もったいないと思った男性の話。

『勿体無いな』と思った男性がいる。


見た目は清潔感がある

女性のことを尊重して扱ってくれる


性格だってきっと優しい


でもその男性は

ひとつだけ

もったいなかった。

語尾に「とか言ってw」と保険のように度々付けてくるのだ。

(とか言ったりもしちゃうよ〜?)という意味でおそらく使われているのだけど

非常に残念だなぁと思った。

癖なのだろうか。

『俺は自信がないです
「とか言ってw」は前の言葉を堂々と言える台詞です』

そう聞こえてしまう。

保険をかける男性をこの時初めて

少しだけダサく、弱く見えた。

この弱い部分を受け入れてくれる人は
きっと他にいるだろう。
可愛いと思う人は他にいるだろう。
自信をつけてあげる人は他にいるだろう。

ラインを交換しよう。と言われたけれど

好きな人の話をして

「電話番号ならいいよ」

と言った。

自分に価値を感じさせれない人に

自分を売り出されても

「隣にいていろんな話をしたいな。」

と私には思えなかった。

でも

未だにあの男性のことがたまに頭に浮かんでくる。

「ねぇ、語尾に付ける、『とか言って』そんな言葉言うのをやめたほうがいいよ。あなたは十分魅力的だから自信を持って。その言葉はせっかくのあなたの魅力的部分を見えなくしてしまう気がするんだよね。」

そうやって伝えたほうがよかったのだろうか。

私が変わるきっかけになれば良かったのだろうか。


この指摘をする人はあの男性にいつか現れるのだろうか。


 どうかあの男性に幸あれ。

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