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♯42 【子育て】子どもが少しつらい経験をすることも大切

小学2年生になる息子は、ヒップホップダンスを習っています。
 
去年の夏休みから始めたので、今年で2年目になります。
教室に行く日は「あ~、めんどうだなぁ」と生意気なことを言っていますが、楽しそうに通っているし、ふと気づくと家で自主練習などもしているので、少なくともダンスは嫌いではないようです。
 
ですが、教室に通い始めたばかりの頃は「大丈夫かな…」とかなり心配していました。
 
というのも、所属している初心者向けのクラスには、小学校中学年・高学年のお姉さんばかり。
 
幼稚園の年長さんや同級生の子もいたのですが、立て続けにやめてしまったので、結果的に息子が最年少になってしまいました。
 
また、クラス自体は年度初めの4月から始まったのですが、息子は夏休みに入る7月から通いはじめました。
 
息子にとって初の習い事だったため、「小学校入学による環境の変化が大きい時期」と「習い事を始める時期」が重なるのを避けたかったからです。
 
しかし、この判断が息子に大変な思いをさせることになってしまいました。
 
最年少というだけでも不利なのに、周りの子よりも 3ヶ月遅れでのスタートとなったことで、基本的なステップにもまったくついていけません。
 
初めのうちは、あまり気にしていないようにみえましたが、テストや発表会が近くなるにつれ、自分だけ遅れを取っているのを子どもながらにも感じた様子で、

「僕だけ全然できてないんだよ…」

と私にこぼしてくるようになりました。
そんな息子の姿を見るのは、親としても心が苦しかったです。
 
息子は、運動も勉強も極端に苦手というわけではないので、周りの子ども達の中で「自分だけができていない」という状況は、この時が初めてだったはずです。
 

ですが、考えようによっては、こういった「少しつらい経験」もとても大切なことだと思うんです。

「自分だけが遅れを取っている」
「自分が皆の足を引っ張っている」  

こういう時にどういう感情になるのか、一度身をもって味わっておくことには意味があります。

自分が似たような経験をしたことで、不利な立場に立たされた人や、それがどうしても苦手な人の気持ちを想像できるようになるからです。
 
息子にはなるべく、楽しい経験・小さな成功体験を積み重ねていってほしいですが、少し苦い経験も自分の糧にしながら、強く大きく育ってほしいです。


ちなみに、発表会までに苦戦していたステップや振付けをなんとかマスターした息子。相変わらず一番へたっぴだったけど、
私「めちゃくちゃ、かっこよかったよ~。」
と少し大げさに褒めてあげたら、
息子「こんなの余裕だしっ。」
ですって(笑)。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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