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受検勉強スタートから結果(第6章)

 さあこれから勉強開始だ。しかし、4月 5月 6月と経ったが全くやる気がしない。
そりゃあ当たり前だ。入学する前の気構えは立派だったが、そもそも興味が無い。力が入る訳が無い。
 その時気がついた。

 そもそも興味の無いものに全力を注ぐのは無理。
 伸びしろが少ないのに頑張るのは間違い。
 スポーツでも何でも、そもそも「好き」って脳が指令しないと頑張れ無いし、踏ん張れ無い。だから嫌々やるのは地獄のようなものだ。

 とは言えだ。次の考えは最終的に間違っていると気づくが、この時点では、「やっぱりやるって言ったんだから」
「僕を加害者扱いした奴を見返してやる」って思いで、重い腰を起こして勉強を開始した。

 すると意外に頭に入った。理解も出来てきた。
レポートも終了試験もそれなりに点数を取れた。
はっきり言って気分も悪くない。むしろ、評価されて更にやる気が出てきた。

 社会では学力偏重主義は良くない。数字で人を計るのは間違いだ。って言う人もいる。
 人間には数字に計れない、個性や人格もある。
 会社の考課査定も大抵数字だ。あんなのは上司の主観でしかない。特に管理部門などは、正確な評価なんか出来る訳が無い。全ては査定する側の、好き嫌いでしかない。

 でも僕はちょっと違った。長年営業をしてきた。しかもドブ板営業だ。いちから電話して訪問して、自分と商品を認めて貰い販売する営業だ。
 「帰れ!」「居留守」「忙しいから邪魔」は当たり前。
名刺をうちわのように扱われた事もある。
帰り道に泣いた事もある。でも、僕は不思議と色んな上司と出会ったが、いつも「良くある事だよ」「頑張ったね」と励まされてきた。だから営業は好きだった。

 売上を上げて数字を見たら燃えるタイプである。
だから、数字を全ては否定しない。

 少々話がはずれたが、勉強は続けた。
根底には常に「今に見とけ!見返してやる」って気持ちで取り組んだ。

 そして、2年間毎日勉強した。
 以前にも書いたが、合格がどうこうでは無い。覚えとけよ!ぶっちぎりで受かってやる。って思いだ。

 そして、2022年2月試験が行われた。
結果「合格」である。
嬉しさは?無い無い。全く無し。

 これまでが自分の2年間であった。

 最終章で僕がnoteで本当に伝えたい事を告げるが、正直、資格なんかどうでもいい。試験なんて合格でも不合格でも人生に何の影響も無い。周りを憎んでも自分に得する事も無い。
 実はこの2年間は僕にとって人生をそして人格を見つめ直す時間だった。

最終章へ続く。。。

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コロナ禍の時に、僕の考え、環境、生活が変わりました。 ただコロナの影響ではないです。たまたまです。 記事をまとめてマガジンにしました。 コンビニで缶ジュース買うと思って購入して貰えたら嬉しいです。

僕は現在、一応精神保健福祉士ですが、支援も活動も一切してません。 むしろ今までは、ゴリゴリの営業マンでした。 訳があって、資格とりましたが…

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