人生はテトリスだ
人生とは、テトリスのようなものなのではないか、と思う。
とにかく横一列揃ったら即座に落とせば
無難な人生が送れる。
少なくとも破滅することはない。
けれど、人生の醍醐味はそこにはない。
ためてためてためて
ギリギリのところをすり抜けるように落とす。
うまく行けば一気に高得点を狙える。
その快感こそが人生の喜び。
安定を取るか、冒険を取るか。
私の人生はどっちだろうか？
尋ねるまでもない。
安定を願って結婚して気づいた。
安楽や安定は、私にとって幸福とイコールではないと。
そこからは、人生の岐路に立つたび
まるで不安定を狙っているかのようだ。
ひとりになってフリーのイラストレーターになったのも
今思えばめちゃくちゃ無謀だったし
せっかくサラリーマンのオットと再婚したのに
気づけば彼はカメラマンとなり
夫婦でフリーランスという不安定を絵に描いたような生活。
テトリスの列をためてためてためて
何度ももう詰んでしまうような事態に陥っても
何とか切り抜けてきた。
もうたまらないんだよ、この
ギリギリをすり抜ける感覚。
最近では夫婦で本まで出してしまった。
結婚したころにはこんなこと、想像すらしていなかった。
そして本をきっかけに
いろんなミラクルが起こり過ぎて
何だかわけがわからないほど。
人生って本当に面白い。
とにかくためてためてためて落とす
詰まないように。
それが人生の醍醐味。
↓↓ これが夫婦で出した共著 ↓↓
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