私の売り方を考える
こんにちは。Hinaです。
マリトッツォにタピオカ、クレープにダルズナコーヒー・・・
みなさん、流行に乗れていますか?
(マリトッツォ、キーボードで打つのが難しかった)
流行っているものの例として挙げた食べ物。
既に古臭さを帯びているような気もしますが、食べ物以外にもメイクやファッション、政治に経済まで、あらゆるものが流行り廃りを繰り返しています。
今何が売れているか。これから何が売れるか。
それらの売れる”モノ”の中には、働き手、つまり人材としての私たちも含まれています。
今求められているのは、何を提供する、そしてどんな働き手なのか?
これからどう変化していくか?
それを掴んだら、私たちの働き方は大きく変わるかもしれません。
今日はそんなことを題材にした、この本から得た学びをまとめます。
テーマは「マーケット感覚」
noteを読んでいる方の中にも、この本の読者がいると思います。
あくまでも私が理解した学びをまとめていますので、読了した方にとって違和感がな部分もあるかもしれません。
「こんなこと書いてない気がする・・・」
「この捉え方違うんじゃない?私はこう思ったけど・・・」
など、何かあればコメントでお知らせしてください。
他の人の捉え方から、またさらに勉強できたら嬉しいです。
では、本編へどうぞ。
(2800字)
○マーケット感覚とは何か
親子の前に金塊が一つ落ちていたとします。
子どもは全く興味を示さないでしょう。こんなものより目の前の砂遊びの方がよっぽど大切です。
しかし、大人はどうでしょうか。
喜んで、換金しようとか何を買おうかと心躍らせるのではないでしょうか。
二人の反応は全く異なりますが、見ている対象は同じです。
これは、金塊という一つの物に対して、その価値を知っている人と知らない人の間に生まれた差異です。
「自分には何かを生み出す価値や能力なんてない」
そう思っている人は、もしかしたらその価値に気がついていないだけなのかもしれません。
「働きたいけど特別なスキルがないから働けない」と思っている人は、市場における自分の売り方を知らないだけなのです。
と言ってもこの本は
「あなたはかけがえのない存在!誰にでも価値はある!」
といった切り口ではありません。
「あなたのその特徴、こんな使い方あるんじゃない?」という
新しい可能性を導き出すヒントになります。
そして、新しい可能性を導き出すキーとなる感覚が「マーケット感覚」なのです。
先に言葉で説明すると、
・商品やサービスが売買されている現場のリアルな状況を想像できる能力💭
・顧客が市場で価値を取引する場面を、直感的に思い浮かべられる能力🎯
これがマーケット感覚です。
マーケットとは、需要者(買い手)と供給者(売り手)がマッチングされて価値を交換する場所のことです。
マーケット感覚において重要なポイントとして
・取引される価格(いくらで取引するか)
・買い手 需要者(欲しがるのは誰か)
・売り手 供給者(提供するのは誰か)
・取引条件(どんな内容で取引するか)
・取引動機(なぜこの二者で取引するか)
・両者に起こりうる今後の変化
(時代による市場の変化)
・市場の中で選ばれる方法(他との差異)
が挙げられています。
つまりマーケット感覚とは
どんな価値が、誰と誰の間で、どのように取引されるのか?
という感覚やセンスのことです。
そしてそのセンスは天性の才能に限りません。
色々なジャンルの服に挑戦してファッションセンスを磨いたスタイリストのように、マーケット感覚もまた、失敗を重ねるうちに獲得できるものなのです。
○市場について知ろう
市場での自分の売り方を掴むためには、まず市場の参加者とルールを知ることが必要です。
つまり、その市場にどんな人が買い手/売り手として存在するのか?
そしてどういった商品/サービスが求められ始めているのか?
これを掴み取る必要があります。
地元だけで戦っていればよかった時代から、日本中を相手に戦わなければいけない市場に変化していたり
もっと言えば国内シェアだけで比較していたものが、いつの間にか世界を視野に入れた市場になっていたり。
「市場に関係なくいいもの/いい人は売れる」
という過去の考え方を捨てて、
「需要に比べて供給が少ない今のニーズは何か?それは今後どのように変化していきそうか?」
という新しい視点で考える必要があるのです。
そして「私なんて普通だから特別なことは何もない・・・」と嘆かないこと。
世界に一番多い「普通な人」が何を欲しがるのか考える、その供給者が「普通」であることに、何の問題もないのです。
では、具体的に何をしたらマーケット感覚を掴めるのでしょうか。
○マーケット感覚を掴む
①自分で値付けする
マーケット感覚を掴むためには、身近にある「まだ商品化されていないもの」に対して自分の基準で価値を説明できるようになる必要があります。
この本では、既に値段がついているものに対して言い値から離れ、自分なりにプライシングすることを推奨しています。
「同じものなら誰に対しても同じ値で売られるべきである」という考えから離れてみましょう。
私が勤めている法人には、いくつか就労支援施設(障害者が働く施設)があります。
その一つにパン屋さんがあるのですが、パン生地は業者から冷凍のものを購入しています。
具が乗った冷凍生地を、決まった温度・分数で焼いて販売しているのですが、実は同じものが某大手スーパーのパンコーナーで販売されています。
施設では120〜150円ほどで売られているパンは、スーパーでは100円もしない値段で売られている。
しかも同じ値段で仕入れた生地(規模が違うので単価に差があるかもしれませんが)同じ生地を、同じ温度で焼いたものです。
その商品時代に差はありません。しかし、価格は異なります。
このことに気がついた職員は「今まで施設のパンを買って損してた!」とショックを受けていました。
しかし、本当に損しているのでしょうか?
少なくとも購入時には「このパンには150円の価値がある」と思って購入していたのではないでしょうか。
本来、モノの価値や妥当な価格は、買い手ごとに異なるはずだと著者は述べています。
何か購入する時、自分にとってこの商品はどのくらい価値があるのか考えて購入してみましょう。
それを繰り返すことで、モノの価値を考える際の「自分の基準」が少しずつ明瞭になっていきます。
この本からは学びがとても多く、少し長くなりそうなので続きは次の記事にまとめようと思います。
得た学びをなるべくコンパクトにまとめて書いていますが、かなり内容が濃い本です。
今はあらゆる人が「売り手」になる時代。「自分には関係ない」と思っている人こそ、ぜひ一読してみることをお勧めします。
著者のVoicyも貼り付けておきますので、よかったらチェックしてみてください。
(回し者みたいですね。😂)
では、また🌻
○続きの記事も載せておきます📖
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