見出し画像

斜め45°から向き合う

仕事が一段落したことで時間や気持ち的に余裕ができた。だからといって今まで忙しいという理由で向き合えなかったものが向き合えるようになったわけではない。片付けがその一つ。よく明日試験というときに限ってキレイにしたくなるのがいい例で、時間の余裕がやる気を出すわけではない。

「書くこと」に向き合えていなかったのは、忙しいからと思っていたけれど、そういうわけではないらしい。インプットが足りていないのに無理やりアウトプットしようとしていたのだと思う。わかりやすく言うと食べてないのに無理やり排泄をしようとするようなイメージ…と書いたが少し違うかもしれない。私に足りていないのは本やネットといった情報もあるが、どちらかといえば感覚のようなものかもしれない。生きている以上感覚がないわけではないが、たぶんフィルターをかけながら心を守り続けている。だから少し鈍くなっているのだろう。

いざ書こうと思うと手が止まってしまう。別の内容で途中まで書いていたが自分の中で書くべきではないと判断してしまった。どこかブレーキをかけているような気がする。それは自分の心を表現するのが怖いのか、また読者に受け入れられないと思ってしまうのかもしれない。内面を見せないものに偏っていく。書く目的がわからなくなっている。何度も少しお休みしようと思いながらも、休んでしまったら二度と戻れないような気がして週一度は投稿している。

何をインプットすればいいかはわかっていないが、日々生きていることを意識すべきなんだろうと思う。今まで見て見ぬ振りをしていたが向き合う時期がきたのかもしれない。ただ真正面から向き合うと逃げたくなるので、斜め45°くらいから向き合いたい。

とりあえず、今まで積んでいるだけで読めなかった本や映画やドラマを見る。ただ先日「非感情移入症候群」という投稿をした通りどんなに感動するものでも琴線に触れるものは避けたい。そんな私はかなりグロいシーンのあるものを観ては自分の感情から逃げている。結局逃げに走っているがこれが斜め45°から向き合っているということかもしれない。