そのフォロワーに、意味はありますか?
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そのフォロワーに、意味はありますか?

何年か前に衝撃を受けたのが、新発売された「人生ゲーム」(タカラトミー)の勝者が「大金持ち」ではなく「フォロワーの多い人」であるということ。

おおそうか、もう時代はそこまで来たか、と言葉を失ったけど、それから数年経って「フォロワー数至上主義」はさらに加速度を増しているようです。


いろんなフォロバ狙いさん

noteではあまり見かけませんが、Twitterやインスタをやっていると、あからさまな「フォロバ狙い」が目につきますよね。単純にフォローして数日後に解除するだけでなく、いろんな人がいます。

①毎日フォローとフォロー解除を繰り返し、フォロバをひたすら待つ人

どうやら、フォローしたことにこちらが気付いてないと思っているのか、毎日毎日ご丁寧に繰り返してくる。いくらなんでも毎日続けて同じ人間からフォローされれば気づくわ!

一体何日続けるつもりなのかは知らんけど、うっとーしいのでブロックしました。

②Twitterの「フォロバしてもいい人」リストに入れてくれたと連絡が来る人

つまり、こちらからフォローしたらフォローしてやってもいいよっていうわけですね。どんだけ上から目線なんだろーか。。。

③本垢とサブ垢があって、本垢をフォローしてくれたらサブ垢でフォロバしますよって人

これ、わかりにくいですが、こういうことみたいです。

この方、本垢(メインアカウント)に載せたイラストをリツイートするだけのサブ垢(サブアカウント)を持ってるんです。

で、本垢をフォローしてくれたら、サブ垢からフォロバします、というのです。なんでそんなめんどくさいことするんだ?と思いますよね。つまり。。。

フォロバばっかりしてるサブ垢はこんな数字に。

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フォロワーよりフォローしてる人の方が倍以上多いです。フォロワーも結構いるのは、サブ垢から云々というのを理解していないか、そもそも読まないで手当たり次第にフォローしている人も多いってことなのでしょう。

で、フォローをお願いしてる本垢の方はというと

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100人もフォローしてないのにフォロワー500人超え!人気あるじゃん!!みたいな数字になっております。

フォロー数とフォロワー数がほぼ同じだと、1万フォロワーいても「どうせ相互フォローでしょ?」と言われちゃうんで、それを防ぎたいんですね。

一見いい考えのようですが、3,000人近くフォローしても、本垢には500人しか返してくれていない。。。結構効率悪そうです。そんな時間があったら作品をつくれ!ですよね。。。


フォロワーを集めたい目的は何なのか?


別にいいんですよ。

どんな方法でフォロワーを得ようが、それで成功しようが。どんな方法で成功したとしても、成功したらそれが正義なので。

世の中、公平になどできていないので。

でもね、考えてみたいのです。なぜ、フォロワーを集めたいのでしょうか?

先ほど軽く「成功する」と書いてみましたが、成功って具体的にはどうなること?

何となくみんな「フォロワーが増えれば、力が持てるようになる」と信じて、数だけのフォロワーを集めることに躍起になっていませんか?


クリエイター垢の人がフォロワーを増やす目的は、ほぼこの2つに集約されると思います。

①ファンを増やしたい
②注目されて仕事が欲しい

①のファンを増やしたい、ですが、そもそも、ファンってどんな人のことでしょうか?

ファンとは、例えば自分のグッズや本を買ってくれる人や、イベントをしたら来てくれる人、ですよね?

フォロバ100%なのでフォローお願いします」と書いて増やしたフォロワーは、果たしてファンであると言えるのでしょうか?その人は自分のために何か行動を起こしてくれる人でしょうか?


②の注目されて仕事が欲しい、ですが、確かに昨今ではフォロワーの多い人に仕事の依頼が行くことも増えているようです。

でも実際にはやっぱり「いい作品をつくる人」のところに仕事は行くんです。

フォロワーが多いことで、メディアの関係者に見てもらえる確率は増えます。でも、載せている作品がイマイチだったら、残念ながら仕事には結びつかないでしょう。

下手すれば、そのフォロワー数が「数だけの張りぼて」であると見抜かれてしまいます。仕事を依頼する側にいる方々は、そんなに甘くはありません。


数だけのフォロワーに意味はあるのか?


数だけのフォロワーには、何の意味もありません。

数だけのフォロワーは、ファンではありません。自分がアクションを起こしても、それに応えてくれることはないでしょう。

イラストの仕事の場合、フォロワー数が問題になるのは、候補のイラストレーターが二人以上いて誰にするか決めかねた時、フォロワーが多い人が勝つ、といった程度ではないでしょうか。

基本的には、その「企業や商品のイメージに合うイラスト」が選ばれるはずですから。

中にはもしかしたら、何を置いてもフォロワーが多い人がいいと考える企業もあるかもしれませんが、そんなクライアントばかりではありません。

そこまでクリエイティブの力は落ちていない、と思います。


めんどくさい理屈を連ねましたが、最後にひとつだけ真理を言うと

「いい作品をつくってる人は、そういう姑息なことはやってない」

ってこと。

いい作品をつくってる人は、姑息なことをしなくてもフォロワーは自然に集まるし、フォロワー数のことなんて気にもしていない人も多いようです。


え?私ですか?

私ももちろん、フォロワーは増えて欲しいとは思います。

けれど、フォロバ狙いでフォローすることはないし、フォローされたからと言って無条件にフォロバもしません

それよりは、イラストも文章も含めて、いいコンテンツを作ることに注力したいです。遠回りでも、それが結局は「成功する」ための一番の近道だと思うから。

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陽菜ひよ子 / イラストレーター&漫画家&まちづくりジャーナリスト

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陽菜ひよ子 / イラストレーター&漫画家&まちづくりジャーナリスト
著書「ナゴヤ愛 」(秀和システム)好評発売中。2006年ダイヤモンド社・2015年PHPより出版。中日新聞広報誌にて取材+コラム連載中。代表的なイラストのお仕事はNHK Eテレ「すイエんサー」。インタビューとひよことプリンとネコが好き。http://www.hiyoko.tv/