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お仕事紹介:冊子『童話集:きらわれもののパン』(愛知県教育振興会)#017

また少し間が空きましたが、私のイラストを中心としたお仕事紹介です。今回は2014年秋に愛知県教育振興会が発行した冊子のお仕事について。

お仕事いただいた経緯や雑感など書いております。
お仕事を発注くださる方以外にイラストレーター志望の方にも
何か参考になれば幸いです。

今までにご紹介したお仕事については、このマガジンでご覧になれます。


はじめての自治体のお仕事


2014年11月・愛知県教育振興会発行「あいち・読書タイム文庫」収録の
『きらわれもののパン』カラー、モノクロ、二色合わせて
6点担当しました。

6月のムシムシとした日にかかってきた一本の電話。
「Webで見たパンケーキのイラストがとても素敵だったので
この雰囲気でパンを描いてもらえませんか?」

パンケーキのイラストとはコチラ。

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この4ヶ月ほど前に依頼のあった女優の戸田恵子さんの
名古屋本
あたりから、ポツポツと食べ物イラストのお仕事
入ってくるようになりました。

そこでできあがった表紙がこちら。

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この童話集は、愛知県教育振興会主宰の児童文学賞
「子とともに ゆう&ゆう 児童文学賞」入賞
の秀作から選んで
イラストをつけて発行しているのだそうです。
この冊子「コイタンハ!」にも全部で4作品が収録されています。

幼児・小学1・2年生向け、小学3~6年生向け、小学5・6年生向けの3種類。
私が担当したのは一番小さい幼児・小学1・2年生のお子さん向け。

一般の書店には並びませんが、愛知県内の幼稚園や小学校で購入可能です。
(恐らく年度内のみで現在は入手不可だと思われます)


中面の挿絵です。

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他に赤×黒の2色のページ、モノクロページなどもあり
全部で6点描きました。楽しかったなぁ。

4作品のイラストレーターさんは、私以外は東京や大阪の方
特に愛知県内のイラストレーターから選んでいるわけではないようです。


お仕事の経緯&雑感


最初に書いたように、このお仕事は私のイラストをWebで見つけて
ご依頼いただきました。
Websiteはもちろん、ブログでもこのnoteでも投稿サイトでも
何でも構いませんが、Webに自分の絵を上げることは大事なことです。

自分がどんな絵を描けるかなんて誰も知らないのです。
どんどん発信して知らせて行かなくては。

大好きな食べ物&目標としている児童書のイラストということで
ご依頼いただけて光栄でした。

そして、このお仕事がうれしかった理由がもう一つ

「あなたのこのイラストが気に入ったから、このタッチで」
と、自分のタッチを指定していただけたこと。

これって当たり前のことだと思うんですが
なぜかそうでもないご依頼も多いのです。


プロなのに描けないの?

スポーツ選手にも野球選手やサッカー選手などの球技から
水泳や体操や相撲など様々なジャンルがあり
野球選手には相撲はできませんし逆もしかり

なぜかイラストレーターなら何でも描ける
思い込んで受注される方がいるんです。

当たり前ですが、イラストレーターにも
得意なジャンルや専門ジャンルがあります。

この絵のように児童向けイラストもあれば
女性向けビジネス系などの用途別以外に
機械や車などのテクニカルイラストが得意な方や
リアルイラストやヘタウマ系など。

イラストレーターだからと言って何でも描けるわけではありません。

でも誤解されている方っているんですよね。

「プロなのに描けないの?」と言われることもあります。

そうではなく、プロだからこそ
プロに求めらえるレベルで描くためには
ジャンルを絞ってそこに注力する必要があるのです。


プロに求められるもの


特に東京から名古屋に越してきてそれを強く感じました。
相対的にイラストレーターが少ないからでしょうか。
会えたらとりあえず頼んどけって感じなのかな(笑)

(だから愛知県教育振興会の方のご依頼は特にうれしかったです。
この時の女性編集Sさんは特にとても優秀
イラストの不備にも的確に突っ込んでくださって助かりました。)

大抵「こういうイラスト描けますか?」って聞かれます。
Webに見本のイラスト載せてるんで
それ見て判断してくれればいいと思うんですが。。。

もちろん
手持のイラスト見せて「こんなのいかがですか?」
「おお!いいっすねー」で決まれば問題ないんですが

「すみません、そういう感じはちょっと。。。」
「ええっ描けるでしょう、プロなんだし」
「・・・・・」

イラストのプロに求められるもの
何でもかんでも器用に描けることではなく
その人にしか描けない唯一無二の世界を描けること
、なんです。


この点、イラストを描く側も発注する側
よく理解しておいた方が、楽しくスムーズにお仕事できると思います。

苦手なもの描くってホント苦痛。
なまじ絵が得意だって思ってるだけに、苦手な事務作業するより
ずっと屈辱的に苦痛なのです。

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陽菜ひよ子 / イラストレーター&文筆家&漫画家

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新刊「ナゴヤ愛 」(秀和システム)好評発売中。2006年ダイヤモンド社・2015年PHPより出版。中日新聞AD FiLEコラム連載中。主なイラスト仕事はNHK番組・新聞・書籍・広告・自治体、イラスト講師など。ひよことプリンとネコが好き。http://www.hiyoko.tv/