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軽い運動をたくさんする事のメンタル改善効果


どうもこんにちわみなさん、三年引きこもり太郎ことあゆむです。
実は密かに少し改名して先日からあゆむと名乗っております。


ちなみにこの名前はこれからも焦らず一歩一歩進んでいこうという意味での歩む=あゆむというのと。また、単純に歩くってめっちゃメンタルにとって大事だなと思ったのでその意味もこめてのあゆむでもあります。


そう、実は歩くというような軽い運動の継続というのはやっぱりメンタルにとってすんごい大事だという事をみなさんに再び伝えたいです。軽い運動をたくさんするというのはいわば心身にとっての基礎みたいなもので。それをとばしていきなり激しい運動をするのはバランスが悪いし特にメンタルにとっては良くないと実際の経験から思います。


しかし、メンタルとは単純なものではなく、さまざまな要因の影響も受けます。歩くのが良いと言ってもただやみくもに歩きまくるのもダメでして、いろいろコツとか量の調整とかがあります。そこらへんの詳しいところを伝えられたらなと思います。


そして今回はメンタルの調子が悪い人向きに書いてますので、もともと元気な人にはあてはまらないと思います。またこの記事は自分の実体験から来てる部分が大きいので主観もかなり入っている事を先に断っておきます。ただ昨今のさまざまな研究と照らし合わせてもそんなにおかしい事はいってないと思います。


☆今回の記事の要点をまとめると

・座り過ぎをやめて良く動くようになって実際にメンタルが改善した
・メンタル改善には一日の活動量を増やす必要がある
・しかし過度の疲労はさけねばならない
・また座り過ぎも避けねばならない
・軽い運動は攻守のバランスが良い
・高強度の運動は体力がないといろいろと難しい
・総合的にみて軽い運動を中心にするのがベスト
・体力がついたら高強度の運動もしよう
・軽い運動&座り過ぎない事こそすべての改善の基礎


というような感じになっています。実体験としてメンタルが改善した経験から軽い運動の良さを語って行きます。語りすぎてかなり長くなったのですが以下が目次です↓↓。


実際にメンタルが回復し通院も終わった

さて、この一年ネット中毒から脱却し、メンタルを立て直す為にいろいろやってきました。そのおかげでメンタルは大いに回復し、心療内科通いも無事に終了し、やる気も戻り、失った人間関係もあるていど取り戻し(ただし地元の友人関係はほぼ壊滅しました、笑)。ふつうにパーティーでみんなをゲラゲラ笑わせるくらいになりました。また,前向きに人生を考えれるようになったというのも大きな成果だと思います。

そして今はもう薬も飲んでないですし、サプリもこの前紹介したビオフェルミンSとビタミンD、そして時々亜鉛とイノシトールくらいしか摂ってません。栄養はなるべく食事から摂るようにしています。

ここまでメンタルが回復したのはネット断ちをした事も大きかったのですが、座り過ぎも脱却し良く動く習慣を身につけた事もまた大きかったと考えています


今年の初めまでのメンタルは地獄の状態だった

思えば今年の初めまでは凄まじい情緒不安定と希死念慮、そして神経過敏と強迫観念、人間不信、対人恐怖というか対人憎悪ともいうような状態でメンタルはダークサイドを通り越して地獄の状態でした、これは決して誇張してるとかじゃなくてほんとにそうだったのです。

あの頃は人の心を失っていました、人を人とも思ってなかったですし。人は、いや世界の全てが敵と思っていましたし、この世に生まれた事も呪っていました。そしてまた神も仏も糞くらえ状態だったので仏壇とか神社とか破壊してやろうと本気で思ってました。自分でいうのもなんですが完全にヤバいやつでした。

もともと機能不全家族育ちという事で情緒が乱れやすいところはありましたが、瞑想やら運動やらいろいろやってよくなったはずでした。それがどうしてこうなってしまったんだろうと当時はほんとうに不思議に思っていました。まあその答えはいままでさんざん書いたネット依存症とネット断食だったのですが。(ネット断食の経過と結果のまとめはこちらのnoteをどうぞ)

