食卓ひとつ、世界はまわる *4カ国目: メキシコ*
飛行機のチケットも、大きなバックパックもいらない。
片手にプライパン、もう片手にフォークを持って。
鮮やかなテーブルクロスをひいてロウソクを灯す。
目を閉じて、おいしい香りで心をいっぱいにしたら、そっと瞼をひらく。
そこには歴史と文化がつまった、遠い国の料理が並ぶ。
たったこれだけで私たちは、
この小さな食卓の上でまわっている世界を、旅することができる。
「メキシカンが食べたい。」
その一言から始まったこの企画、4カ国目にしてついにメキシカンにたどり着きました。
オレゴン州に留学していた時、そのあとサンディエゴに遊びに行った時、安いタコス屋さんのフィッシュタコスの味に感動。アメリカに行ってあのフィッシュタコスが食べたい!!と時々思います。
やじまさんはフィッシュタコスはお初だというので作ってあげることに。
1品目 : チリコンカンぽいスープ
いろんなお豆が入ったメキシカンぽいスープを、やじまさんが作ってくれました。
お野菜がたっぷりで、安心するお味。
我が家はスパイスカレーをいつも作っているので、この手のスープは馴染みがありました。
2品目 : フィッシュタコス
気合いをいれて、白身魚のフリットを揚げました!揚げてるそばから、シンプルにお塩でパクパク。ビールを衣につかい、かなりサクサクになりました。
ワカモレは手作り、サルサソースはビンのものを使います。
絶対にコーントルティーヤじゃなきゃ!と思って探したところ、さすがカルディありました。
やじまさんは初めてなので、まずは私が作ってあげることに。
トルティーヤに、白身魚のフリット、ワカモレ、千切りキャベツ、サルサソース、マヨネーズをのせて。
どーん!
さてさて、行っちゃってください。
ぱくり。
うまぁ、の顔。アゴ出てるね。
さすがにサンディエゴの味には負けるけれど、かなり近い!おいしい!!
やっぱろ、本気を出すと違いますね。
余っていたミートソースを使ったりと、具沢山なタコスになりました。食べ過ぎてもうこれ以上ないほどに満腹...
ウトウトしてしまいメキシコについて特に調べなかったので、後から「タコスってなに?」を検索してみました。
そして、出てきたサイトがこちら。
「タコス協会」...!そ、そんな協会があったなんて。
サイトめっちゃ気合い入ってます。写真も綺麗だしわかりやすい。私はタコスとっても好きなので、日本では意外と広まっていないと読んでびっくりでした。
野菜もたくさん取れるし、手軽でパーティー感もあっていいですよね。
中に入れる具材やサルサの種類が思っていたよりもあって、また作ってみたいな〜と思いました。
・・・・・・
イタリア、韓国、デンマーク、メキシコと4カ国の料理を作って、連休も折り返しに。
この4ヵ国の料理をたらふく食べて、1人3000円程度のコスト。これは革命的なコスパですね。
毎回レシプに真剣に向き合いながらも、自分達流を織り交ぜながら楽しく作って楽しく食べて。実際に自分達で手を動かして経験してみることで、語れることが増えていく感覚。きっと旅をしてもそんな風になるのだと思うのですが、自宅のキッチンでも旅している感覚になれると気がつき、ちょっと人生が楽しくなったような気持ちです。
さてさて、毎日満腹まで食べてきたので、ここらでスイーツ的なものでも作ってみましょうか。
また明日。
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。