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リセットのごとく何回でも生まれ変わる

タブレットで絵を描いていると不思議な気持ちになる時がある。

片付けるものが何もない。


私は今まで紙と鉛筆と、時には絵の具、時には周りにあるものを使って作品を作ったりしてきたけれど、デジタルで絵を描いたことはなかった。


正直なところまだ始めたばかりというのもあるけれど、結構楽しいです。そして私は80年代生まれという事もあり、アナログな時代も若い時に通っているからかこのデジタルな感じをいまだに当たり前のことと思えない時があります。

例えば、タブレットで絵を描いて間違えたら何の痕跡も残す事なく消しゴムツールで消し去ってしまえる、レイヤーをゴミ箱にポイすることができる。


紙の上だとそうもいかない。足跡が少なからず奥に奥に残っている。


昔、「テレビゲームなんかはいつでもリセットが出来てまたスタートさせる事ができる、それの繰り返し」みたいに仰っていた方がいたのだけど、それを聞いた時当時の私はなんかあまり良い印象を受けなかったんですよね、何でだろ。

都合悪くなったら止める、みたいに思っていたのかもしれない。


でも今は逆。


リセットできるなんて素晴らしいじゃないか。。!


リセットするとか、途中でリタイアするとか、方向を変えるとか、少し立ち止まってみるとか、何もしないでじっとしている事って、常に何かを考えて四六時中ソワソワ、常に頑張り続ける、という状態より難しいのではないかと思う。もちろん、人によると思いますが。

私は落ち着きがない方なので手持ち無沙汰になると何だかソワソワしてしまうんですよね。だからじっとしている事が正直なところ得意ではないと思いますが、あのじっとする、という行為をする時とても神聖な何かを感じます(大げさ😅)


でもそのじっとしよう。。と決めた時に決まって猫がじっとしている姿をいつも思い浮かべています。具合が悪い時、猫は何も食べないしじっとしている、という話を聞いて以来、ちょっとお手本になりつつあるという🐈


だからこのタブレットで絵を描くという行為も、間違えるたびに何回も何回も生まれ変わっている様な感覚を覚えるのです。

もはや2Dではなくて4Dな次元を体験している感じですが。


その傍ら、3次元の世界に戻って色んな素材に触ったり、紙や色んな素材で作品を作っている人たちを見るととても愛おしい感覚を覚えました。

すごく不思議な体験だったんですけどね。。


こんまりさんのyou tubeを見たからなのか、アニミズムにまつわる本を読んだからなのか、物に対する感覚というものが少し変わってきた気がします。最近外から帰ってきたら靴の裏を拭くようになりました(これもまたこんまりさん影響。影響されやすい😂)でもほんと、靴裏って色んなものを受け止めているところなのに見過ごしがちだなあと納得したんですよね。


アナログもデジタルもどちらもバランス良く組み込んで、良い感じのハイブリッド仕様になっていきたいなと思う今日この頃です。


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