そして、ネット断食で劇的に回復したのをきっかけにいろいろ調べたり実践したりして生活改善に取り組んで来ました。


現代人の不調の原因の多くは文明病

いろいろ調べてわかったのは現代人のメンタルの不調の原因の多くは文明病であるという事、つまり人類の脳というのは進化したように見えて実は石器時代からそんなには変わってない、なのに文明は急速に発達してしまっている(現代においてはそれこそ本当に急激に)。そのミスマッチによってさまざまな機能不全が生まれてしまっているのです。

例えば自分がハマってしまったネット依存はその最たるものではないでしょうか?。ネットは本当に便利です、世界中のどんな人とも手軽にコミュニケーションが取れますし、また世界中の面白い情報・動画・刺激的なポルノ・アップデートし続け飽きる事のないゲームにいたるまでがいつでもどこでも瞬時に手に入ります。しかしこれらのネットがもたらした膨大な情報と刺激は諸刃の剣でもあります。


大昔だったら(というか数十年前でも)それらのとても刺激的な情報なりコンテンツはそれなりの労力と時間を払わなければ得られないものでした。それが手軽というか一瞬で手に入ってしまうので、そのような環境に対応しきれていない私たちの脳は報酬系の機能がおかしくなってしまい、中毒になり、薬物依存症のような状態になってしまうのです。つまり無気力かつ情緒不安定、そしてまったく集中力の無い状態に陥ってしまいます(報酬系の異常についてはこちらのnoteに詳しく書いています)。実際自分はネット中毒に陥りそのような状態になっていました。


そして脳だけだはなく似たような事は私たちの身体においても起こっています、本来人間の身体は食べ物を得る為に動き回るように設計されています。人間も動物です、狩りをしたり木の実を探すために歩いたり走ったりして身体を動かしているのが普通だったのです。そうやって動き回って初めて健康を維持しすべての機能が最適に働くように設計されているのです。しかし現代では文明が急激に発達したせいか、かつてほど身体を動かさなくなりました。そしてあまり動かず食べてばかりいると肥満や糖尿病などの生活習慣病になってしまいます。

身体を動かさない事でメンタルも悪化する

そして、実は動かない事はメンタルにおいても悪影響をおよぼしてしまいます、人間は身体を動かさないとメンタルもどんどん悪化していくのです。座り過ぎの身体・脳・メンタルへのリスクについては以前書いたnote”歩く動くという事の重要性”にも書かせていただきました。こちらも是非みなさん見て行ってください。


自分は今年の初め頃までネット依存でした、そして今まで自分はネットの視過ぎの悪影響というのを主にブルーライトによる自律神経へのリスク、そして報酬系を狂わせる事によっての脳へのリスク、この2つの影響が大きいと考えていました。しかし実は、ネット依存によってひきおこされる運動不足というのもかなり大きなリスクだったんだなと最近特に思うようになりました。

何故かというと、これは実体験なのですが根拠があります、最近万歩計や活動量計を使って一日の運動量を測り、本格的に立ったり歩いたり家事をしたり運動したりと全体的な運動量を増やしたところ、身体も脳もメンタルまでも調子が良くなってきたのを実感できたのです。これは日々、歩数・運動量(カロリー消費量)・メンタルの調子などを記録して見比べているのでほぼ間違いないと思います。


アクティブカウチポテトだったネット中毒時代

そしてそれとは反対に、自分のネット中毒時代というのは本当に動くという事をしませんでした。運動不足はまずいと思っていたので時々筋トレやケトルベルなどをしていたのですが、それはごく短時間で、それ以外の時間はほぼすべて動くことなく座っていました。これはアクティブカウチポテトと言われてまして、こういう状態だと運動のメリットも帳消しになると言われています。実際自分は運動はしてましたが効果はあまり出ませんでした。

