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あなたが自分らしく幸せに生きる鍵。~家系の課題、家系のテーマ~②

家系の課題について記した、前回記事↓の続きです。

家系の課題、家系のテーマの奥底に潜む、罪悪感と無価値観について。今回はこの罪悪感と無価値観について具体的に触れていきます。

ちょっと暗めの記事に感じるかも。


4.罪悪感と無価値観の正体


罪悪感や無価値観の正体は、

「大切な人を幸せに出来なかった」

「大切な人を喜ばせられなかった」

と感じて、自分を嫌っている自分です。


ここで出てくる"大切な人"は、親であることがほとんどです。


お金、パートナーシップ、仕事など、家系によって家計の課題は様々。

どんな課題であれ、親が怒っていた、笑顔を向けてくれなかった、悲しい顔をしていた、など、子供にとって「悲しい」と思う出来事を経験すると、子供はそれを勘違いして受け取ります。

「ママ(パパ)を幸せに出来てない自分が悪いんだ」

「ママ(パパ)を喜ばせられてない自分には価値が無いんだ」

僕も親の一人として、「勝手に勘違いすんなよ!」と言いたくなるような感じなのですが(苦笑)。子どもは親を幸せにするために生まれて来たので、こんな勘違いが生まれます。

勘違い

親を幸せに、笑顔に出来なかった自分を責め続けてしまうから、価値を受け取ったり、何かを好きになること自体がタブーになってしまう。

親を幸せに出来なかった、うまくいかなかった現実を"使って"、「自分はそれだけ酷いことを親にしてしまった」と自分を責め続ける。

気付くと同じようなことで悩んでいたりするのは、この根深いものがあるからなのです。


5.罪悪感と無価値観が生む悲劇


罪悪感と無価値観を抱えていると、自分を嫌ってしまったり、責めてしまったりします。つい人前で本音を出すのをためらったり、人の要求にこたえて頑張ることで自分の無価値な部分を満たしたり。

「自分嫌い」と一言でまとめるとスッキリするかもしれませんね。自分の内側では、自分を絶えず責め続けているので、イライラが溜まっていくのです。

心の不思議な法則で、気付かないうちに自分嫌いのイライラは無意識に周囲に向けられ、周りから責められるような経験として味わったり、周囲の怒りとして表現されたりします。(心理学用語で「投影」と言います)

自分嫌いになると、"自分を幸せにしない選択"を繰り返してしまいます。自分が傷つく言動を取ることで、自分のそばにいる親や家族を困らせ、幸せを感じさせず、罪悪感を感じさせようとしてしまうのです。(つまりは、周りが幸せじゃないから自分も幸せにはなれない、というわけです。)

これは無意識的な人がほとんどですが、意識的にやっている人もいます。幸せからはどんどん遠ざかる、悲劇とも言えるでしょう。

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6.繰り返される家系のパターン

あなたのご両親がやっている罪悪感と無価値観のパターン、あなたもしていませんか?是非これを機会に振り返ってみてください。

もし「私は反面教師にしているからやっていない」と思う方がいらしたら、それはそんな親を否定して自分はそうなるまいとする「補償行為」かもしれません。

補償行為は、根っこに抱えている『こんな親は駄目だ』という部分が許せていないからやっていること。自分が全てを受け容れ、許せていたら、何も気にならず、好きなことに集中して生きていけます。

補償行為をしている間は、実はまだ家系の課題から抜け出られていないかもしれないのです。

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この罪悪感と無価値観、そして投影と補償行為のパターンは、親、そしてそのまた親から受け継がれ、先祖代々、家系の中で繰り返されてきたものです。

家系の課題はそう簡単に抜け出せるものではありません。先祖代々、繰り返しているパターンなので、自分が「えいやっ!」と抜け出そうと決意しない限り、同じ轍を踏んでしまうのですね。


この家系の課題という轍を抜け出すこと。その意味と、自分らしく幸せに生きることについてはまた次回に続きます。

つづきはこちら↓。


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