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HSK17 - 「ないの?」ってよく聞かれるアメニティグッズ



日本のホテルの至れり尽くせりを経験している方が、海外のホテルを利用するとびっくりすることの一つに、アメニティの少なさがあると思います。

四つ星ホテルで働いていましたが、持ち帰っても良いバスルームのアメニティは、

シャンプー、
コンディショナー、
ボディーソープ(液体と固形両方)

のみでした。

もっと手軽に泊まれるモーテルのようなところだと、固形石鹸が人数分あるだけだったりします。

日本へ一時帰国する際、よく関空や成田近くのホテルを利用しますが、その度にバスルームにずらりと並ぶグッズ類に圧倒されます。

日本に帰ってきたなあ、ってしみじみします。

「手ぶらでもOK」

って、すごく日本的な戦略なのでは? 


一方オーストラリアでは、国内からのゲストは特に、一揃え自分で用意していることが多かったですね。

ホテルから徒歩圏内にあるスーパーは早朝から夜遅くまで開いているので、そこで買うこともできますし、石鹸などはマーケットで売られているローカルなものを使う方もいらっしゃいました。
現地調達の品は、より旅行気分が味わえて、それも良いなって思っていました。

皆さんご自分で用意されているのですが、それでも勤務中にゲストからよく聞かれるアメニティグッズがありまして、

それは「シャワーキャップ」でした。


シャワーを浴びたら髪は濡らすもの、と私は思っていましたが、私が20代の頃のホームステイ中にホストマザーから

「シャワーの時、いつも髪を洗うの?」

とびっくりされました。
私は何に驚かれたのか 

???

でしたが、節水なのか、髪のセットに時間がかかるからなのか、シャワーキャップを使って髪を濡らさないことも普通のようでした。

シャワーキャップをリクエストする方はたいてい年上の女性でしたから、世代的なものもあるのかもしれません。

こういったリクエストや、スイートルーム用に存在するグッズがあるので、私は常にすぐに取り出せる場所に用意していました。


また、日本人やアジアの方からは、

「歯ブラシはないのか?」 

というリクエストが多く見受けられました。

こちらも同じくリクエストされたら提供する品でしたが、タイミングによってはホテル側の手持ちがなくなってしまうこともありました。

歯ブラシを自分の手元に確保しておくのは争奪戦だったりして。
(そう思っていたスタッフは、私だけかもしれませんが…)


また、これはアメニティではありませんが、ペットボトルのお水もお部屋に用意してありませんので、事前に調達するべき一品です。

旅行ガイドなんかで『ホテルには結構色々揃っています』なんてアドバイスを見かけることがありますが、日本の感覚で「手ぶら旅行」すると、不満が爆発するかもしれません。

私はそんな、旅行でがっかりしてしまったゲストを見たくないです。

今は海外旅行も難しいご時世ですが、慣れない海外旅行の場合は、最低限の一揃えをご自身で用意されることをお勧めしたいと思います。



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