そして、どれだけ普段動かなかったかというと、トイレにいくのもめんどくさいのでギリギリまで我慢していましたし。自分の部屋の座椅子に座りっぱなしでそこから動く事はほとんどありませんでした。ゴミを捨てるのや物を取るために立ち上がるといった事も面倒だったのでマジックハンドを使ってものを取っていたほどです(笑)。もう無気力とめんどくさいの塊でした。

また神経過敏と対人恐怖があったので外出して歩く事もほとんどありませんでした。意識して人と会わないようにしていました。それでもごくまれに座り過ぎで尻が痛くなった時や気分転換したい時に外出してある所に行ってたのですが、そこはどこかというと・・・ネカフェです(笑)。
もうかなりのネット中毒でしたし、神経過敏と対人恐怖なので仕切りがあって静かなネカフェしか行ける所がなかったんです(ついでにいうと神経過敏すぎてカフェインも摂る事が出来ませんでした、ちょっとカフェインを摂っただけで動悸と不安感が襲ってきてました、今は普通にコーヒーとか飲んでます)。


歩き旅に出た時だけメンタルの調子が良くなった

ネット依存だった当時は本当に動かなかったんですが、そのせいでメンタルがより悪化していたと今では確実に思っています。たぶんネット依存の時の心身の不調の半分くらいはネットを座って視ていた事による座り過ぎの悪影響だったんじゃないかと今は思います。

というのも実はさっきあげた事以外にもうひとつ根拠がありまして、ネット依存の4、5年の間はメンタルが地獄状態だったといいましたが、その中でも実は例外的にメンタルや体調が良い時期が数回ありました。それが歩き旅に出ていた時でした。歩き旅というのは文字通りの歩き旅で、電車や車などを使わず移動手段はほぼ歩くのみの旅です。

4,5年のネット中毒の期間の間、長めの歩き旅が2回、1,2日のモノは数回行っています。そう聞くとけっこうアクティブだなと思うかもしれません。しかし動機はそんないいものではなくて、親戚の集まりから逃げたいからとか、座り過ぎて(さらに体重が増えすぎて)尻が痛すぎるので歩き旅にでも出ないと死んでしまうというからというネガティブなものでした。また、その当時は神経過敏すぎて電車に乗る事も車を運転することも出来なかったという事情もありました。


しかし、動機がどうであれ歩き旅に出ると最初はやはり神経過敏でぴりぴりしているのですがしばらくすると(だいたい数時間から1日くらいで)決まって神経過敏が収まって行きメンタルも体調も良好になっていきました。一日中歩いているのでやはり疲れるのですが、すごく気分がスッキリしてきて、今までの悩みや怒りもかなり小さくなり、なんであんな事で悩んでたり怒っていたんだろうという心境になるのです。


なんというかいい意味で鈍感力が増すのを感じました、歩き旅の際はだいたい宿泊費を抑えるためネカフェに泊まるのですが、いつもだったら神経過敏の為、あんな仕切りがあるだけの所では寝れないのですが、さすがに一日中歩いて疲れているので夜はすぐに寝る事ができました。また、朝は早く起きて出ないと料金が高くなるので自然と早起きになり早寝早起きのリズムに自然となりました。


また、引きこもりの時は知っているネカフェとかコンビニくらいしか入れなかったのですが、歩き旅に出ている時は知らない飲食店や銭湯やコインランドリーに比較的普通に入れました、いつもはある心理的な抵抗が無くなっているのが不思議でした。なんというか心の安定感が増しているという感じでした。


ただ、やはり歩き旅でも疲労が溜まってくるとイライラしたり情緒不安定になる事はやっぱりありました、なので歩き旅をやってみようという人はしっかりとした計画を立てて自分のペースを守ったり適度な休息を忘れないようにしてください。特に歩き旅では一度オーバーワークをしてしまうと身体のダメージは中々抜けませんので気をつけてください。

ともあれ、歩き旅から帰るといつもメンタルがぐっと良くなっているのが感じられました、特にイライラや不安、対人恐怖といったネガティブな感情がぐっと減っていて、穏やかで、安定していて、そして何かをやろうという意欲がだいぶ戻っていました。あと当時は神経過敏で電車などに乗れなかったと書きましたが歩き旅が終わる頃というか2日目くらいには普通に乗れるようになっていました。


