仕事は長く勤めたほうがいいという考え方はまだ根強く蔓延っている

よくハローワークに行く。


それは今の仕事を辞めて新しい仕事が見つかっていないためハローワークに行くのだが、それだけではない。


仕事に対しての考え方をまとめる絶好の機会だからである。


なかなか仕事に関しての考え方を発表する機会が日常生活ではない。


仕事で、長く勤めるのって本当に今の社会で大切なことですかね?なんて先輩に質問したら、辞めるの?とかやる気ないの?とかマウントとって話されそうで聞きたくない。


ハローワークに行って職を探のは一番の目的だが、働き方に関する考え方を醸成したいというのもハローワークに通うもうひとつの理由である。


同級生のお母さんが私のハローワークの担当であることも転職の孤独を紛らわせてくれるためよく通っている。



自分「汎用性のあるスキルを磨きたいので、事務系の仕事に就いて、自分の将来の糧にしたいですねえ」


担当者「スキル磨くのもそうだけど、一生勤めるところに就職しないとね」



明らかに自分の考えとは違った。


いろんな本を読むのが好きな自分にとって一つの企業に勤め続けることはナンセンスという考え方が根付いている。


将来的に組織から個人へと仕事もシフトしていき、個々の能力の向上が組織の垣根を越えて、縦横無尽に働ける。そんな未来が来ると思う。


けれども、ハローワークの方は一生勤めることろに就職させることを望んでいる。


かつて倉庫の担当者や営業を経験したが、将来のスキルになるものはわからなかった。


将来的に、倉庫関係もすべてAIが担い、人が労働する必要もなくなった世界で倉庫でしか働けない人は淘汰される。


営業は提案営業のスキルなど磨いて自分自身成長しようと考えて転職したが、会社の時代錯誤なパワハラ、長時間労働是正による体調不良など長期間は続かないと思い、転職に至った。


メンバーシップ型からジョブ型の仕事の移り変わりはもう来ている。


なのになんで一つの企業に一生勤める考え方が正しいのだろうか。


現時点でその流れが来ているのに、過去の考え方にすがる。


周りとは違う考え方かもしれないが、自分が信じた道を歩いていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?