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うつ病とODと睡眠

私はうつ病になって初めて睡眠の重要性を感じた。
うつ病患者の体調管理には睡眠が非常に大きなウェイトを占める。

私は睡眠が安定している時期、全く眠れなくなる時期を1~2週間周期で繰り返していることが多い。安定しているとは言っても、睡眠時間が3~4時間ということも多いのだが…。全く眠れない時期は、文字通り一睡も出来ない状態である。一睡も出来ない時期は体調は最悪であり、精神的にも非常に負担が掛かっているように感じる。

眠れる時期、眠れない時期の夜をどう過ごしているか?眠れる時期は就寝前の薬を早めに飲んでしまうことが多い。少し寝つきが悪いと感じたら30分程度の散歩をすることにしている。身体が適度に疲れて眠りやすくなるような気がするためである。数時間でも眠れるという事が精神的な安定につながっていると思っている。

それでは全く眠れない時期はどうしているかというと、薬を早く飲んでも全く眠気がこないため、眠気が来るまで散歩をしたりnoteの記事を書いたりして待つことになる。眠気が少し来たところで薬を飲むのだが効き目はイマイチなのである。散歩も1時間くらいゆっくりと歩く。しかし身体は疲れるのだが、精神的に興奮状態になっていて動悸や眩暈が激しくなってしまう。眠れない時期は精神的な面が非常に難しい。高ぶった状態をどうやって抑えるのが良いのか?その答えが分からないため辛い時期を一定期間過ごすことになってしまうのだ。

眠れない時期が長く続いてしまった時などは、辛さのあまりOD(薬の過剰摂取)をしてしまう事が今でもある。うつ病になった初めの頃は症状が治まらないと薬を飲み過ぎてしまう事が多々あった。しかし薬を早い時期に無くしてしまう事になるので、その後辛い思いをすることになってしまう。それは分かっているのだが、薬を飲んでいるという安心感と、過剰摂取による多少の薬の効果があるので今でもついついODしてしまうのだ。

ODをするとは言っても、生死にかかわるような飲み方は絶対にしない。どのくらいまでなら摂取して大丈夫なのかは、感覚的にわかる気がする。医者や薬剤師のように知識があるわけではなく、感覚なのだ。今となっては恥ずかしい事なのだが、私は若い頃、違法薬物の常習者であった。違法薬物の他にも合法の抗うつ薬や睡眠剤も裏のルートで仕入れ摂取していたことがある。そういった経験が今の感覚につながっているのだと思う。薬物の常習者であったため現在薬の効果が出にくいのか?と考えたこともあるが正確な事は分からない。ただ、なんとなくだが、薬に慣れ過ぎていると感じることはある。

本当なら今の量の倍くらいの薬を処方して欲しいと思う事が何度もある。だが医者は徐々にしか薬を増やすことはしない。眠れないし、動悸や眩暈が激しくなっているのに、なぜ増やしてくれないのかと内心思う事があるが、それは当然の判断なのだろう。結局は薬の量が少ないと感じながらも、それでどうにかしなくてはならないのだ。

今は残念ながら悪い時期に入っている。眠れない時間を辛いと感じながら、どうにもならない夜を過ごしている。夜が終わっても昼間に眠れるわけではない。眠れない一日を何日も過ごさなければならない。

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