見出し画像

日記10-結婚というものに向き合わなければいけない年齢になった話。

どうも、陽毬(ひまり)です。
今日は、ちょっと憂鬱な話です。恋愛、結婚と出産という重たいテーマです。



「催婚」文化

中国や台湾という家族を重んじる文化を持つところでは、催婚(結婚を急かす)というおそらく誰しもが経験しないといけないイベントがあります。
文字通り、年配の親戚や家族が結婚を急かします。
ある年齢を超えると、久しぶりに会う親戚たちは皆、まだ結婚していない若者のプライベートを気にし始め、あれこれ聞いてくるようになります。

春節は家族がみんな集まって新しい一年を迎えたことを祝う、中華圏の人たちにとって非常にめでたい祝日です。
実家を離れて仕事をしている若者たちは実家に戻って祝うのが普通です。
近年、年配の親戚が20代、30代の若者たちに結婚や出産の話になると口うるさくなってしまうから、帰省は嫌だという声はよく聞きます。

私は大学から日本で過ごしているから、親戚との集まりに参加する機会が少なく、そういう類の質問から逃れることができました。
ところが先日、不意打ちをくらいました。

「彼氏できた?」
何年かぶりのおばあちゃんに会いに行ったら、おばあちゃんがニコニコして私の手を握りながらそう尋ねた。

ちなみに、うちのお母さんもたまに似たようなことを聞いてきます。
ネットで可愛い子供が何かしている動画を見つけるたびに「こんな孫が欲しい」と言ってきます。
毎回聞こえないふりをしますが、おばあちゃんの話は流石に無視することができず、とりあえず笑って誤魔化しました。

そして愛想笑いをしながら思いました。
「ああ、ついに逃げられなくなった(絶望)」、と。

24歳にして、周りの大人たちはすでに私の結婚事情を気にし始めています。
「まったく余計なお世話だわ」、と言い放つ度胸があればどれほど楽か…



意味わからない催婚文化

中国の高校で勉強していたので、中国では高校生は校則によって恋愛が禁止されていることを知っています。
理由を簡単に言うと、「恋愛にうつつを抜かす暇があれば良い大学に入れるように勉強しろ」です。
中国は土地が広く人口が多い分、毎年の高考(全国統一大学入学試験)において良い大学に入学することを目指すのであれば、非常に厳しい受験戦争で生き残る学力が必要です。
その点において、恋愛は確かに勉強の邪魔になる恐れがあります。
しかし、高校での恋愛が禁止されているのに、なぜか大学に入ってすぐ「彼氏・彼女できた?」「いつ結婚するの?」とかを聞いてくるようになります。
いや、何その豹変。
恋愛もろくにできなかった環境から出た途端それ以上のことを求めてくるの?本当にふざけないでいただきたい。
そもそももう2024年だよ?傳宗接代(家系を引き継ぐこと)という考え方自体が時代遅れなんだと思うなぁ…(語り継がれるべき偉業なんてないのに、血縁なんか気にしてどうするって感じなんだけど)

(ちなみに、ただ単に年に1、2回くらいしか会わないから、そもそも話すことがなくて、世間話として結婚なんかを話題にしている可能性もあります。大人が考えることなんぞ私にはわからん…)



恋愛、結婚、そして出産

私は昔、恋に憧れていました。
幼稚園に通う頃にすでに好きな男の子がいました。(ませた子供だなぁ)
その後も年が重ねるのにつれて、男の子を好きになることもありました。
ただ、特に恋人と呼べるほどの関係性を築いていませんでした。
何せ当時は恋愛よりも勉強の方が重要だったし、片思いも普通に楽しかったので。

しかし、その考えは大学に入ってから少しずつ変わりました。
まず、出会いがない。
出会いが欲しければ、自分から色んなイベントに参加し、人とコミュニケーションを積極的に取る必要がありましたが、内向型の私には無理でした。
それに、やりたいことが多すぎて、そもそも恋人なんかを作る暇がない。
なので、私は考え方を変えました。
「恋愛はわざわざ時間を割けてまでしない。出会いがあれば、する。なければ、それもそれで良い。」と、割り切りました。

恋愛はいつかしたい。でも今じゃない気がする。
本当に好きな人に出会ったら、その時に恋愛と結婚について考えればいいはずなのに。

出産なんて尚更論外。
生物を学んだことがある人なら、妊娠から出産まで女性の体にどれほど大きい負担がかかるかわかるはずです。
「子供は可愛いよ」、「人生が変わる」、「母親としての幸せを味わえる」とか、出産を経験したことがある女性は皆そう言うけど、
いや、怖いわ!!!
恋愛や結婚の願望はまだ私の中に残っているけど、出産だけは正直全然考えていません。
自分の体を壊すリスクを負ってまで子供を産みたい考えは、いつか理解できるようになるのかな…
自分を一番大切にするのではなく、他の人を優先する人生を、私もいつか選択するのかな…
まだ答えは出ないまま。



このまま、もう少し

私にはやりたいことがたくさんあります。
それこそ、大学・大学院時代に忙しくてする時間がなかった、あるいは自由に使えるお金がなかった、などの理由から当時泣く泣く諦めたことです。

好きなことを仕事にして、経済的に独立な人になりたい。
読書を毎日して、感情解像度を高めたり、知識を得て視野を広めたりしたい。
10年以上前に中学受験を言い訳に辞めた、特に好きではなかったピアノをもう一度弾いてみたい。
好きだけどあまり上手くない歌を綺麗にできるようになりたい。
年に1か2回日本に旅行に行って、たくさん遊びたい。
絵を描けるようになりたい。
数学、物理など高校の時に苦手だった科目を勉強し直したい。
プログラミングをできるようになりたい。
投資を初めてみたい。
……

やりたいことは本当に多すぎる。
今は、ただただ好きなように生きたい。



最後に

未来のことなんて誰にも分からない。
10年後の私は、まだ独身のままで毎日を満喫しているかもしれないし、意外にもすでに出産をして楽しく母親をやっているかもしれない。
未来に関して何一つわかりませんが、とにかく、自分に素直に生きようと思います。
そうすると、また新しい何かが見えてくるかもしれない。

ちなみに、これから親戚に結婚を急かされたら、やはり「うふふ」とニコニコして誤魔化そうと思います。
誰が何を言おうと、私の人生だし、私の思うままにやらせてもらうよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?