名乗れば誰でもプロなのか?(11/19~11/25週記)
フリーライター&イラストレーターの陽菜ひよ子です。
わたしは4つの職を持っている。ライターとイラストレーターとコラムニストと漫画家だ。仕事によって名称を使い分けたりもする。ほかにいくつかの役割を担うことがあるが、それは職業として名乗らない。自分の中で明確な定義があるからだ。
「プロの資格」って何だろう?
余談だが、昔、「ライターになりたいなら、まず名刺をつくってから売り込みなさい」と言われたことがある。それもひとつの方法だ。ただ、嘘はご法度。「まだ仕事は未経験」だと正直に伝え、ブログなどでよいから「こんなものを書いています」と見せられるようなポートフォリオを用意することもマストだ。
では、本来その職業を「名乗る資格」が何かといえば、わたしは「その職業『単体で仕事が取れること』がマスト」だと考えている。
わたしの場合、冒頭で上げた職業については、すべて単体で受けている。どれも一流ではないかもしれないけど、お金をいただけるレベルだと評価いただいているのだと捉えている。
ただ、ライティングは写真込みで頼まれることがある。でも、その場合の写真はおまけで「写っていればいい」という程度のモノ。だから、わたしは「写真も撮れるライター」であって「カメラマン」や「フォトグラファー」ではない、と考えている。だから「カメラマン」とは名乗らない。
同様にイラストもデザイン込みで頼まれることがある。ほとんどの場合は断るが、何度か断り切れずに引き受けたことがある。でも「デザイナー」なんておこがましくて名乗れない。
「自称」と「プロ」の違いって?
ところで、事件の容疑者や被害者などの中にはよく「自称カメラマン」と呼ばれる人がいる。カメラマンもイラストレーターもライターも、免許や資格があるわけではないので、誰でも自称といえば自称なのだ。
一度でも有償で仕事を受けたらプロと名乗ってよいと思う。プロとして仕事を続けられるかどうかはまた別の話だけど。
ということは「自称」というのは仕事をしてる形跡がないということなのだろうか。それはどこで判断するのだろう。
誰もが知ってるような有名カメラマンじゃないと「自称」と言われてしまうとしたら、あまりにも理不尽だ。そして「自称カメラマン」は仕事をしていないと確定すると「職業不詳」「無職」に呼び方が変わるのだろうな・・・
オットでカメラマンの宮田雄平が「『自称カメラマン』も嫌だけど、『無職』ってニュースに出たらショックだなぁ」という。確かに・・・
てか、職業ってニュースで伝える必要あるのかなぁ?
さて、前置きが長くなりましたが、ここからは恒例の一週間の日記となっております。単なる備忘録です。
11/19(日)ライターになった流れ
2016年より、わたしのひよこキャラを使ってくださっている福岡県のお醤油屋さん・奥村醤油醸造場。先日朝から電話があった。2年おきのこの時期になると必ず電話があり「振り込みますが、いつもの金額でいいですか?」と律儀に確認してくださる。
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Xで流行っていたタグ #ライターになった流れ 【わたしの場合】
ライター講座でなぜかイラストの仕事をもらう
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イラストレーターとして10年経つ。FBで繋がる出版関係者から「本を書かないか」と言われる
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取材して文章を書いた本を出版
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本を読んだ媒体の担当者から仕事が来るようになる
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月々のライター仕事依頼数がイラスト仕事依頼数を上回る
11/20(月)不思議なミーティング
今日は月末の仕事の打ち合わせ。写真はオット宮田が担当するので、先方の担当者と同じ家から別々のPCでつなぐ、おかしなオンラインミーティング。
最近、胃の調子が悪い。 緊張しいのわたし。大きな仕事が来るとうれしいと同時に やっぱプレッシャーも半端ない。毎週のようにNHKの全国ネットで映るイラスト描いた経験があっても、ライブで記事を書くのは緊張する、のだな。
9月に無くなってしまったようやく名刺を注文した。ここんとこ2014年に作って残ってた名刺を配るという恐ろしいことをしていたのだよね。裏に実績を載せているのだが、新しい仕事が増えていくので、この仕事が確定したらとか考えているとなかなかつくれないのよ!
