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ある程度成功するには行動量が大事だと思うわけ

それなりに夢があり、自分はひとかどの人間だと思い、いつか何かを成し遂げようと思っていた人がいるとする。
でも、ああ、これでは成功するのは無理だったろうなと思う人には共通点がある。

まあ、私ごときが語れることではないかもしれないが、だいたいにおいて、成功したいけれど、何事かを成し遂げたいけれど、夢見もし、誰かの成功を、その人の地頭だとか能力だとか環境だとかに起因するものと捉えてできなかった人というのは共通点がある。

怖くてできない。

失敗したとき怖いよねー。

などと、責任回避、リスクを負う勇気がないことである。

よくビジネスというのは、

お金がないからできないという人は、お金があってもできない。

と表現される。

最近、ちょっと、いえかなり辟易していることがある。
別に私はまだまだ成功しているわけでもないが、それでもその人たちの言いには違和感を感じる。

あなたには能力があるから。親に感謝しなさい・・・。

と言われて、びっくりしたり、あるいは、母にも、

あんたみたいに私もバリバリ仕事したかった・・・。

と言われたりする。

私などバリバリやってるうちに入らない。

そういえば、生徒に、同じく高校教諭のおばさんと私を語ろうとして、

先生はバリキャリ。

と言っている生徒がいた。
なんや?そのイメージは?である。

私はどうも自分の中ではそうそう女性らしいと思っていないが、私にバリキャリのイメージを持っておられる方たちは、私のことを、

女らしい・・・。

とおっしゃる。
先日、一緒に焼き肉を食べに行ったお母様は、

先生は女の人です・・・。

とおっしゃる。

記事にも再三書いてきたが、私は客観的な私のイメージがどうもつかめない。そんなものどうでもいいという説もあるが、本当につかめなくて困っている。

そうかと言えば、

こんなに専業主婦に向いている人いない・・・。

と言われたこともある。

もうどうすればいいの!?

である。

そういえば昨日も書いたが、この連休、面談続きだったのに、私はなぜかいつもよりも余計に家事をやっている。
それでも周りの要求は上乗せされる。

昨夜、寝不足気味の私に、母のスマホについての訴えを聞いていて、正直キレかけた。

私がスマホを持った開業当時、男子生徒たちは、幾分驚いて、

エーッ!?

と言ったのよ!

と言った。つまりは私にもスマホ初心者の頃があったことを認めてほしかったのである。
そしたら、

あんた、スマホ持ったん、私より長いやん・・・。

と言われたが、携帯所持歴のことを言っていたらしい。
正直、義父に、

あいつ、捕まらんから、携帯持たせたら・・・。

と言われて初めてショップに行って携帯を持たされたのは、母と同じ時期だったらしい。
とはいえ、捕まらない私は携帯を持ち歩かない、というより持ち歩けなかったので、忘れてしまって、用をなさなかった。

確かにiphoneを勧めたのは私である。
その使い方がまだよくわからないというのである。

私が教えてもわからないというので、というより教えてくれない説になるので、だが今まで何度も教えているのだけれど、スマホ教室に送り、ついでに私も受講生になり、その時間、私はお付き合いしているのである。

帰ってきて復習しているが、ダメなのだそうである。

触らなくちゃだめよ・・・。

と言っても、

みんな怖いって言ってる。だから○○さんはガラケーに戻したって言ってた・・・。

あるいは、

高齢者はみんな怖いって言ってるから、スマホは無理なんやわ・・・。

と言い出し、アンドロイドの頃は何でもできた・・・、と言われて、正直参っている。

基本的なことは教えた。それに文字も図も大きいバージョンの教則本も選んだ。そしてスマホ教室にも通っている。おまけに送迎付きの一緒に講義を受講する人付きである。

要するに、自分のわからないところを教えろ・・・、というわけか?

もちろん、高齢者が若いものよりも不利なのはわかる。

がしかし、やってみる勇気があるかどうかの話である。
高齢者云々の話ではない。

同年齢の友人たちも、

だって、こわいやん・・・。

もし失敗したらその時怖いよね・・・。

いやいやいや、なんでも失敗する勇気がなければ習得できないから・・・。


十年前に開業したときに、まだそうそう資金もなく、信用もなかったから、HPが必要だと思ったが、業者さんにお願いして作っていただく力がなかった。
そこで、無料のHPを自分で作ることにした。
専門家たちは、

素人の方に、HP作成は無理ですよ・・・。

と止められたのにもかかわらず、なんでかわからない、つまりは根拠なきできそうな感じ(そうよく言われる根拠なき自信ではなかった。)、一週間でやってしまった。
そのときのHPは、まったく不出来だったけれど、でも、生徒さんをたくさんたくさん呼んでくれた。
なんでもあったかい感じがして、とファンが多かった。
その後、作っていただいたHPがあるけれど、それでも温存している。
このHPの違いは、ブログを書く時の気持ちである。
作っていただいた方に書くときは、どこか余所行きのカッコつけてる自分がいる。
それが自分で作成した方のHPには幾分自分を出せているような気がする。教師でない自分の立ち位置からもあれこれ書ける気がするのである。
ブログを書いている場所はあちこちにあるが、その場所によって気分が変わる。
それって面白い。

