて気持ちがアガる酒蔵を目指しています。

8月

公式サイトでの発売を再開

・新しい酒蔵での製造が順調に進み、HINEMOSの販売を無事再開することができました。

メディア掲載:週刊ダイアモンド 新日本酒紀行

※オンライン版の記事はこちら↓です。

9月

小田原・ダイナシティでの1週間POPUP STORE 出店

・地元小田原にて、1週間という初の長期間POPUPを出店。販売スタッフも加わり、HINEMOSを伝える人が増えていきます。

ダイナシティの中にある、FM小田原にもゲスト出演させていただきました。

10月

メディア掲載:初のテレビ放映、NHK東海「まるっと!」にて単独取材

・初めての地上波テレビ取材をいただきました。

東栄町の愛知県内で最も古い酒の1つを次世代に引き継ぐ。 

という内容で、森山酒造が次世代に引き継がれる様子をしっかりと取材していただきました。

酒蔵に初めてテレビカメラが入った瞬間です。

森山酒造の蜂龍盃、ネットショップ開店。

・森山酒造で伝統的に製造していた銘柄「蜂龍盃」も今までネット販売されておりませんでしたが、いつでもご注文いただけるようになりました。

11月

小田原市長 酒蔵に来訪

小田原市長の守屋輝彦様が酒蔵に来訪いただきました。小田原市唯一の酒蔵ということで、ご関心を寄せていただけることはありがたい限りです。

杜氏の湯浅から製造方法のご説明。
酒蔵前での記念撮影

初の東京都内出店、戸越銀座でのPOPUP STORE出店

都内でもHINEMOSの販売を手掛けるメンバーが着々と増えております。

・都内の単独出店は初めてでしたが「初めてHINEMOSを知った」という方にも受け入れていただき、安堵した気持ちになりました。「日本酒を買うつもりもなかったけど、いいデザインだから気になった!」という方の声を頂戴し、これまで日本酒の魅力に気づいていなかった方に日本酒を提案できている・・・という手応えを感じる瞬間が多数ありました。

クリスマス限定商品のリリース

SHICHIJIとREIJIがクリスマス限定の装いで登場。

・クリスマス限定のSHICHIJI,REIJI、及び飲み比べセットの予約販売受付を、11月より開始しました。

聖夜を彩るオーナメントのように華やかな、クリスマス限定飲み比べセット

池袋駅構内でのPOPUP STORE出店

・初の首都圏・山手線圏内でのPOPUP STORE出店。LUMINE様が管理している山手線改札の目の前という好立地で、多くの方にHINEMOSを体験しご購入いただきました。初めてHINEMOSを知っていただいたお客様も多く、SNSなどでも多くお褒めの言葉をいただきました。

メディア掲載:日経MJ

日経MJ様の誌面にて、HINEMOSをご紹介いただきました。

12月

新銘柄SANJI,YOJIのリリース

燻製、杉、穀物の香り 複雑豊かな熟成酒
レモンのような爽やかさ 太陽と共に昇る微炭酸

リリース前のデザイン段階で、事前にフォロワーの方にデザインに関するアンケートを行うなどし、自ら酒蔵を持っているからこそできる機動力を活かした商品開発を行うことができました。

発表当日にはインスタライブも行い、多くの方とともに新銘柄の誕生を祝うことができました。

初の全国テレビ放映、NHK「シブ5時」にて紹介される

・初めての全国放送。NHKのシブ5時様にて、HINEMOSについて5分近くご紹介いただきました。

・また、同日にはテレビ神奈川様でも紹介されました。1日に2度テレビにてご紹介いただくという、とてもテレビにご縁のある特別な1日を皆で喜びました。

同時に3か所でのPOPUP STORE出店

・恵比寿、小田原、青葉台・・・の首都圏・山手線圏内でのPOPUP STORE出店。年末年始のお酒が必要な時期に、多くの方に手に取っていただく機会をご提供できました。

エキュート上野での年末年始 POPUP STORE出店

さらに、初の年末年始を跨いだポップアップストアを開催。帰省される多くのお客様にHINEMOSを手土産としてご購入いただきました。一年の終わり/始まりの特別な時間に飲まれるお酒として選ばれることを嬉しく思います。

その他

季節は前後しますが、HINEMOSは海外での展開もスタートしています。

・2021年4月に中国成都で中国糖類・酒類大会が開催され、SHICHIJIが会場で話題の酒になるなど、中国でもご好評をいただきました。

・また、同時に開催された中国版のSAKETIMES様の記者会見の中でも、日本酒スパークリングの例としてもSHICHIJIをご紹介いただいております。

・また、中国・杭州のcordisホテルでは日本酒のペアリングイベント開催され、そこではHINEMOSのHACHIJIを選出いただきました。
味わいにも評価をいただき、その後cordisホテルの夏季限定の特別なドリンクメニューにも選んでいただきました。

また、同じく中国の天津ではJETRO主催の日本酒を学ぶ会が開催されました。HINEMOSを日本酒の最新トレンド銘柄としてご紹介いただいています。

そして2022年がスタート・・・!

なんと言っても酒蔵の建設が2021年のハイライトですが、それ以外にもHINEMOSの新銘柄がリリースできたことや、池袋、恵比寿、上野といった首都圏の主要駅にてポップアップストアを開催できたことを通じて、多くの方にHINEMOSをお届けできたことが何よりの喜びです。

2022年も2021年の勢いをそのまま、より多くの方の大切な時間に寄り添うことができるHINEMOSでいられるよう、努力を続けて参ります。

特に、これからは冷蔵倉庫で四季醸造をしているという強みを活かし、期間限定/出来立てフレッシュな特別商品のリリースや、更なる海外展開、直営店のオープンなど、計画は目白押しです。ぜひ引き続きHINEMOSを見守っていただければ幸いです。

▽HINEMOS公式サイトはこちら

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