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なんで?なんで?なんで?あまりに素敵なこと

 今朝は、不燃物のゴミ当番だった。

 正直、夜の仕事をしている身にとっては、かなりキツイ。かなり遅くまで神経の張る仕事をして、早朝から、一応仕事、はキツい。最近は、日の出が早くて、起きているには起きているけれど、そうして、やわやわ家事を始めてはいるものの。しかも、仕事場がいくつかあるので、どこかを自治会の特別会員にしていただいて、逃げようかなあ、とは思うものの、まあ、その場その場の人間関係、しかも日常生活的な人間の感覚をもっていたくて、その分、ゴミ当番もたくさん回ってくることになるわけで。

 とは言え、だいたいにおいて、心配よりも、たいしたことはなくて、楽しかった❣️になるのも常なのもわかっている。 

 奥様が保育園の園長さんされていた、工学部出身の方が、よく私をからかわれる。なぜか、ピアノの話になり、「二階にピアノ置いてあるからさあ。」と言われ、エッ、落ちてこないか、心配ではないのかしらん?と思い、「今、教室に、ピアノ(しかもかなりデブ)置いてあって、横通ったら、ゆわんゆわんするから、私、心配してるんですけど、二階、怖くないですか?」とお聞きしたら、「なあん、大丈夫やちゃ!あんた通って、床抜けんがに、ピアノ、大丈夫やちゃ!」と笑われた。 

 揶揄われて、自分も一緒に笑っている。

 まあ、そんな調子で、そのあと、奥様が代わりに来られたので、女性数人で楽しくゴミ当番していた。ときおり、たくさん持って来た人のゴミを分けるのをお手伝いする。その間に、習い事的に、楽器を習うお誘いがあったりする。さてさて、かねてから考えていたフィルに入るのとどちらが適切か?としばし悩む。

 しばらくして、お二人が、向こうにあるお家から、たくさんの本を運び出され出した。たくさんの本を捨てる方がいらっしゃるようで。お手伝いしようかなあ、と思って行ったら、なんと、哲学書、中国文学の本、世界文学の本などなどであった。

 思わず、「この、『水滸伝』、大人の本ですか?』とお聞きしたら、「そうやよ。」というお返事。そのお返事を聞くころには、読みたかった、モンテスキューや、ニーチェ、カロッサなどの、今ではなかなか手に入らない本があることに気付いていた。

 その後、当然のように、その本たちは、私がいただくことになり、それ以外にも、大辞典を数冊、いただくことになってしまった。

 なんでも、旦那さまは、英語の高校教諭だったそうで、昨年末亡くなられたそうだ。思い出の本を捨てるのはお辛かっただろう。昨年、父を亡くしたので、母の気持ちと重なる。

 それに、高校教諭なら、先輩にもあたる。先輩から本をいただくような気持ちで、使わせていただきたい。

 思わぬ出会いのあった日。しかも、読みたかった哲学書が入ってる。勉強していいよ!と神様から言われているみたい。

 し、し、しかし、クローゼットも含めて、早く収納をしなければ、服どころか、本で溢れかえってしまう。早く対応を考えなくては。

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