歩き旅という素晴らしいライフスタイル

今考えると歩き旅というのは一つの素晴らしいライフスタイルだなと思います。自然と早寝早起きになりますし、一日中歩行という全身運動を続けます、そしてずっと外にいるので日光もたくさん浴びれますし自然ともふんだんにふれあえます(これは歩く場所と時にもよりますが)、また初めての土地を歩く事で脳にも良い刺激が与えられます。さらに一日歩いているという事は座ってネットをする時間は限りなく少なくなります(ネカフェに泊まっていたので夜は多少は見てましたが)。


運動や日光によって睡眠リズムも改善されますし、歩く事や日光を浴びることで精神安定に欠かせないセロトニン神経が活性化されたのだと思います。歩くというリズム運動はセロトニン神経を活性化させますし、またストレス解消効果も抜群です。イリノイ大学などの研究チームが行った大規模な調査でも「20分の早歩きでも人間の不安は大幅に減る」という結果がでています。


また自然の多い所をあるけばそれだけでストレスが減るという事も科学的にわかっています。イギリスのダービー大学が2016年に行ったメタ分析(複数の研究を集め精査&分析し結論を出す信頼度の非常に高い分析研究法)でも自然と触れ合うと副交感神経が活性化して一気にストレスが減る。という結果が出ています。

歩き旅をおえた後は身体は疲れてますが、心はとても充実していたのはそういう事なんだと思います。ですがその頃の自分はほんとうに惜しい事にそうして元気になったメンタルで再び元気いっぱいネットにのめり込んでしまっていたので、ほどなくしてその効果も失われては情緒不安定に戻ってしまうという事を繰り返していました、本当にアホでした。


メンタルの調子が悪い人には軽い運動の方が良い

ですが、今年にネット断食をして以来いろいろ試行錯誤した所、やっぱり歩くとか軽度の運動でもメンタルに凄く良いという事を再発見しました。というより個人的に思うんですけど、かつての自分のようなネット中毒や引きこもりやメンタルを病んでる人間には筋トレや高強度で行う短時間の運動よりも、長時間できるごく軽度の運動の方が効果的だと思います。特にメンタルにおいては。

これは個人的な意見なんですが自分はネット中毒の引きこもりの時も筋トレやHIITといった高強度の運動は行っていましたが、一時的に精神が高揚する以外はあまりメンタルの効果を感じなかったんです。というか筋トレ+HIITを本格的にやった時に不安&強迫性障害的な症状が出た事もありましたし。

そしてこれは科学的にもそれを裏付ける研究もがありまして、これはジョージア大学の2010年の論文なのですが、たくさんの筋トレとメンタルのデータを調べたものです。その結果をざっくりいうと。


・筋トレでメンタルが良くなるのはある程度は事実。
・もともとメンタルが健康な人ほどメンタルへの効果が大きい。
・その逆にガチの不安障害の人のはほとんど効果が出ないか全くでない。
・鬱病の人には効果はある。

(参考 ブログ・パレオな男 筋トレはどこまでメンタルの改善に役立ってくれるのか?)

そういえば自分は昔からの筋金入りの不安症ですし、前言ってた心療内科の先生に鬱ではないっぽいと言われた(でも別の先生には鬱だと言われたが)。ので筋トレとはあんまり相性が良くなかったのかな?。また、そもそもネット依存時代のメンタルの酷さはネットの視過ぎと座り過ぎから来ていたので筋トレやHIITが悪いという話ではないです。ただし後ほど詳しく述べますが、やっぱり自分は引きこもりやメンタルを病んでいる人。また神経過敏や不安・強迫性障害傾向の人には軽い運動の方をオススメします(とくに最初は)。

で、メンタルには本当にさまざまな要因が絡んでくるので正確に何が良くて何が悪かったかは分かりずらいです。環境やストレスの強度、食事や栄養、睡眠、神経の疲労度等あげればかぎりがありません。