去年の夏に作った名刺がすでに年末には情報が古くて、9月にようやくなくなり、でもそこからここまで引っ張って2行増えた。年明けにはあと3行増えるかも?書けるんか?
11/21(火)新しいお仕事
新しい仕事のオンライン打ち合わせ。初なのだけど面談ではなくて打ち合わせとのことで、なんかすでに執筆することは決まりで、どんな企画にする?という話のようだった(たぶん・・・)。
「なんでも書けそうなんで、逆に企画に困る」などなど、生まれてこの方、こんなにほめられたことってないのでは?というくらいほめられた。昔から大好きな会社の編集さんから!これコーフンするでしょ。
人に会うたびに 取材のお願いばかりしている =ライターあるある。この新しいお仕事で ますますその頻度が増えそう。
先日投稿したこの記事が note公式「#編集 #ライター 記事まとめ」に 追加されたとのこと。なんでだろう?タダの日記なのに。ありがたいことだ。
11/22(水)いい夫婦の日。
先日お花のことを書いたけど、今日はお祝いの会で、無事、素敵なお花を贈ることができた。お店の人の感じもよくて、食事した店もすごくいい店で、「いい夫婦の日」そしていい一日。
ちょうど昨日の新しいお仕事にピッタリな人に会ったので、取材をお願いしたら快諾してくれて、やったー!
お祝いのお店に行く道すがら、年明けの新しい仕事の告知文について確認メールが届く。本日決定打にして入稿したいというので、信号待ちの間などにスマホでパチパチ返信。
すごく愛想のない文章になってしまうので、わたしはスマホメールが苦手。怒ってないのよ~~!!と強調しながら、でも端的なメールを送ること数回。
12/1には無事この日の告知文が掲載された。NHKカルチャー名古屋でイラスト講座します。どうぞよろしく!
週末に送ったラフの返事がないので聞いてみると、なんと届いてなくて、そろそろ催促しようと思っていたという。オーマイガー!まんま通ったので、よかった・・・ここから月末まではかなりタイトなスケジュールである。
11/23(木)細かいのか雑なのかどっち?
3日前に注文した名刺がもう届いた!はやっ!
コラムのイラスト、手書きはサラサラッと描けるのだが、それをフォトショで整えるのにめちゃくちゃ時間がかかる。これどうにかならんかの。
多分わたしの「美しい画像」へのこだわりが強すぎるんだと思うけど。
いろんな人の作品見たり作業の感じを聞くと、画像の中のゴミをミクロ単位で取り除くなんてわたしくらいなもの。鉛筆の下絵が残ってても平気で展示に出す人もいるし、そのまま納品もしちゃうんだろうか・・・
でもわたしのラフは相当適当である。イラストレーターの中には、キッチリ彩色してラフを提出する人もいるそうで。間違えて雑誌にラフの方が載ってしまったというトラブルを聞いたことがある。え?本番と間違えるラフってどんなん?
