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#74「幸せ」には3種類!"脳内ホルモン"から捉えてみる

いきなりですが「幸せ」ってなんでしょう?

誰しも一度は考えたことがあると思いますが、漠然としていて、捉えどころのないテーマですよね。

「幸せ」のイメージをきいてみても、本当に人それぞれだと思います。
「事業に成功して臆ションに住むこと」と答える人もいれば、「平穏無事な毎日を送ること」と考える人もいるでしょう。

私個人としては、幸せは「気分」や「感情」に近いものだと思います。

子ども達が夕食後に大騒ぎしているのを見て「かわいいな」と幸せを感じることもあれば、イライラしてしまうこともある。

これは「絶対的に幸せな状況」というのはなくて、「幸せ」を感じられるかどうかは、その時々の私の状態に左右されているからだと思います。

なので、私にとっての「幸せ」は「追い求めるもの」ではなく、「感じるもの」「見出すもの」に近いイメージです。

そんな中、『行動最適化大全』という本の「幸福の最適化」という項目で、おもしろい考え方に出会いました。

精神科医の私は、「幸せを感じるとき、脳の中ではどんな反応が起っているのか?」を考えました。 私たちが幸せを感じるとき、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンという3つの脳内物質が分泌されています。 つまり、これらの脳内物質を分泌させることができれば、誰でも幸せになれるというわけです。

樺沢紫苑著『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで「最高の一日」を手に入れる』

いわゆる「脳内ホルモン」と呼ばれるこれらの物質の作用は、なんとなく知っていたのですが、それを「幸せ」と紐づけて考えたことはありませんでした。

ですが、同書でされていた説明が腑に落ちたというか、「やっぱり、そうなんだ」と思ったんですね。

まず、「セロトニン的幸福」は「健康の幸福」。
気分がいい、清々しいといった体感は、十分な睡眠、適度な運動、規則正しい生活によってもたらされます。

その次の「オキシトシン的幸福」は「愛・つながりの幸福」。
家族・恋人・友人・知人・ペットとの交流や、他者貢献によって得られます。

最後に「ドーパミン的幸福」は「お金・成功の幸福」。
物欲、金銭欲、名誉欲、承認欲求が満たされた時、何かを達成した時に得られる、興奮を伴うような喜びはこれに該当します。

重要なのは、
「健康」>「つながり」>「成功」
という順番が大切だということ。

死にもの狂いで頑張って、成功や名声を手に入れても、家族や友人との関係が破綻して、不健康になってしまっては、幸せとはいえないですよね。

3つ「幸せ」のバランスを考え、脳内物質をうまく分泌させていければ、「毎日、幸せ!!」という状態も夢ではないかもしれません。

記事内で引用した『行動最適化大全』の解説記事も書いていますので、興味を持っていただけたら、こちらも読んでみてください。
※但し、今回扱った内容とは違った切り口でのご紹介になっています。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


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