運動や様々な要素とメンタルの詳しい関係

ただ、自分の場合は経験的に見てだいぶ正確にそれぞれの関連性や良しあしがわかってきたように思います。他の要因は無視してメンタルと運動についてしぼってみると次の要素が特に大きく関わっていると思います。ここで重要なのはまず体力(特に持久力)、運動の強度、疲労度、一日における活動量とそれに対する座っている(動かない)時間です。

そして強引に凄いざっくりとした簡単な式にしてみると。

(活動量ー疲労度)-座り過ぎの時間=メンタルのポジティブ度
 になると思います。

大雑把な式ですが、たぶんこんな感じになってんじゃないかと自分個人の経験上なんですが思います。やっぱりよく動き活動してるとメンタルも上がりやすいです、これは数多くの研究が示しているので間違いないです。

ちなみにここでいう活動とは運動・エクササイズもそうですしNEAT(非運動性熱生産)といわれる運動以外の日常での歩行・動作等すべての活動を含みます。たとえば立ち上がるとか家事をするとか貧乏ゆすりなど日常での活動全てです。

しかし活動は大事ですが、活動をずっと続けるとだんだん疲労が溜まってきます、そして疲労が溜まり過ぎるとメンタルのポジティブ度は下がってきます。極度の疲労の場合は誰でもメンタルはヤバくなります。なのでなるべく疲労を溜めないように活動量を増やす事が重要です。


また座り過ぎの時間が長くなればなるほど、メンタルにはよくないです。ポイントは座るのが悪いのではなくて座り過ぎが良くないということです。例えば運動して少しの間座って休むとかはむしろ疲労が取れてプラスになりますが、そのままずっと座っているとメンタルにとってはマイナスになります。では先にあげたいろんな言葉を使って詳しく解説したいと思います。


まず体力(特に持久力)は高ければ高いほどいいです。体力があればたくさん活動できる上に疲労も軽くてすみます。逆に低ければ活動量も低くならざるをえませんし、すぐ疲労してしまうのでポジティブ度もどうしても低くなります。

なので体力が高い=メンタルのポジティブ度を上げるのに凄い有利ともいえます。一日の活動量を疲労を溜めずに上げれますから。ポジティブ度は常に高い位置です、体育会系の人が総じてテンションが高いのはその為だと思ってます。

そして一日の活動量が多いという事はそのまま座っている時間が短いという事になります、そうなるとやはりポジティブ度においても良い影響を与えていると考えられます。それでも自分の限界を超えて活動しつづけてオーバーワークになると疲労度もうなぎ上りに上がって行き、どこかの時点でポジティブ度もゼロそしてマイナスに転じます。


反対に一日の活動量が低い場合はどうでしょうか?この場合疲労はないのですが活動量が少ないのでポジティブ度もあがりません、また活動時間が少ない=座ったり動かない時間が長いのでやはりメンタルには良くありません。歩く、動く事の効用や座りすぎのリスクはさっき紹介したこちらの記事が詳しいので良ければ見て下さい。


さらに忘れてはならない重要な点が運動強度と疲労度の関係です。運動強度を上げると活動量は一時的に上がりやすいですが長くは続けられない上に疲労度も格段に上昇しやすいです、体力があれば強度の高い運動もこなす事が可能ですが、体力が備わっていない時期に強度の高い運動をすると最初は高揚感を味わえても、その後すぐに疲労が勝っていき精神的にもダウンしてしまいます。そして強度の高い運動を長くやってしまうとストレスホルモンのコルチゾールが出てしまうというのも大きな問題です。



高強度の運動はやりすぎと疲労に注意

これはもう何度も書いたのですが、自分も生活改善の初期にHIITという高強度の運動をやりまくって、最初はハイになっていましたがその後見事に凄まじい疲労でダウン、もちろんメンタルもがた落ちでした。


また、自分の尊敬するパレオな男の鈴木裕さんも運動を始めた当初、それまで運動不足で体力が無かったにもかかわらず、いきなり週5の筋トレと一日90分のランニングという荒行を決行し、最初はハイになり気分が上がっていいたらしいですが、ほどなくして極度の慢性疲労に陥ったようです。なのでやはり自分の体力を正確に把握して運動の強度や量を調整するのはとても大切です。