ちなみにわたしのラフと本番はこんな感じ。絶対間違えようがないよね。少しずれているのは、あとで自由に組めるように、パーツごとに描いてレイヤーを分けているから。一見面倒だけど、仕事ってホント途中でどんな要求をされるかわからないものなのだ。
色を入れてしまってから「やっぱりご飯とお吸い物を前に並べて欲しい」と言われるかもしれない・・・などなど、さまざまなリスクを想定して、被害を最小限に押さえることは、相手のためというより、むしろ自分のため。
(この担当さんは、絶対そんな無茶ぶりはしないとわかっているけれど、もうこれはクセみたいなものだね)
ちなみに一応前並びのバージョンも作って納品した。「どっちもよくて迷いますね」と担当さんに言っていただくと、かなりうれしい。
どんなに無茶ぶりされても、イラストって何があっても最後まで自分が描くしかないのだ。そこがライターとの違いだな。これ、もう少し詳しく、また載せるかも。
11/24(金)金曜日は更新日。
最近金曜日は、怒涛の更新なのだ。告知作業だけで、結構時間が経ってしまって焦る。
◎中京テレビ・会員制アプリ「PSくらぶ」連載「PSこらむ」更新
中京テレビ『PS純金』の会員制ファンクラブ「PSくらぶ」に不定期連載中のお店レポ「PSこらむ」、第7回の後編が更新。とはいえ今回はわたしは一行しか書いてなくて、ほぼ宮田(miyatayuhei)の作品。
会員登録はコチラ→https://liteview.jp/psclub (月額99円でお得がいっぱい!)
◎中日新聞連載コラム『読む名古屋めし』(大竹敏之さん著)挿絵
中日新聞の大竹さんの連載コラムももう7回目。残りはあと3回。7食目は喫茶店のピーナッツ。
名古屋の喫茶店では、コーヒーを頼むともれなくついて来るピーナッツ。イラストは、特に指定のない普通のコーヒーに袋入りと皿に盛ったピーナッツを添えるというオーダー。
和田誠展を見た直後だったのもあり、「シンプルなイラストとは」などと考えすぎて、丸1日くらいグズグズしてから描いた。描きあがったら、結構自分では気に入った。
11/25(土)偽善か本音か
ある尊敬している人が「誰かを笑顔にしたい」と猛烈に「自己アピール」したり「私って『伝えたい人』なんです」と「自分語り」する人種とは友達になれない、と書いていて、腑に落ちる。
(誤解なきように書くと、「誰かを笑顔にしたい」と思うのがいけないんじゃなくて、わざわざ「自己アピール」するのが痛いんである)
わたしは地域ネタをよく書いているけれど、別に「地元を元気にするために」やっているわけではないのだよね。ただ、自分がおもしろいと感じたことをおもしろく書きたいだけ。ライターってそういう生き物だと思う。
わたしの場合は基本「人」にしか興味がないし、普通の人より「人」には興味がある。今取材できる人には媒体で制約があるから声をかけていないだけで、ひそかに「この人の話を聞きたい」と思っている人はたくさんいる。
聞いてみるまではおもしろい話を聞けるかどうかはわからないので、「賭け」の部分はある。でも想定外におもしろい話が聞けて、それをあますことなく盛り込んだ文章を書けたら、もうそこがゴールなのだ。
相手が喜んでくれたり、編集さんにほめられたり、記事がバズったりといったことはおまけ。もちろん、おまけはあるに越したことはないけど、期待はしていない。
最後に毒を吐くと、「人を笑顔にしたい」とか言う人って、相手が自分の期待する反応をしないと怒ったり、自分と違う行動原理の人を叩いたりする人が多い気がするのだよね。
(いやもちろん、そうじゃない人もたくさんいるのだろうけどね!→一応フォロー(笑))
なんて書いていたら、思いがけないところからブーメラン。絵本仲間の中には「誰かを笑顔にできる絵本を描きたい」って書いてる人、確かに多い。でもこれはそういう意味ではないんだけどな💦「伝える」って難しいな~。ビジネス系の知り合いのいっぱいいるSさんはわかってくれてホッ。
要するに、「人の役に立ちたい」という言葉を「自分の自己顕示欲を満たすため」に利用してる人ってことなのかな。う~ん、毒。
今日のnote
前回の日記が想定外に読まれたので、ちょっと欲が出て、テーマに沿った軽い読み物あとに日記、としてみたが、吉と出るか凶と出るか。
日記の中に書いた #一日一トリ に反応してもらえて、めっちゃうれしい。そしてめっちゃ素敵なお話!
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