HSK02・就職活動
今回は、私がこの仕事を見つけ採用されるまでのお話です。
なかなか話が進みませんが、気長にお付き合いください。
下の娘が2歳のころ、我が家の自家用車を小さなハッチバックから中古の4WDに買い替えました。夫がちょっとした追突事故に遭ったため、子供が乗っていても安心な車に変えたいという理由からでした。ローンを組んで購入したものの、計算してみると今後毎回赤字になりそう。
私も本格的に仕事を探す必要が出てきました。
今までの人生、正社員歴は3ヶ月。
その後はずっと「主婦リーターです!」 とか言っていて、接客業を中心にパート、アルバイトとしての職歴しかありません。
オーストラリアに来てからも、御縁あって夫が採用された会社で、雑用を中心に名もなき仕事をこなしてきました。
そのこと自体に取り立てて不満はなかったのですが、初めて職探しをするとなった時に困りました。
さて、英語もつたない私にどんな仕事ができるのか?
一番可能性があるのは経験のある飲食かな。
前職では雑用もこなしてきたけど、小さなキッチンの面倒を見ていて、買い出し・仕込み・配膳・片付けを一通りやってきました。
こちらは観光地なので、レストランやカフェはたくさんあります。
しかし、働く時間帯がおそらく早朝や夜遅く。
夫の勤務時間は、朝から夕方までが多かったのですが、それでも子供の年齢を考えるとちょっときびしいかな。
偶然自宅に配られていた、TAFE(職業訓練校)のパンフレットを見ていました。するとそこに「ハウスキーピング」の研修についての情報が書かれていたのです。
ホテルの掃除?
チェックアウトって10時とかで、チェックインは3時とかそんな感じだよね?
もしかして、子供の学校の時間帯に働ける?
掃除なら、どの職場でも必ずやってきたことだよ!
現在の地に引っ越してまだ2年(当時)。
数少ないママさんネットワークに頼って、すでにその仕事をしている方に話を聞き、
「ワーホリの子もたくさんいるよ。TAFEの研修にお金なんて払わなくても大丈夫。主婦ならまず問題ないでしょ。やってみなよ」
って背中を押してもらいました。
「職探しはまずオンラインで」ということは、引っ越し当時の夫の場合で経験していましたので、教えてもらったホテルチェーンの求人ページを開き、まずは登録→求人の案内メールが届く→応募→面接→採用という流れに至りました。
この時点で、在豪歴10年強。
きちんとしたこちらの履歴書を作ったのは初めてでした。
困った私は、息子のクラスメイトのオーストラリア人ママさんを頼りました。
快く私の履歴書作りに参加してくれ、私が働いていなかった期間の呼び方(HOMEMAKER)を調べてくれたり、英語などを添削してくれました。
この女性、のちに私がホテルに提出したリサイクルに関する提案書を作った時も、大変サポートしてくれることになります。
またオーストラリアに来てすぐ、わたしはBed & Breakfastという、日本でいうペンションのような個人宅の宿泊施設に、家庭料理を学ぶ名目で半年間滞在していました。
先の記事で、他の宿泊施設の経験はないと書きましたが、目的が違ったし20代の話なのですっかり忘れていました。
ただ、本当にお手伝いだったので、オーナーとちょっとベッドメイクをしたり、バスルームの掃除をしたことがある程度でした。
それでも有経験者とみてもらえたのか、ラッキーなことにはじめからパートタイム採用でした。ありがたいことに、このB&Bのオーナーと前職(夫のおまけで働いていた職場)のオーナーと二人から推薦状をいただいていたので、それも作用したのかもしれません。
(採用は水モノで、高学歴なのにハウスキーピングでは落とされ、のちにフロントスタッフとして採用された知人もいます。)
オーストラリアでの勤務形態はいろいろありますが、ハウスキーピング部門の大半はパートタイムかカジュアルでした。
パートタイムとカジュアル(アルバイト)の違いは、パートタイムは働く時間を確保してもらえること。カジュアルは、働きたい曜日であっても、オンコールといって朝になってみないと仕事があるかわからない場合があります。
そして、パートタイムの場合は週5で働く人が多かったのですが(カジュアルの人がパートタイムになるための条件だったそう)、私の場合は子供が小さいため、ホテル側が融通を利かせなければならず、週3からの勤務でも大丈夫でした。
ただし365日休みなしのホテルですから、週末のどちらかに働くことは必須の条件で、私は夫が確実に休みになる日曜日に働くことを伝えました。
そして、娘の3歳の誕生日をむかえてすぐの日曜日が、はじめての出勤となりました。
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