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登園初日の娘と、幼い頃の自分の姿が重なった

わが家の3歳の娘は、
この春、幼稚園に入園しました。

昨日は、初めての登園日。

おそらく本人よりも、
ドキドキしていたわたしは、
早朝に起きて、
自分の身支度や家事を済ませ、
子どもたちを起こして、
娘と登園の準備をしました。

幼稚園までの車の中で、
娘の園生活への期待と不安と、
自分も保護者としてしっかりせねばという、
緊張からなのか、
自分の心拍数が上がっているのを感じました。

いよいよ、幼稚園に到着し、
息子を抱っこしながら、娘と手を繋ぎ、
教室の前に行きました。

すると、「ママーー!」と、
寂しさから泣いている男の子が
先生に抱かれているのが見えました。

そんな、男の子を見て、
「あの子、泣いちゃってるね。」と話す、
なんだか大人な娘。

娘は、1歳半頃から、
ママへの執着はほとんどなく、
最近は特に、ママを求めることが少ないので、
あっさりと教室に入っていくことを
予想していました。

そして、やはり、その予想どおり、
教室の前で娘を先生に預け、
わたしが「じゃ、いってらっしゃーい!」
というと、
娘も「行ってきまーす!」と言って、
こちらを振り返ることもなく、
教室に入っていきました。

(そのあと、少し不安気に、キョロキョロしながら、一人で荷物をおろす娘が、なんだかとても可愛かったなぁ。)

ーーーーーーーーー

わたしと息子は一度帰宅して、
2時間の慣らし保育を終えた娘を迎えに
再び幼稚園へ。

教室の外へ行くと、
お迎えが来た順番に、
先生が一人ずつ子どもを外に呼び出し、
先生と保護者と子どもで、
1.2分ずつ、今日の様子をお話ししていました。

お迎えの列に並びながら、
前の親子の様子を見ていると、
教室から出てきて、
嬉しそうにママとお話ししたり、
ママに抱きつく子どももいて、
とても微笑ましい光景でした。

一方、わが家の場合、
迎えについても、
娘はやはり、さっぱりしているので、
そんな感動の再会も無いだろうな、と予想。

そして、ばっちり予想通りに、
わたしの顔を見るなり、
あ、きたの。という様子で、会話もせず、
さっさと下駄箱にむかい、
靴の履き替えをはじめました。

そんな、塩対応の娘を横目に、

園でも、ママを恋しがることなく、
頼もしく過ごしてきたんだろうな、と
思いながら、
先生に娘の様子を聞きました。

すると、先生からのコメントが
かなり意外なものでした。

「〇〇ちゃん、ずっと緊張していました。途中でトイレに行ったら、目に溢れるほどに涙を溜めて、もう泣いちゃうかな?と思ったけれど、泣かずに我慢していましたよ。」

と。

え!?まさかの、不安になっていたのね。

先生のコメントに驚きつつ、
帰り道に、娘に、
園でやったことなど、お話しを聞きました。

絵本を読んだことや歌を歌ったことなど
教えてくれて、

「幼稚園、楽しかった!また行きたい。」

と、娘。

わざわざ、涙の真相を掘り起こすこともないか、
と思いつつ、

「悲しい気持ちにはならなかった?」

と、聞くと、

娘はしばらく考えて、

「ママがなかなか来ないから、ママは大丈夫かなー?って心配になって、最初はシクシク泣いちゃったわ。」

とのこと。

ママがいなくて寂しかったわけではなく、
ママが一人で泣いてないか心配で、
泣いちゃった、らしい。

え、なにその理由!?笑

と思ったけれど、少し考えると、

普段、注射をするときも、
小さな怪我をしたときも、
あまり泣かない、強がりな一面がある娘。

今回も、
ママがいなくて寂しかった気持ちを認めるのは
恥ずかしいのか、
ママを心配して泣いちゃったことに、
したようです。

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そんな娘を見て、
幼い頃の自分の姿を思い出しました。

わたしも、幼い頃から、
人前で泣くことが恥ずかしくて、
涙をいっぱいに溜めても、
絶対にこぼさないようにしていた
記憶があります。

小学校低学年のとき、
園庭で自分の鉢植えで育てていた
ヒヤシンスの茎を
サッカーをしていた男子により、
ボールで折られてしまったことがありました。

わたしは、せっかく咲き始めた
ヒヤシンスが折られて、
今にも泣いてしまいそうだったのですが、
ぐっと涙をこらえて、
「わたしは良いけど、球根を買ってきてくれた、お父さんに申し訳ないな。」と、
強がりな発言をしました。

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登園初日、
溢れそうな涙をなんとか堪えた娘、

ママがいない、いつもとちがう、
不安や寂しさの涙を、
ママを心配した涙に差し替える娘、

なんだか、娘の姿が、
幼い頃の強がりな自分の姿と重なって、
より、愛おしく感じました。

ーーーーーーーーー

これからも、園での生活を通して、
娘のそんな強がりなところや、
新たな個性が、
どのように育っていくのか、
とても楽しみです。

娘よ、ともにがんばろうね。

あんまり、意地を張りすぎずにね。

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