あっちこっちに所属してきた私にもいろんな顔があった。
誰だって経験するだろうが、高校時代の立ち位置と大学時代の立ち位置、そして就職してからの立ち位置って、まったく違う人間かと思うほど変わっていると思う。

五年間ほど会わなかった、夫の同級生の友達である先輩方に結婚式に来ていただいて久しぶりにお目にかかったが、おそらく楽器を持って演奏してくださった先輩方の私のイメージと、職場の先輩方がスピーチで語ってくださった私のイメージとは、おそらくかけ離れていたことだろう。

また、職場の先輩方にとっては、とんでもなく国語の教師だった私の先輩方が楽器を持って演奏し、友人がアリアを歌った時に、

あいつ、そっちの奴?

と思われたことだろうと思う。

家でご飯を食べていただいた野球のコーチたちは、私にピアノを弾かせて、

意外な才能・・・。

と言うが、札幌時代はよくピアノを弾いていたので、私のことを音楽の先生かピアノの先生のイメージを持っておらえる方がおられる。

予備校で、思い切り指導をしていて、自分の教室で、先輩に手伝いに来ていただいていて、ある日教室で会食をするためにお料理を作ったら、これまた、

意外な才能を・・・。

と言われ、おそらくうちの子どもたちは、

ご飯を作って、お菓子作って、何ならマフラー編んだりコート作っていた。

というイメージの人物像で私を見ている。ついでに、

もうママは!?

としょっちゅう言われていて、劣等生なママで通ってきた。(笑)

が要するに、いつも蛮勇を発揮していた。

夫の地元に戻ったとき、仕事していいよ、と言われ、ある高校に電話し、履歴書を、と言われ、その次の日には確認の電話があり、すぐに採用が決まってしまった。
かなりの、心臓・・・、ということをやってのけたらしいが、一度仕事に出てしまうと、その後途切れることなく仕事が来た。
何かを辞めると誰かがそれを聞きつけて、次が来た。
ひどい時には、

うちとしては、いいことを聞きました・・・。

と言っていただいた。

だから、周りから見たら、結構言いたいことを言ってきたということになりそうである。(笑)
自分の待遇だとか、お休みだとかには一切何も言ったことはないのだけれど。それがいいとも思ってないけれど。

とりあえず、何かを成し遂げるには、それが家事であろうと、仕事であろうと、人間関係であろうと、自分の足で一歩前に出なければならない。
地頭だとか能力だとか環境だとかあれこれ言う前に、一歩踏み出さなければならない。

仮に頭も、能力も、何なら環境も、人より劣っていたとしたら、なおさら早く始めなければならない。そういうことを分析して、できない理由を並べている暇などないのである。

最近、周りのそういう言説にちょっと呆れている。
数年前から、周りの、

何かやりたい・・・。

という言葉にあれこれ言ってきたが、誰一人それを実行した人はいない。
そして人の苦労も知らずに、よく見えるところだけ、

羨ましい・・・。

と言ってくれる。
では、連休に、家でゆっくりすることもなく、面談と指導に明け暮れる時間を過ごしてみたらいい。なぜか連休に寝不足である。旅行に行っているわけでも美術館巡りをしたわけではない。

それが嫌なら、余計な夢を見ることはできない。

何かをするにはやはり行動量である。
そして失敗も恥ずかしい思いも辞さない勇気である。
粘り強さも必要である。

少しわからないと言って、誰かに教えてもらおうとする前に自分で何とかやってみよう!という気概がなくては、それに周りに教えてくれないなどと言うふざけたことを言っている人に何も起こらない。

そうそうこれは戒めの言葉でもある。
仕事だけにのめることのできた日々に比べて、カフェに行って仕事のアイディアをまとめていた時に比べて、どうも家庭人に寄っている。
リフレッシュには良いが、それでも、鋭さがどこか欠けている。

人のことを言っている場合ではない。
母の世話も落ち着いてきた。
というかペースがつかめてきた。
当初の戸惑いも軽減されてきた。
これも、恥ずかしさよりも実質を選んで、あれこれわからないことを人にも相談し、あちこちの記事を読み、参考文献にもあたってきて、まるでブルドーザーのように疑問点を片付けてきたからである。
もう絶対にあちこちで蛮勇を発揮して、ついでにものすごく恥ずかしいこともやってのけてきたに違いない。おそらく相当に変わった人扱いもされているであろう。
人を見れば笑おうとする人もいるし、私相手にふざけようとする人もいる。
このあたり、周りの私への評価がわかるではないか・・・。

ともあれ、恥ずかしい思いをしても、とりあえずちょっとだけでも進もうと行動しているだけ褒めてほしいんだけどなあ・・・。(笑)
まだまだ成功してないけどさあ。

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