見出し画像

理論的に心の問題を見る

今日は富士山が綺麗に見えました。昨日の雨で空気が澄んでいるのかな?


最近、難しい顔をして読んでいた『リーンスタートアップ』

ビジネス書だけれど、メンタルヘルスの問題を抱える方にも活かせそうだと感じたので、心の問題に応用して記事を書いてみたいと思います。


◆「バッチサイズの縮小」

例として、100枚の封筒で同じ内容の手紙を送る場合、中身をまず全て折ってしまうのが〝バッチサイズ100″、それに対し、1通ずつ封をするところまで仕上げていくのを〝バッチサイズ1”とする。

一見〝バッチサイズ100″の効率が良いように思うけれど、手紙の中身にミスや変更があった場合に、即応できないリスクがあり、また、大量に折った手紙の保管等に時間もかかる。相対すると〝バッチサイズ1″はスピードも速く確実な手段だということ。

メンタルヘルスの問題を早く解決しようと、「薬の変更」「生活習慣の改善」「栄養バランスの整った食事」「自助会等への参加」「積極的な気分転換」「睡眠の改善」・・・いきなり〝バッチサイズ100″ですすめようとすると、大変なことが多い。そして最初は頑張れたとしても、その分疲れが出てしまい、後に大ブーメランが返ってきてしまうこともある。

ならば、〝バッチサイズ1″にして、1つずつ確実に対処をしていくことも近道だと考える。着実に、その日の自分を仕上げていくことにフォーカスする。完璧な中身ではなく、ある程度のラインを達成できれば良し。たまに中身を吟味し、修正していくのも良いのではないか。


◆「5回のなぜ」

何か問題が起こった際に、表面的な症状の裏に隠れた原因を探れる。

たとえば、パニック発作が起きたとき。

1.なぜ、発作が起きたのか? →電車に乗ったからだ。

2.なぜ、電車に乗ると苦しくなるか?→逃げられないと思ってしまうから。

3.なぜ、逃げられないと思ってしまうのか?→自分の意思で止められない。

4.なぜ、止められないのが怖いか?→発作を予測できないからだ。

5.なぜ、発作を予測できないのか? →体の微細な変化に気付いていない。

自問自答することで、根本原因を深堀りできる可能性もある。

私の場合、5W1H、「どこで、何をし、誰といるときにどんなことが起こったか」を記録していくことで、心身の傾向を掴めることが多かった。

心の病気になると、客観性を失うことが多いが、気温、体温、血圧、イベント等、心と切り離せる部分で気付くことも多い。

カレンダーアプリ(月経周期管理)の使用もおススメ。気分や体調に関するメモ機能が多いため、振り返りやすい。



今日はなんだか小難しく書いてきたけれど・・・

たまには、とことん理論的にご自身を見てみるのも良いかもしれないです♪

本来は、結構「ムダ」が好きな人間なので、「ムダのない起業プロセスでイノベーションを・・・」といった文句は苦手です。

『楽しんで無駄にした時間は、無駄じゃない。』ジョン・レノン

小さな抵抗。笑


またね!

この記事が参加している募集

読書感想文

よろしければサポートをお願いいたします。今までの経験から、生きづらさを抱える方へ、人生何とかなるんだという安心感をプレゼントすることが私の夢であり、ずっと変わらない軸です。生涯変わらない自信があります。