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【ふるさとを語る】競馬の歴史 プロローグ2 ~馬の分類法・品種をざっくり語る~【歴史シリーズ】

🐴はじめに

プロローグ1は⏩こちら⏪

こんばんは☺️。皆様、日々のお仕事・学業お疲れ様でございます。

最近、一気に冷え込んで参りました。筆者の地元・十勝では、本日の最低気温が2℃になってました🥶。皆様、体調管理にはくれぐれもご注意を⚠️。筆者も勿論気をつけます。

さて、前回はプロローグ1として、馬の種としての進化の軌跡を辿りました。

今回は『馬の資料館』の資料などに基づき、様々な分類法・品種のご紹介を行って参ります。

~今回の流れ~

🐴日本の分類法

🐴馬の代表的な品種をご紹介

よろしければ、お付き合いください🙇‍♂️。


🐴世界で200種類以上もある、馬の分類法!

写真出典:https://i.pinimg.com/736x/e4/82/ea/e482eaff981f6b612d1776dafbdf32aa.jpg

現在存在する全ての馬は、エクウス・カバルスという大枠の中に属しています。しかし、その中でも小型であったり、大型であったり等、色々な種類の馬が存在しています。

これまでに人類は解剖学、用途、血統など様々な見地から馬を分類してきており、その分類法の数だけでも、世界で200種類以上(!)もあるのだそうです!驚きですね👀!


🐴日本の分類法

写真出典:https://www.photock.jp/photo/middle/photo0000-4274.jpg

日本では、一般的に大きく分けて「軽種」「重種」「中間種」「在来種」「野生種」「ポニー」などに分類されているようです。

厳密に言うと「軽種」を財団法人日本軽種馬登録協会が登録規定を行い、社団法人日本馬事協会が「軽種」以外を「乗系」「輓系」「小格」に分類して登録を行っています。


🐴「軽種」「重種」「中間種」「在来種」「野生種」とは

こちらでは、日本で一般的に用いられる分類・分類ごとの品種を大まかにご紹介致します。

🐴「軽種」とは

写真出典:https://www.photock.jp/photo/middle/photo0000-4281.jpg

皆さんは「馬」と言うと、どのような姿を思い浮かべますでしょうか?おそらく、多くの人が目にした事のあるほとんどの馬が、この『軽種』に分類されています。

その名が意味する通り、馬体重約400~500kgと軽量でスマートな体型をした馬の事で、競走馬や乗用馬として使われる種類です。軽量ゆえ走るスピードが速いのが特徴。

どれぐらい速いかと言うと、伝説の名馬ディープインパクトの最高時速が65キロほどだったと言われています。ちなみに、人類最速のウサイン・ボルトの最高時速が38キロと言われていますので、如何に速いスピードなのかが分かると思います。

🐴代表的な品種

『サラブレッド』『アラブ種』『アングロアラブ』など

🐴『重種』とは

写真出典:Wikipedia『ペルシュロン』より引用

その名の通り、馬体重800~1トンを超えるものもある大型の馬の種類を言います。重いので動きは軽種に比べ鈍重ですが、頑丈で力強く、性格が大人しい品種が多いのが重種の特徴です。

その力強さゆえ、古代より人力では厳しい作業や、農作業、荷物の運搬に重用されてきました。

筆者の地元、帯広でのみ開催されているばんえい競馬で使用されているのも重種で、最高峰の重賞レース「ばんえい記念」では、馬体重とほぼ同じの、1トンもするソリを曳けるほど力持ち💪なお馬さんなのです。

🐴代表的な品種

『ペルシュロン』『ブルトン』『シャイアー』など

🐴『中間種』とは

写真出典:Wikipedia『クォーターホース』より引用

中間種とは、速く走る事を目的とした軽種と、重い荷物を引く事を目的とした重種の中間にあたる種類の馬を言います。

軽種に比べスピードは劣るものの、頑丈で大人しく従順な馬が多く、跳躍力にも優れているので馬術競技などにおいて活躍しています。

また、中間種のクォーターホースは瞬間的に軽種を上回るスピードを発揮する事ができ、アメリカで2005年に行われた、302mの下級戦において、100m区間の最高時速として92.6キロを叩き出しています。

🐴代表的な品種

『クォーターホース』『セルフランセ』『スタンダードブレッド』など

🐴『在来種』とは

写真出典:Wikipedia『木曽馬』より引用

古くから日本に存在していた馬種の事で、洋馬種と交配する事なく、現在まで純血を保っている品種を在来種と言います。

北は北海道、南は沖縄まで広く分布していて、それぞれの個性が豊かなのが特徴。どの品種も体高147cm以下と小型で、ポニー種に属しています。

🐴代表的な品種

『北海道和種』『木曽馬』『野間馬』『宮古馬』など

🐴『野生種』とは

写真出典:Wikipedia『モウコノウマ』より引用

現在、人間による手の加えられていない真の野生種は、上の写真のモウコノウマだけと言われています。

その他にはアメリカのマスタング(フォードじゃないです😂)や、宮崎県の御崎馬がいますが、家畜として飼育されていたものが逃げ出し半野生化した品種なので、純粋な野生種ではありません。

