浜夕顔メイン

2019年5月16日 島の浜辺には、昔ながらのハマエンドウやハマボウフウの花が咲いていた。

新物の収穫はないので、昨日の夕方に犬の散歩に行った時の写真を送ります。
と姪からメールがきた。
姫島の七不思議のひとつ「浮洲(うきす)」が見える海岸まで、散歩に出かけたようだ。


島の北浦の沖合に広い洲がある。土砂が堆積して陸地のようになって、海の水面に出ている。「浮洲(うきす)」と呼ぶ、島の七不思議のひとつ。
浮洲の最高部には大きな岩石があり、しめ縄が張られ、その岩石の前には鳥居がつくられている。神社の扱いをされ「高部様(たかべさま)」と呼ばれている。貝の神様、あるいは龍神様を祀っているとか。この鳥居と岩石は、満潮時でも、強風などの悪天候で海上が荒れても、海水に浸かることはない。それが七不思議の理由だ。
この周辺一帯は、姫島きっての潮干狩りの名所にもなっている。子どものころ、アサリやマテ貝ほりによく出かけた場所だ。

ハマエンドウは日本全国の海浜でよく見られていたマメ科の植物。ところが、海岸の護岸の整備、埋め立て、海砂の採取などによって、次第に少なくなってきているという。島で暮らしていると、普通に浜辺で見かける植物……その大切さは都会暮らしが長くなるほど、よくわかる。

ハマボウフウと聞くと、椎名誠さんの短編小説「ハマボウフウの花や風」を思い出す。ハマボウフウは、全国の海岸に面した砂地でよく見られたセリ科の多年草。やはり砂浜の減少や乱獲などにより、非常に希少な野草となっているとか。
セリによく似た香りと風味があり、シャキシャキとした食感が楽しめる春野菜にもなっている。

この植物は、姪のメールでは「浜夕顔」と書いてきているが、ネットで調べると「浜昼顔」にも似ている。植物音痴の私には、「浜夕顔」「浜昼顔」の違いもわからない。どっちなんだろう??
※後日、姪からメールがきた。
「浜夕顔❌➡浜昼顔🔴の間違いでした😅失礼しました」

姪は、「おさかな祭」の準備などで大忙とか。
姫島の旬の味を味わっていただくための「姫島おさかな祭」が毎年5月下旬、姫島港フェリー広場で開催されている。姫島の旬な魚をつかって刺身、唐揚げ、吸い物などが楽しめる賞味会があり、食後にはキツネ踊りとアヤ踊りの鑑賞会もある。
今年も、2019年5月19日(日)から 姫島港フェリー広場で開催される。姫島でとれた海産物などが当たる「お楽しみ抽選会」もある。

大分県姫島からの離島の収穫便りです。サポートよろしくお願いします。