個人的に思うメンタル改善への運動の方針

以上の事をふまえてメンタル改善の為の運動のやり方の結論をいうと。

自分の体力が許す範囲で、つまり疲労があまり強くならない範囲で一日の総活動量を出来るだけ上げる、かつ座り過ぎを防ぐというのがベストだという事になります。

具体的には、立ったり歩いたりというような軽い活動を一日の内で長めに行うという事になるでしょう。そういった活動ならば疲労もそんなに溜まらないですし、疲労がたまらないという事は長時間持続して行えるという事になります、そして長時間行えるという事は動かない座り過ぎの時間が無くなるという事にもなります。また軽い歩くというような運動は神経伝達物質のセロトニンを分泌させ精神を安定させます、という訳でメンタルには大変いいという訳です。


軽い運動はメンタルにとってバランスが良い

いってしまえば軽い持続的な運動はメンタルにとって攻守のバランスが非常に良いというわけなんです。軽い運動は長時間行えるのでトータルで見た活動量も稼げますし、疲労や座り過ぎというリスクをうまく防げます。


逆に筋トレや高強度の運動というのはバランスがいわば攻撃に特化してるように思います。かなり高い強度で行うので活動量は短時間で稼げるのですが、そのぶん疲労も大きくなり易いですし、長くなるとストレスホルモンと過度の疲労が出てきます。そして疲れてその後ずっと座っていたり動かないと座り過ぎのリスクも上がり、まさしくアクティブカウチポテトになってしまう可能性を秘めています。体力がある人が行う分にはむしろ全然いいのですが、基本的な体力がない引きこもりやメンタルを病んでいる人には向かないのではないでしょうか(特に最初は)。


立ち仕事をしていた時は元気だった

そして実際自分の今までの人世を振り返ってみても、軽い運動を長時間していた時、例えば立ち仕事をしていた時などは総じてメンタルは元気だったと感じます。立ち仕事をしてる時はストレスが多くてもなぜか元気でした。最初は覚える事が多かったり慣れなかったり疲れたりして大変ですが、だんだん慣れて疲れなくなっていきメンタルも元気になっていくという感じです。

これは大学の時に飲食店バイトを始めた時もそうでしたし(その時の事はこのnoteにちらっと載ってます)。また高校の時に郵便局で外で自転車での配達のバイトをした時もやけに気分が良くて充実していたのも今思い出しました。また前の仕事は某アミューズメントパークで基本的に立って、しゃべって動く、というものでしたがその仕事の時もメンタルは元気いっぱいでした。

その逆に動かない座り過ぎの時はやっぱりメンタルはあからさまに不健康になってます。これはネット中毒になってからの4,5年くらいがまさにそうなんですが、その生活を始めてからどんどん元気が無くなっていきメンタルはどん底に落ちていきました。ただ、そんな中でも歩き旅に出ていた時はすごいメンタルの調子が良くなっていたので、やはり立つ歩く、または軽い運動というのは思った以上にメンタルにとって重要なのだと本当に身に染みて思います。逆に言うと座り過ぎは本当に良くない、特に自分はその傾向が強いのかもしれません。


良く歩くようになってからメンタルが改善している

上の方でも書いたのですが、最近歩数や運動カロリー等を測って記録したところ、どうもメンタルには軽い運動を出来るだけたくさんするというのが重要だというが分かってきました。

具体的に言うと歩数が一日1万歩を無理なくこなせるようになったあたりからメンタルの落ち込みがほとんど無くなっています。もちろん最近エクスプレッシブライティングをはじめたり、音読を再開したりという事も関係してる部分はあるのかもしれませんが、やっぱり良く歩いたり動いたりしてる影響も大きいのだろうなと思います。

万歩計や活動量計を着けてからは、活動した量が目にみえるので達成感があって良く動くようになりました、また家事も運動になると思い毎日掃除&雑巾がけ+家の前の掃き掃除もしています。最初はやや疲れもありましたが最近はあまり疲れなくなってきて以前よりよく動けるようになりました。