そのモウコノウマも、1966年にある昆虫学者が確認したのを最後に、1968年ごろに絶滅したとされます。

しかし、欧米諸国の動物園で飼育されていた個体を再野生化させ、現在モンゴルの保護区において100頭以上に回復しました。


🐴馬の代表的な品種をご紹介

※『馬の資料館』のスタッフ様より撮影許可をいただいております。
『馬の資料館』の資料。様々な写真が展示されていた。
こちらでは、馬の代表的な品種をご紹介致します。

しかし、馬の種類は250種類以上存在すると言われており、全てを網羅する事は出来ないのをご了承ください🙇‍♂️。

🐴サラブレッド

名馬オルフェーヴル。2011年有馬記念表彰式にて。
写真出典:Wikipedia『サラブレッド』より引用

サラブレッドの歴史は比較的浅く、18世紀初頭にイギリスでアラブ馬やハンター種などから競争用に品種改良された軽種馬です。1791年以来、厳格な血統登録が行われており、1頭1頭に必ず血統書が存在しています。

体高は160~170cm程で、体重は450~500kgが一般的です。

人を乗せた状態で数分間継続して、時速50~70キロものスピードで走る駿足を持ちます。反面、肉体・精神面でデリケートで、ケガをしやすく、閃光に弱いなどの弱点もあります。


🐴ペルシュロン

「輓馬の父」もと言われる、ペルシュロン種のイレネー号。通常の競馬のG1に相当する、BG(ばんえいグレード)1の「イレネー記念」の名のもとになっている。

フランスのノルマンディー原産の重種馬で、遡ること8世紀に、フランスの重種にウマイヤ朝からの戦利品である、アラブ種やバルブ種の血が入っているとされます。

体高は160~170cmほどが一般的ですが、大きい個体だと2mを超えるものも存在します。体重は1トンにも達し、サラブレッドのおよそ2倍もあります。

ばんえい競馬で用いられているのは勿論の事、かつては農耕馬、重装騎兵の軍馬、大砲の牽引などに用いられておりました。

動きは鈍重であるものの、力強く大人しい性格であるためか、ディズニーランドのパレードでは長らくペルシュロン種が使用されています。


🐴クォーターホース

写真出典:Wikipedia『クォーターホース』より引用

正式名称はアメリカンクォーターホースと呼び、その名の通り主にアメリカにおいて乗馬用、牧畜作業、競馬などに使用されている品種です。

体高は150cmほど、体重は400kg程度とサラブレッドとほぼ同じ。クォーターホースの名の由来は、クォーターマイルレース(1/4マイル競争、約402m)からきています。

瞬発力に優れ、急発進・急停止もそつなくこなします。また、馬に出来る事はなんでもこなすとされています。

筆者の好きな漫画『スティール・ボール・ラン(ジョジョ7部)』劇中のレースにおいて使用されている馬は、主舞台が19世紀末のアメリカのため、おそらくクォーターホースだと思われます。


🐴北海道和種

写真出典:http://www.kei-bank.com/native/dosanko

日本各地に在来種が存在しておりますが、筆者の地元が北海道なので、北海道の在来種のご紹介とさせていただきます🙇‍♀️。

北海道和種とは、北海道で主に飼育されている品種で、鎌倉時代に和人が本州から持ち込んだ南部馬が先祖とされています(それまで北海道には馬が存在していませんでした)。

体高はおよそ125~135cm、体重は350~400kgで、在来種の中では比較的大型。性格は温厚。

北海道の厳しい環境や粗食に耐え、200kgもの荷物を運搬する力強さがあるので、旅人を乗せたり荷物の運搬に大活躍しました。

北海道のテレビ局、STVのマスコットキャラクター「どさんこくん」の元となった品種でもあります。

こちらがSTVのマスコットキャラクター「どさんこくん」。2018年にキャラデザインがリニューアルされ、より可愛らしい外見に。夕方の帯番組「どさんこワイド」で見る事ができる。
画像出典:https://www.stv.jp/tv/dosanko/u3f86t0000037l8q-img/u3f86t0000037lat.jpg

🐴今回のまとめ

🐴世界では200種類以上も分類法が存在する!

🐴日本では『軽種』『重種』『中間種』『在来種』『野生種』などに大きく分けられている

🐴馬の種類は世界で250種類以上も存在する!

🐴野生種で現在存在しているのは、モウコノウマのみ

🐴あとがき

如何でしたでしょうか?

今回は馬の分類法や品種をざっくりとご紹介させていただきました。

今回の記事を執筆するにあたり、分類法・品種数の多さや、品種ごとに得意分野や性格の違いがある事などを知る事が出来、凄く勉強になりました。

次回は、いよいよ競馬の歴史・古代編にいってみようと思います。その際は、是非覗いてやってください🙇‍♂️。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺️。

それでは、今日はこの辺で🤗。

また会いましょう☺️。

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