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フォーマルという名の卒業パーティー

昨日の投稿で、ながーいハマーの写真をお届けいたしました。

昨日は、息子の通う高校の卒業パーティーだったのです。アメリカで言うところのプロムですね。
それをオーストリアではフォーマルとかスクールフォーマルとか呼びます。

卒業パーティーと言えど、実際の学校最終日は11月の中頃なので、まだテストとか模試とか通信簿とか色々残っています。

ただ、何でしょうね、学校毎にいつやるかというのは異なっていて、すでに何ヶ月も前に終えてしまった学校もあれば、卒業間近に開催するところもあります。

映えスポット

先輩ママさんから、噂はかねがね聞いておりました。

ペアで参加する時は、お揃いのお花のコサージュを男性側が用意するんだよ、とか

会場へ行くための乗り物は、早いうちに予約しておかないと無くなっちゃうよ、とか

会場に入らない家族もドレスアップする、とか

どんだけ準備が必要なのかしらと、戦々恐々していたところ、当初息子は行きたくないと申しました。
義務教育の終わる10年生の時にあった、インフォーマルというミニパーティーが楽しくなかったからだとか。
しかし彼の友人の全てが参加することを知り、気が変わり、我が家も準備をすることに。

(親にとっては)ありがたいことに、ペアではなく仲良しグループで参加すると言う。好きな服を選び、お花のコサージュは要らず、車も仲間の子(親)にお任せ。息子のスーツと靴を用意するだけで済みました。

こんな英国風二階建てバスをチャーターしたら話題騒然?


私たちも小綺麗な格好をして、しかし慣れない息子のヘアセットなどをしていたら、あっという間に集合の時間になってしまい、急いで自宅を出ました。

会場へ向かう道路で見かけたビンテージカーにもフォーマルへ向かう子ども達が

会場に先回りして待っていると、まだ準備の段階で、私たちは最初から子ども達の入場を見ることができました。

レッドカーペットならぬ、スクールカラーのブルーカーペットが用意されていた

ここに車を乗り付け、カーペットの上を歩くのが儀式のようです。

なんと、学校の先生がドアを開ける係

息子達は比較的早い時間の到着を指定されており、私たちは前の方で写真を撮ることができました。

次から次へとやって来て、一台ずつドアを開けるのですが、さながらこの街にある様々な車の品評会のようでもありました。ヤン車が鳴らすような破裂音を出しまくる車もあり、それはどうかと思いましたが、普通に家の車で1人だけ降りるという子もいたし、カップル、友達、グループなど様々な組み合わせで出てきました。
一番最初に乗り付けたのは足が不自由な子だったのは、配慮されているなと思いましたよ。

カーペットの周りを囲む家族や友人達。2階にいるのはすでに入場した子ども達

卒業生だけでなく、申請すればパートナーに別の学校の子や下の学年の子なども呼ぶことができますから、300名近くの席が用意されていたようです。
終わりなく感じる入場の儀式も、後半になると排気ガスが辛くなって来て、一足早く会場を後にすることに。

息子が家に帰って来たのは、日付が変わる少し前。
自分がオシャレをすることに普段興味のない彼も、この日ばかりは格好良く決めて、友達と楽しむことができたのでした。

ちなみに、リムジンのことをオーストラリアでは「リモー」と呼ぶみたいです。一つ賢くなりました。

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