そして、前まではネット依存時代の後遺症や生来の生きづらさが時々顔を出していたのですが、最近は前はそういう事もあったのかと忘れてしまうくらいメンタルが安定してきたと感じます(これはエクスプレッシブライティングの効果もあったと思います)。また、上の方で書いた通りカフェイン過敏もだいぶ治ってコーヒーも普通に飲めるようになりました。



軽い運動のススメ

今まで書いたのはあくまで自分個人の経験なんですが、科学的にもウォーキングのメンタル及びさまざまな効果は認められていますし、反対に座り過ぎのリスクも世界中で認知されつつあります。なので今メンタルの調子がすぐれないという人は今回のnoteを参考に軽い運動や歩く事を取り入れてみられてはいかがでしょうか?。

例えば、公園まで散歩へ行ってみるのもいいです、特にメンタルの改善を考えると太陽が出てる時間帯に緑の多い所に行くのがベストです。ただ神経過敏や鬱で外に出たく無い場合もあると思います、そういう時は家でエアロバイクやステッパー、またはその場足踏み運動でも全然良いと思います。また家の掃除やいろんな家事も立派な運動ですしおすすめです。特に掃除はやったら目に見えて部屋がきれいになるという成果が見えやすいので良いと思います。

もちろん本当にメンタルが落ちている時はそれどころじゃないですし、身体も動かないと思います。そういう時はゆっくり休んだり別の手を使った方がいいと思います。ただ軽い運動であればちょっとやる気になった時に手軽に始められますのでその点でもオススメです。


体力がついてきたら高強度の運動もOK

今回は軽い運動を猛プッシュしましたが、体力がある程度ついてきたら筋トレやHIIT等の高強度の運動も全然やってもいいというかむしろやった方がいいです。自分は今は週に2回か1回くらいそれらの運動をしています。自分の実感なんですが低強度の運動はメンタルの安定に良い感じで、高強度の運動はハイになる感じやぐわっ!としたやる気、頭のキレに効いてるような気がします。

実際筋トレやHIITはたくさんのメリットがありますので、体力がついて、アクティブカウチポテトや過度の疲労にならないのならば積極的に取り入れるのもいいでしょう。まずは軽い運動から初めて、充分体力がついてきたら時々高強度の運動を取り入れれば完璧だと思います。


軽い運動の継続=座り過ぎない事はすべての基礎

しかしくどいようですが、やはり重要なのは軽い運動をたくさんする事、ひいては不活発で動かない時間をなるべく減らす事です。軽い運動や日常での活動であるNEATは地味なんで意識されにくい気がしてます。でも非常に大事です。

最近ふと思ったんですが座り過ぎない、つまり日中軽くでも良く動いているという事はメンタルにとっても身体にとってもまた脳にとっても基礎みたいなもんで、ここが抜けてしまうと全てが崩れていっていってしまうと思うんですよ。

実際日中良く身体を動かすようになってからはメンタルも安定してストレス耐性もついてきましたし、体力も徐々についてきた上に体重も減って身体も引き締まってきました。

また頭も調子が良くて集中力を切らさずあれこれできる意志力も確実についてきましたし、前もちょっと書いたんですが脳トレのゲームである3DSの鬼トレの成績も前がランクAAだったのがいまはSSまで一気にあがりました。鬼トレのランクはAA→AAA→S→SSとなるので3ランクもアップしました。いろいろテクニックも駆使しての結果ですがここまで上がったのは自分でも驚きです。


最後に、みなさんもこのnoteを参考にして座り過ぎの時間をなるべく減らし、日中軽い運動やストレッチや掃除等でもかまいませんので身体を良く動かすという事を習慣にされるとメンタルはぐっと良くなると思います。ただ軽い運動でも長時間になるとやはり疲労しますので自分の体力と相談しながらこまめに休憩をとりつつやってみてください。



今回はほんとに長くなってしまいましたが最後まで見て頂いてありがとうございました!

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